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トランスフォーマー ダークサイド・ムーン
オプティマスプライム:ヴォイジャークラス (海外版)
(DA17 スペースオプティマスプライム) レビュー


■ 発売元:HASBRO
■ 価格:3,980円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約17.0センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 11年5月01日登録
いよいよ公開が迫り、期待も高まる実写劇場版TF3作目『 トランスフォーマー ダークサイド・ムーン 』より、海外版のオプティマスプライムをレビュー!!

国内では DA17 スペースオプティマスプライム として発売されるアイテムです。




DOTM オプティマスプライム ビークルモード



ビークルモードはおなじみピータービルト・379トレーラートラック。
今回もきっちり、ハードでボクシーなスタイリングです。


国内版は巨大なトレーラーがセットされますが、海外版は国内版と異なるメックテックウェポンを搭載。

まあ見慣れた仕様ですが、突飛な所はなく、デザイン的にも大きさ的にも相性は悪くないと思います。

DOTM ボイジャークラスのアイアンハイド、メガトロンと3ショット。
ビークルモードでのスケールはマチマチ。

ボンネットとルーフに用いられたソーラーパネルのようなクリアパーツが国内版との外観上の大きな相違です。


フロントグリル上のオーナメントはオートボットのエンブレムが象られ、
また、左右のキャビン下に巨大な補助タンクが張り出しています。


メックテックウェポンは5ミリジョイントでキャリア後部に装備! 
キャリア部のデザインもそれなりに作ってあるので、ウェポンを取り除いても違和感はありません。


なんちゃってビークルバトルモード。


本体各所に設けられた5ミリジョイントにメックテックウェポンを装備。


排気塔にはCジョイント武器を取り付けることができましたが、
かなりタイトなのであまりやらない方がいいかも。


■ FRONT & REAR

■ SIDE & BOTTOM




DOTM オプティマスプライム トランスフォーム


@ キャビン下のタンクのロックを外して前方にスライドさせ、排気塔を前方に向けます。

続いてルーフから窓を分割し、ボンネットごと前に90度展開します。

さらにルーフからキャリアまでを左右にガバッと分割します。
A まず、底面フレームを展開し、次に後輪のホイールハウスごと上方向に展開。

さらにホイールハウスを中央で折り、フレームを両側からタイヤで覆うようにジョイントします。
B キャビン後部とルーフを後方に折りたたんで組み付け、脚部とします。
C 補助タンクをキャビンパネルごと左右に開き、上に向けてロケットブースターを形成。
D ボンネットパネルを前にスライドさせ、さらにグリルに密着させるように下に向けます。
D そして、車体フロント部をまとめて左右に分割し、横一線になるまで開きます。
D 開いたフロント部をウインドウ下から反転させ胸部と肩部を形成。

続いてフロントタイヤを内側に回して胸下に収めます。
D フロントホイール周りを外方向に展開しながら調整し、腕部にします。
E 顔を起こし、背部のパネルを覆ってジョイントし、トランスフォーム完了!


※手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。



DOTM オプティマスプライム ロボットモード


■ FRONT & REAR
スリムな体躯と巨大なロケットブースターが印象的な海外版DOTM オプティマスプライム。

国内版との違いはこのブースターと背面に集約されたソーラーパネル。
また、足首周りのカラーリングパターンは青と赤が逆になるようです。


■ BUST UP
ブースターは映画公開前の現在、どのような扱いになるか不明で、動かしやすいのと個人の趣味で、斜めに傾けています。
このブースター以外は特に奇をてらったところのないオプティマスに思います。

分りにくいですが、目には薄紫色に光る集光ギミック搭載。





DOTMリベンジメガトロンと2ショット!
背格好はだいたい合っていますが、両方とも色数が寂しいような・・・。



■ イオンブラスター ⇔ バトルキャノン
 
メックテックウェポンは2種類に変形する大型携行火器。
本体の仕様にならってソーラーパネルらしき意匠が施されています。

左右の腕に持たせることができることができます。


ストックを前に押し込むとイオンブラスターがバトルキャノンに変形!

銃身が展開し、サイトらしきものがせり上がり、ソーラーパネルが一枚に接続されます。
ストックを押し込んだ状態で捻るとバトルキャノン状態で固定されます。


<参考> ロケットブースターの先端シャフトにCジョイント武器を取り付け可能。




ACTION

首はボールジョイント接続ですがカタカタ揺れる程度でほとんど回転だけ。

肩はヒンジで地面と水平位まで上がります。

上腕に回転軸、肘は重関節で手首が肩に付くまで曲がります。
腰に回転軸あり。

股関節はヒンジと回転軸の組み合わせで左右開脚は180度以上開きます。
膝は単軸で約90度。

足首は軸の組み合わせで左右方向に傾きを付けられるなど意外に動きます。


全体的には可動域、保持力共に充分ですが、各部の形状から動かしにくい印象です。



ギャラリー




















レッツ プレイ♪


【コメント】

まずオリジナルのソーラーパネル風デザインはグッド!
今までには無かったオプティマスの魅力が示されており、面白い試みだったように思います。

プロポーションは、従来の実写映画版オプティマスは上半身がゴテゴテ、脚がスリムすぎるイメージでしたが、背中のガワ感が払拭され、逆に膝下が強調され、バランスが整ったのではないでしょうか。

カラーリングは、色数が足りず、ちょっと寂しい印象。
これはDOTMアイテムに共通の傾向のようで、DXクラスでははさらに顕著になっていく感がありますが、もう少し賑やかな方がいいですね。

可動は関節周りの形状から、特に肘周りが動かしにくい。
また頭が実質左右回転になってしまったのは惜しい。
あと海外版独自の背負いモノタンクは、偏向スラスターのようにもっと自由に動かせるとポージングの幅が広がったように思われます。

トランスフォームについては、キャビン窓のクリアパーツが活かせないのが残念な反面、胸カバーを腕ごとガバッと反転して覆うなど、ダイナミックな楽しさも盛り込んであります。
オプティマスにしては比較的単純かつ直感的に操作できるので、コアファンには物足りないかもしれませんが、ビギナーや筆者のように複雑なのが苦手な人間には受け入れやすいのではないでしょうか。

メックテックウェポンは、ショボイなどあまりいい評価を聞きませんでしたが、実際に手にしてみると量感もあり、変形も意外に緻密で印象が変わりました。
国内版(DA03)のエナジーソードと両方揃えるとさらに楽しく遊べるでしょう。

ということで、DOTMのメインストリームとなるメックテックアイテム3体を遊んでみましたが、本体はギミック的に簡便化されたものの、プロポーションやトランスフォーム様式は熟成された感があり一長一短。

今後はやはりメックテック武器が、本体をどれだけ補完できるかと、その世界観をどのように広げていけるかがカギで、これからのラインナップにも注目していきたいと思います。

以上、海外版 オプティマスプライム(国内版/DA17 スペースオプティマスプライム)のレビューでした!