トランスフォーマー ダークサイド・ムーン DD09 サウンドウェーブ&ミスター・グールド レビュー |
■ 発売元:HASBRO ■ 価格:6,300円 (本体のみ税込) ■ サイズ:全高約17センチ(ロボットモード時頭頂高) ■ 登場作品:トランスフォーマー ダークサイド・ムーン ■ シリーズ名:トランスフォーマー ■ 11年12月11日登録 |
実写劇場版TF3作目 『 トランスフォーマー ダークサイド・ムーン 』 より、
サウンドウェーブ&ミスター・グールドをレビュー!! ベンツAMG×ヤンエグ(死語)社長というバブルの夢再びな組み合わせ ですが、どんなアイテムに仕上がっているのでしょうか。 |
パッケージは、いつもながら開閉がめんどくさいヒューマンアライアンスシリーズ共通型のウインドウサック箱。 サウンドウェーブ本体、レーザービーク、そしてミスター・グールドと、ただでさえ賑やかな内容なのに、メックテックカードやらその告知シールやらがベタベタと貼り付いており、いつにも増して盛りだくさんな印象。 バックには最終決戦場&処刑場となったシカゴの炎上風景が描かれています。 こんなラクガキも・・ |
DD09 サウンドウェーブ ビークルモード | |
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ビークルモードはメルセデス・ベンツ SLS AMG クーペ。 6.2L V8 420馬力 フロントミッドシップレイアウト のスーパースポーツ。 超ロングノーズなプロポーションから細部のモールドに至るまで、簡易ながらも 実車に忠実に造らんとする心意気がうかがえます。 | |
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外板はグレーの成形色が活かされており、
ヘッドランプ周りと窓はブルーグリーンのクリアパーツ製。 シルバー塗装されたホイールの奥にはディスクパッドも細かく造りこまれています。 テールランプがクリアパーツでないのが惜しい。 |
HAレッドフットと2ショット! 車格はほぼ同じくらい。 やはり実車に近く造形された2台を並べると上がりますね。 |
ドアは左右ともガルウイング式で開閉可能。 ヒンジ部が外にスライドするので、高く跳ね上がります。 | |
ステアリングの形状やメーター類の配置だけでなく、ダッシュボードの エアコンの噴出口までそれらしく造形されています。 | |
ヒューマンアライアンスのミスター・グールドを乗り込ませることができます。 シートのピンで背中を固定し、ハンドルもしっかりグリップ。 | |
助手席にも搭乗可能です。
一回り大きいサムでもOKですが、 腕をおろすスペースはありません。 | |
■ FRONT & REAR | |
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■ SIDE & BOTTOM | |
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DD09 サウンドウェーブ トランスフォーム | ||
@ 左右のバンパーをせり出して斜めに傾けながら中央に寄せます。
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A まず、ボンネットとリアエンドを残すようにロックを外してボディを割ります。 次にキャビン前の紺色のフレームを展開し、側面が下を向くように捻りながら左右に引き出します。 さらにボディ左右の向きが元に戻るように捻りながら、紺色のフレームをフロントエンドに回し込んで固定します。 | ||
B ドア部分、シャーシ側から見たところ。 ドアを上げて、その直下のサイドシルを展開し、フロントフェンダー後部をシャーシを覆うように捻ります。 | ||
C まず、キャビン後部のロックを外します。 次にダッシュボードに連なるフレームを起こして折りたたみ、ルーフを前方に移動します。 この時にシートを前に倒しておきます。 | ||
D シートからリヤフェンダー部が腕になります。 ディセプティコンのエンブレムが外を向くように捻り、先端付近から内外のクローを展開します。 クローが引き出されたスペース(甲)にタイヤを反転して収めます。 | ||
E リヤエンド部分をまず、縦に左右に割り展開。 次に上下に割り展開して脚部を形成します。 | ||
F リヤエンド、ナンバープレートの付いた下部分。 3本の支柱をそれぞれ展開し、足部を形成します。 この後、脚全体を股関節から下方向に反転させておきます。 | ||
G ボンネットをこじ開け、フロントグラス以下に連なるフレームごと下を向け、頭部を引き起こします。 頭部を出した後、ボンネットの根元のヒンジをしっかりボディに密着させ、ボンネットを折りたたみます。 最後にフロントフェンダーを頭部の方に倒します。 | ||
H 上半身と下半身をつなぐフレームを折りたたみ、胸下のジョイントに確実にロックしてトランスフォーム完了!
※手順は個人的なものです。 パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。 |
DD09 サウンドウェーブ ロボットモード | |
■ FRONT & REAR | |
両腕にパーツが集中し、マッシブと言うよりビーストなDOTMサウンドウェーブ。 G1以来のコーンスピーカーの円形に、車輪の円形が加わり新鮮な印象。 | |
HAレッドフットとロボットモードで2ショット! レッドフットと並べるとサウンドウェーブが正統派にすら見えてくる・・・。 |
防衛参謀と情報参謀の2ショット! DOTM版のリーダー破壊大帝とボイジャー航空参謀が欲しかったなあ・・・。 |
■ BUST UP | |
胸に輝くスリーポインテッドスター!(跳ね馬はど〜した/笑) 目は塗装仕上げで、集光ギミックはありません。 | |
其処彼処にこれでもかとばかりスピーカーの意匠がちりばめられています。 ちなみに腰奥のグレーの部分はCジョイント対応ではありませんでした。 | |
顎より上が動き、口が開閉します。 個人的にはクリアパーツ × バイザーギミックがよかったなあ。 |
■ ミスター・グールド | |
ディセプティコンをクライアントとする超経営者! 他のDOTM版HAフィギュア同様、手首も回転します。 本編の役者より三木谷さんに似てる気がする。 | |
HAバンブルビー付属のサム、HABリバーブ付属のデトゥア軍曹と3ショット。 肌色の塗装はサムに習って欲しい。 | |
腕のスピーカーを起こすとグールドを搭乗させることができます。
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腕付近にはHA用のジョイントピンが複数あり、いろいろ工夫して使いたい。
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■ レーザービーク | |
サウンドウェーブ配下のコンドル型トランスフォーマー。 羽の付け根と足がボールジョイントで可動します。 | |
DD07 DXクラスのレーザービークと2ショット。 翼の意匠はHA版の方が好み。 | |
両腕のシートが変形した部分がCジョイント対応で、 レーザービークを接続できます。 | |
HA用のジョイントピンが複数あるので、いろいろ工夫して遊べます。
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スピリッツ!
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■ スピーダーバイク | |
腹からミサイルランチャーを展開し、羽と足を合わせれば エンドアのスピーダーバイク風ビークルに変形。 | |
足はフットレストのピンで確実に固定、ハンドルもしっかり握れます。 上部のボタンを押すとミサイルを発射! | |
肩のメックテック(5o)ジョイントでサウンドウェーブに合体!
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両腕のスピーカー部分は他のメックテックウェポンを、 Cジョイントにも他の武装を取り付けることができます。 | |
両肩と首横に計4つのメックテックジョイントあり。
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ACTION | ||
頭部は軸回転。 肩はフロントタイヤ部を上げれば、画像の位置くらいまで開くことができます。 | ||
肘は単軸で90度強曲がり、回転軸もあるので意外にフレキシブルに動かせます。 クローはヒンジで画像位置まで開閉可能です。 | ||
股関節は軸の組み合わせで広い可動範囲を実現。 左右開脚も180度をクリアしています。 | ||
膝は軸の組み合わせで90度強曲がります。 足の3本のフレームはそれぞれ独立可動するので、接地性、アクション性は意外によいです。 |
ギャラリー |
【コメント】 ビークルモードを真剣に再現しようという心意気は見事! また、奇抜なトランスフォーム方式や、パワフルなロボットモードのスタイリングも、これまでのサウンドウェーブ像を良い意味で翻すもので、素晴らしく思います。 本編中でもともに活躍したコンドル型トランスフォーマーのレーザービークを付属させ、肩に装備する武器に変形させるアイデアは、G1サウンドウェーブのエレクトリックランチャーへのオマージュも感じられ、思わずニヤリとさせられました。 ミニフィグのミスター・グルードはビークルモードで運転席に、ロボットモードでも両腕部などにジョイントできる他、レーザービークにも乗せたり取り付けたり、いろいろ絡ませることができるので、遊んでいてシンプルに面白い。 この三者は、先行発売されているHAレッドフットに付属するデトゥア軍曹やスチールジョーのように想定の存在ではなく、実際に同名で絡んでいるので、劇中の様々なシチュエーションを再現して楽しめるのではないでしょうか。 しかしこれらのプレイバリューはほとんどロボットモードに限られるもので、ビークルモードではミニフィグが乗り込める以外これといった遊びの提案が為されていないのが惜しまれます。 例えばG1やジェネレーションズ(ユナイテッド)のように本体に格納されるというのがベストですが、アニメイテッドのようにルーフに荷物風にセットするという形でももちろんOK。 メックテックシリーズではルーフにドアに壮絶にジョイント穴が開いているものも多かったですが、ミニチュアモデルに迫るスタイリングを標榜するHAシリーズでは二兎は追えなかったのでしょうか。 あと、心残りはカーリーのミニフィグが付かなかったこと! ミカエラ役のミーガン・フォックスが激怒して降板するきっかけとなった(ウソ)といういわくつきのヒューマンアライアンスですが、これはぜひサプライズとして、ディーノとかと組で発売して欲しいですね!! |