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ULTRA-ACT ウルトラマンメビウス (2014ver.) レビュー
■ 発売元:バンダイ
■ 価格:4,104円(税8%込)
■ サイズ:全高約16センチ(頭頂高)

■ 登場作品:ウルトラマンメビウス
■ シリーズ名:ULTRA-ACT (ウルトラアクト)

■ 14年11月04日登録

2006年当時の宇宙警備隊ルーキー、ウルトラマンメビウス!!
2010年に初のウルトラアクト化の後、この2014年、めでたくリニューアルされました。

ブレスが外れやすいなど課題を残した旧ver.でしたが、この新作の実力はいかに?!



■ FRONT & REAR
ウルトラアクトの最近のトレンドに伴いガッシリ骨太、筋肉質に!
プロ入り4年目で身体のできあがったアスリートといったイメージでしょうか。

先にリニューアルされたマン兄さんと2ショット。


■ BUST UP
顔は、眼の上のラインのエッジが立ち過ぎなのと、やや寄り気味
なことで、若干キツ目になっているように感じられます。

眼とカラータイマーにクリア素材が活かされています。


胸部は交換可能な一枚のプレートで構成され、特有のフラットで
広がりのあるシルエットを再現。

独特の体表模様も大きな破綻なく処理されています。


■ カラータイマー


カラータイマーは銀の胸パネルごと交換します。
上段向かって左より青・赤、下段アクション用・胸パネルを外したところ。

向かって右がアクション用の胸パネルに交換したもの。
ほんのわずかですが可動域が広くなっています。



■ メビウスブレス
変身ツールでもあるメビウスブレスを立体的に再現。
中央のトラッキングボール部にはクリア素材が活かされています。

大小二つのダボによる接続に変更され、外れにくく、向きの間違い
が無いように工夫されています。


■ メビュームブレード
光刃の付いたメビウスブレスごと差し替えます。

根元の爆裂エフェクトや剣自体に走査線が走っているなど、オリジナル
とはかけ離れたアレンジが加えられています。


■ メビュームシュート
左右の腕を十字に組んで発射するメビウスの必殺光線。
白熱化した右手首ごと交換して再現します。

根元の爆裂表現が例によって刺々しく、ぞんざいに扱うと
ケガをしそうで怖い。


■ 魂ステージ用ジョイント
従来のウルトラアクト同様、背部パーツを交換して魂ステージに対応。

接続シャフトが長くなり、ジョイントが外れにくくなっています。



■ OPTION HANDS <RIGHT>

拳骨(デフォ)/平手/手刀


■ OPTION HANDS <LEFT>

拳骨(デフォ)/平手/手刀




ACTION

顔と首がピン接続の球体関節、首と胸がボールジョイントで接続。


可動域は前後左右に必要十分。
肩は長めのピンの先端についたボールジョイントにより接続され、 肩内の軸と組み合わせて、全方向にグリグリ動きます。


肘は重関節で90度以上曲がり、手首にも球体関節が仕込まれ、可動範囲が広がっています。
体幹は胸、腹、腰の三分割構造。


可動域は、前後屈がかなり窮屈で、あまり曲がりません。


その代りと言ってはナンですが、左右への曲げはしっかり角度が取れます。
股関節は引き出し可能で、可動範囲が広がります。


ボールジョイント接続で、太腿前面を上に向ければ左右開脚は180度に近い所まで開きます。
脚の前方への振り上げは若干外に膨らみますが90度位動きます。


膝は重関節で90度以上曲がります。
足首は球体関節により接続され、爪先にも軸あり。


可動域が少し狭く感じるのですが、保持力は充分。



ギャラリー



















■ パーツ一覧
オプションハンド(デフォ拳骨含む ×6)/メビュームシュートエフェクト/メビュームブレードエフェクト/メビウスブレス(デフォ)/ 胸パーツ・カラータイマー青(デフォ)/胸パーツ(アクション用×青)/胸パーツ・カラータイマー赤/魂ステージ接続パーツ


【コメント】

まずはスタイリングの向上に拍手!

旧バージョンのヒョロっと頼りなさげなイメージは払拭され、筋骨隆々、力強くたくましいイメージに生まれ変わりました!!

腕や脚が太く力感が強調された造形になったこともありますが、さらに胸部と体幹が量感を増したことが 主な要因に思われます。

本文にも書きましたが、可動を含めた構造を見直したことで胸板をワイドに作れるようになったことが大きく貢献してるのではないでしょうか。

また、旧作ではクレームの目立ったメビウスブレスの接続も工夫され、不用意に外れるようなことはほとんど無くなり、 遊びやすくなりました。

可動全般的には、若干絞って安定化の方に向けてきた感覚ですが、必要十分な可動域は確保してあります。

ただ細かく見ていくと、肘関節に対して下腕の向きが固定されていることから、ブレスに手のひらをかざす特徴的なポーズが再現できません。

そして、胸パーツについてですが、上記のとおり、見栄えは格段に良くなりましたが、交換パーツにまでそれを優先したためか、何とも中途半端なものになってしまっています。

アクション用交換パーツは、画像で示したように両脇の角が台形に落とされ、腕を前で交差する動きをアシストしている訳ですが、 形状がらちょうど真正面に腕を突き出した時にはほとんど恩恵がありません。

また、肩内側の金ラインの施されたパーツがあまり動かないことから、もっと内側に曲がるはずが、しっかり機能していない模様。

この内部パーツがもう少しでも内側を向けば、可動域もかなり拡がったはずで惜しい。

さらに交換パーツのカラータイマーは青のものしかないということで、タイマーが赤の時のメビュームシュートが再現しにくくなっています。(通常赤パーツでも何とか腕をクロスさせることはできますが)

そんな訳で、スタイリングは抜群ですが、キメポーズに難あり、という何とも難しい評価になってしまいます。

ギンガもそうでしたが、どうも仏作って魂入れずというか、ファンの想いを適切に取り入れて欲しいなと感じますね。


今後のウルトラアクトの展開ですが、メビウスシリーズでは既に『 ウルトラマンヒカリ 』の魂WEB限定販売の受付が始まっています。

そして何と、先頃行われた「 TAMASHII NATION 魂ネイション2014 」の中で『 メビウスバーニングブレイブ 』と『 ハンターナイトツルギ 』が参考出品されていました。

画像で見る限りではバーニングブレイブの下腕は動くように改良されているかもしれません!!

さらにはメカニカルなスーツデザインが秀逸なコミック版『 ULTRAMAN 』も展示されており、二周目に入ってちょっと沈滞気味だった ULTRA-ACT にも未来の光がさしてきました!!

以上、ULTRA-ACT ウルトラマンメビウス(2014年リニューアルver.)のレビュー終了!




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