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ULRTA ACT ウルトラアクト ウルトラマン レビュー
■ 発売元:バンダイ
■ 価格:2,940円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約16.0センチ(頭頂高)

■ 10年7月日登録

「ULTRA ACT (ウルトラアクト)」は、ソフビシリーズを筆頭に、数多のウルトラ玩具を世に送り出してきたバンダイが、それらで得たノウハウと最新の可動技術を投じて作り上げる新次元アクションフィギュア

第一弾は、やはり、来たぞ我らのウルトラマン(初代)です。

















パッケージは扉の付かない一般的なウィンドウサック箱。

光線を連想させるパターンでデザイン加工されたウルトラマンの横顔が大きく描かれています。

ブラザーズマントが同梱されているためか、思っていたより厚みのある印象。


今後、ゴモラなどの尻尾付き怪獣も商品化されることもあり、ある程度容積をとって、サイズも統一していく含みもあるのでしょうか。




フィギュアーツや聖闘士聖衣素体などをベースに作られたウルトラマンの肢体。

顔のイメージ、横顔の銀と赤の塗り分け、爪先の形などから、三つあるスーツの中のCタイプが元になっていると思われます。

プロポーションは、上半身がマッチョ気味、腹以下がスリム体型と若干アンバランスな感じもしますが、男としては理想的でカッコいいです。

カラーリングは、赤が成形色ママ、シルバー部分が塗装で、いわゆるグラデーションとかウェザリングはありません。



ボーナスパーツとして劇場版ウルトラ銀河伝説などに登場したウルトラ兄弟の証、ブラザーズマントが付属します。

オールPVC製でかなり重いですが、しっかりバランスをとれば、自立可能です。
コスプレパーツとしていろいろなフィギュアに運用できそうです。


ブラザーズマントはサポートパーツを噛ませて、より確実に立たせることができます。
マントを着せてディプレイするには、このパーツを使った方がよいですね。



目は、クリアパーツで全面造形されたマスクを部分的にを塗り残し、発光イメージのパーツを裏打ちすることによって再現されているようです。



やはり、ウルトラマンアイテムを長年手掛けてきただけあり、再現性はかなり高いと思われます。
というか、本体がフィギュアに似てきた?(笑)



カラータイマーはクリア素材製で青と赤に差し替え可能。
部品がかなり小さいので紛失に注意。



手首ごと差し替えて、八つ裂き光輪の発射シーンを再現できます。
エフェクト部分と手首は取り外しできません。



同様に、必殺技スぺシウム光線も再現可能! やはり、取り外しできません。



永遠のライバル、バルタン星人のソフビフィギュアと2ショット。
腕はどこぞのバカガキに素手で八つ裂きにされました。(笑)


■ OPTION HANDS <RIGHT>

拳骨(デフォ)/手刀/開き手(軽くそろえる)/開き手(大きく広げる)


■ OPTION HANDS <LEFT>

拳骨(デフォ)/手刀/開き手(軽くそろえる)/開き手(大きく広げる)
※左右対象です。





ACTION

頭部は、顔と首の2分割構造で、顔と首が軸可動、首と胸がボールジョイント接続となっています。

前後の振りは充分ですが、横方向に大きく振ると首下部分が接触し、悪くすると白化する可能性もあるので注意。
大きく切れ込んだ肩には球体関節が埋め込まれ、グリグリ動かせます。

胸を張る、肩をすぼめるポーズもこの通り。
肩は横方向に、ほぼ地面と水平まで上げることができます。

肘は二重関節で150度ほど曲がります。
ボディは3分割構造で、胸、腹、腰がそれぞれボールジョイントで接続されています。 全体的な傾向ですが、保持力がちょっと弱めで、この胴体ジョイントは特に緩い気がしました。
股関節は良く抜けますが、180度開脚もOK。
腿の付け根には回転軸があり微調整可。

膝は二重関節で180度近くまで曲がります。
足は軸の組み合わせで前後左右に可動します。 ダイキャストではなく爪先も軸可動し、保持力、安定性も万全。



ギャラリー























■ パーツ一覧


オプションハンド(デフォ拳骨含む ×8)/スぺシウム光線エフェクトパーツ/八つ裂き光輪エフェクトパーツ/カラータイマー(青1、赤1)/ブラザーズマント(サポートパーツ) 



【コメント】

注目ポイントはやはりスーツの処理でしたが、肘関節や股関節の形状に若干の違和感があるものの、かなりうまくできていると思います。

特に上腕やパンツの上部分など、スーツの絵柄に合わせて切れ込みを入れ、造形的にもより自然に見せつつ可動も両立させています。

可動も、独特の猫背な構えや飛行ポーズも、特徴をつかんでしっかり再現できます。

エフェクトパーツも青っぽ過ぎて色のイメージがイマイチ違いますが、よく出来ています!

概ね一通りのウルトラマンのアクションを楽しめる、基準以上のアイテムに仕上がっているのではないでしょうか。

今後のラインナップも順調に追加されているようですが、とにかく、シリーズを長く続けて欲しく思います。

個人的には怪獣キャラがどのようにアクションフィギュア化されるか楽しみ。

クオリティをさらに高めて、フィギュアーツと並ぶ人気シリーズに、ぜひ、育ってほしいですね。





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