TOP > トランスフォーマー レビュー 


トランスフォーマー ダークサイド・ムーン メガトロン:ヴォイジャークラス (サンプル版) レビュー

■ 発売元:HASBRO
■ 価格:5,985円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約17.0センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 11年3月05日登録
今夏3作目が公開される実写劇場版トランスフォーマー『 ダークサイド・ムーン 』より、
破壊大帝メガトロンがヴォイジャークラスで登場!!

今回は待望のアースモード、ついに純地球製車両にトランスフォームします。




トランスフォーマー ダークサイド・ムーン(DOTM)は 2007年夏に公開された実写映画版トランスフォーマーのシリーズ第三作目。

あらすじは、オートボット & NEST連合とディセプティコンとの抗争が激化している前作(トランスフォーマーリベンジ)から数年後、その被害によりオートボット排斥運動が立ち上がり、その苦悩と戦いの模様を描くシリアスなストーリーになるとのこと。

今回もオプティマスやバンブルビー、メガトロンらの主要メンバーに加え、アニメイテッドでもおなじみのショックウェーブやセンチネルらも参戦するとあり、期待も高まります。

さて、玩具の方ですが、今回の特徴として“ メックテック ウェポンシステム(MECK TECK) ”なるものが採用されています。

玩具シリーズは5月に発売が始まるということの他、コンセプトや詳細などは明らかにされておりませんが(11年3月4日現在)、ネット上の情報をいくつか見たところ、メックテック ウェポンはDOTM他アイテムとの互換性、拡張性を持つ武器システムで、変形など、個々に何らかのアクションギミックが搭載されているようです。

海外版パッケージはいつもの変形サック箱で、玩具本体はロボットモード、メックテックウェポンは取り外した状態で梱包され、透明窓に TRY ME の丸穴が開いており、このメックテックギミックが体験できるようになっています。

前面にはビークルモードのイラストが型抜きされており、内側背景には青い地球とその陰に隠れた月がボンヤリと描かれています。



DOTM メガトロン ビークルモード



ビークルモードはマックトラック社製のタンクローリー。
片側が突き出た赤いフロントウインドウ、千切れたシートなど、世紀末感漂うスタイリング。


ボディはくすんだカーキとライトグレーの2色成形で、所々にヨゴシのブラウンが吹かれています。
窓は暗めの赤のクリアパーツ製。

タイヤは黒成形で、それぞれ回転、転がし走行が可能です。

マックトラックつながりでミックスマスターと2ショット。
取りあえず両方ともヴォイジャーですが、スケール差は判然。

まあ、そういう仕様ということで・・。

 
シートを取った状態。
彫込まれたパネルなど、ディテールはそこそこ頑張っています。


キャビンは地味にスイング可能。
トランスフォームには直接関係ないギミックですが、遊び心を感じます。

ルーフには、タンクの前半分が変形したメックテックウェポンを取り付けることができます。

ジョイント穴は、これも地味にギミックが仕込まれ、通常はふさがるようになっています。

参考ですが、C型ジョイントにも対応するようです。

尚、パーツによりジョイント径に若干バラつきがあるようですので、
無理な取り付け、長時間の接続は回避された方が良いと思います。



■ FRONT & REAR
■ SIDE & BOTTOM





DOTM メガトロン トランスフォーム


@ タンク前部を取り外し、キャビンとキャリアをつなぐパネルを開きます。

次に後輪からバンパーに連なるパネルを左右に開き、タンクを後方に引き、後部パーツ(爪先になる)を下に倒します。
A タンクを左右に割り、フロアに接続して、外側から後輪パネルを組み付けます。

前輪の切れ目からひねって反転させ、股間にあたる部分の蓋をします。
B キャビンのフロア下から腕部を引き出し、バンパーを下げ、ガードバーを上に開きます。

ルーフを開き、バンパーをさらに下げながら、ガードバーごとノーズを左右に開きます。
C ノーズを180度開き、腕部先端から爪を展開します。

キャビンのタイヤごと内側に90度回して肩腕を形成。
D ガードバーを白いマウントパーツごと反転させ、肩アーマーにします。

肩の付け根にポイントがあるので、忘れずにロック。
E キャリア前輪を内側に倒すと、ビークルモード時のキャビンのスイング軸が固定されます。

次に腹上の軸で下半身を反転させます。
F キャビン内から頭部を引き起こし、ルーフを閉じます。

バンパーを蛇腹状に折りたたんで胸に付け、V字型に分割し、トランスフォーム完了!


※手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。



DOTM メガトロン ロボットモード


■ FRONT & REAR
今までになくボクシーなスタイルのメガトロン様。
スリムな上半身とゴッつい下半身が絶妙なバランスでまとまったプロポーションです。


■ BUST UP
V字に切れ上がったバンパーと下に覗く歯のような意匠が廃墟をイメージさせる凶悪な造形。
顔の右半分は醜く焼けただれ、赤く燃える目がむき出しになっています。

両目の集光ギミックはしっかり機能しており、ギラギラと輝きます。




■ EQIPMENT STYLE
ビークルモードのシートからフードを引き出し、ポンチョのように纏うことができます。
右腕にはタンクから変形したフュージョンカノンを装備!


メガトロン様命なUNラグナッツと2ショット!
高さは同じくらいですが、ボリュームはやはりラグナッツが圧倒的。

ラグナッツの劇場版デビューはあるか?



■ フュージョンカノン
 
タンク前部からトランスフォームし、左右どちらの腕にでも取り付けOK。

メックテック内蔵で、後のラダー部分を押すと銃身がスプリングギミックにより開き、
さらにラダーを捻ると展開状態で固定されます。


 
両腕の他、背中や両脚にそれぞれマウント可能。
さらにフュージョンカノン上部にもハードポイントがあります。


 
参考/ハードポイントはミニコンなどと共通のようです。





ACTION

首はボールジョイント接続。

可動域は広く、ほぼ真上を見上げることができます。
肩は変形機構により上に30度ほどスイング。
上腕付け根の回転軸と連動させて画像のように横に広げることができます。

肘は変形の重関節で、コの字型に曲がります。
胸は腹の境で分割され、軸回転しますが、背中の排気塔が干渉し、360度は回りません。

股関節には二重のスイング軸がありますが、腿の形状から左右開脚は120度弱。
前後開脚は180度以上。

膝は単軸で120度弱曲がり、膝上に回転軸があるので微調整が可能。

足首はほとんど固定なので、接地性はあまりよくありません。



ギャラリー



















【コメント】

取りあえず、祝、アースモード、さらに民間車両ということで、ついにと言うかやっと言うか、実写版メガ様が身近なところに降りてきたようで感慨深いものがあります。

また、ボロ布をかぶっていたり、顔に傷を負っているなど、世紀末復讐鬼といったキャラ付けも徹底されており、気分も高揚します。

足首の動きがちょっと辛いところですが、全体的に可動域も広めで必要充分ではないでしょうか。

売りとなるメックテックウェポンですが、スプリングギミックでバシャッとスピーディーに展開する様はなかなか小気味良い。

ただ、フュージョンカノンは伸びるメインで大胆に形状変化するわけでもないので、ちょっと驚きに乏しいかな。

本体の何箇所かに接続ポイントが設けられているようで、また、ウェポン同士にも互換、ジョイント機能があるらしく、拡張性が高いように思われます。

これにより、オートモーフやメックアライブなどは廃され、ギミックは本体外に出される方向なようで、まあ、これは一長一短あるとは思いますが・・・。

外観で思ったのは、ちょっと色遣いが寂しくなっているかなと。

まあ、こういうキャラなので、特に意図はないのかもしれませんが、何というか、BWがメタルスになった時、こんな感じだったかなと・・。

また、変形に関して、フロントのガードバーの組み付けがものすごくタイトで、左右に分けるのに尋常ではない力を要します。

材料はもっとソフトな素材の方がよかったように思います。

他の画像や以降のラインナップなど、そろそろネット上に情報が流出し始めたようで、驚愕するような内容も含まれており、楽しみでもあり、懐具合の心配もあり、とにかくダークサイド ムーンからは目が離せませんね。

以上 トランスフォーマー ダークサイド・ムーン メガトロンのレビューでした!