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トランスフォーマー ダークサイド・ムーン アイアンハイド:ヴォイジャークラス (海外版) レビュー

■ 発売元:HASBRO
■ 価格:3,980円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約17.0センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 11年4月2日登録
公開が待たれる実写劇場版TF3作目『 トランスフォーマー ダークサイド・ムーン 』より、ちょっと乱暴な戦闘のプロ・アイアンハイドがヴォイジャークラスにて登場!!

変遷を重ねるムービー版アイアンハイドですが、今回は完全新規設計となっているようです。




DOTM アイアンハイド ビークルモード



ビークルモードは言わずと知れた GMC・トップキック。

完全新規ボディですが、前回までのボイジャークラス・アイアンハイドからは
一回りコンパクト化されているようです。


メックテック用のハードポイントの突起が目立つ、リアまわりのウインドウがクリアパーツではなくなったなどアラもありますが、排気塔の別パーツ化、リアパネルのオートボットマークがシルバーで塗装されているなど改善点もあります。

オートボットトラックスと2ショット。
DXクラスの車タイプと並べるとしっくりくるサイズ。

メックテックウェポンをルーフに装備! 大きすぎてさすがに違和感・・・。
尚、メックテックジョイントの穴はメガトロンのように内側から蓋がされるギミックはありません。

もちろん他アイテムのメックテックウェポンも装備可能。
キャビン横のハードポイントにも着脱できます。

非公式ですが、排気塔にはCジョイント対応のようです。

尚、パーツによりジョイント径に若干バラつきがあるようですので、 無理な取り付け、
長時間の接続は回避された方が良いと思います。


■ FRONT & REAR

■ SIDE & BOTTOM





DOTM アイアンハイド トランスフォーム


@ キャビン後部を左右に展開し、荷台を左右に分割。

横から見て車体をくの字に折り曲げながら中央部分(股関節)を外に開き、根元を180度回して伸ばし脚部を形成。
A 荷台後部をめくり上げ、荷台上部(足裏)と組み合わせて外に回し、足部を形成。
B 荷台側面を上に回し、中央付近から脚フレームをくるむように折り曲げます。
C バンパーを下げ、キャビン下部より腕を引き出します。

腕の中央部分のジョイント(肘関節)を展開しながら、バンパーを腕に組み付けます。
D フロントグラスと頭部を展開しながらフロント(胸)部をV字に折って覆い、腹パーツで止めます。

続いてフロントタイヤを内側に回して胸下に収めます。
E 排気塔の付いたキャビン後部を反転させ、背中に畳んでトランスフォーム完了!


※手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。



DOTM アイアンハイド ロボットモード


■ FRONT & REAR
完全新規ボディですが、全体イメージはキープコンセプト。
カラーリングも含め特に最初期アイテム(MA-09)に立ち戻った印象。

腕が真っすぐ下せないのはパワフルに見せるための狙いかもしれませんが、
ちょっと窮屈ですね。


■ BUST UP
アメフトのプロテクターを着込んだような胸部デザインも健在。
顔のゆがみも取れスッキリした表情。

集光ギミックが完全オミットされているのがちょっと気になります。

UNラグナッツと2ショット!
アイアンハイドの方が若干スリムですが、パワフルさで遜色なし!



■ パーティクルカノンクラッシャー
 
メックテックウェポンのパーティクルカノンは左右の腕と拳に持たせることができます。

ストックを押すと銃身が伸び、砲塔が回転します。

ストックをさらに押し込むと銃身が伸びたまま固定されます。


腕には凹凸含め3か所、背面に3か所取り付け可能。

 






ACTION

首はボールジョイント接続。

顎はあまり引けませんが、見上げ方向の可動域は充分。
肩の奥に上下軸、上腕付け根に回転軸、肘はボールジョイントですが、 腕が前後に振れず、肘も真っすぐ伸ばせない構造なのであまり自由ではありません。

手首もボールジョイントで動きます。
股関節はほぼ180度開脚可、腿付け根に回転軸ありで比較的自由。

膝は二重関節で90度以上曲がります。
足首は大きめのボールジョイント接続でかなり自由に動きます。

保持力、接地性ともに充分で安定感抜群。



ギャラリー
















【コメント】

ビークルモード、ロボットモードともスタイリングは秀逸です。

ビークルモード時にメックテック武器のハードポイントがちょっとウルサイですが、 漆黒のボディはMA-09アイアンハイドを彷彿とさせ、造形、塗装ともよくまとまっており、 飾っておいて存在感のある、カッコいいアイテムに仕上がっていると思います。

可動については一長一短あり、肩腕の取り回しにクセがあり、腰も回りませんが、脚以下は 扱いやすく、特に足首が安定しており、パワフルでダイナミックなポージングを支えます。

メックテック武器のパーティクルカノンクラッシャーの回転ギミックは面白味はあるものの、 トランスフォーム機能が無く、ビークルモードに接続した際には、さすがに違和感を禁じえません。

実のところ車体の一部に変形するのが理想ですが、そうならなくとも、もう少し本体になじむ形状にして欲しかった。

まあ、ここはメックテック他アイテムでも共通の注文ではあるのですが・・。

取りあえず、カッコいいアイアンハイドを待っていた方にはおススメできるアイテムです。