ULRTA ACT ウルトラアクト ウルトラマンゼロ レビュー |
■ 発売元:バンダイ ■ 価格:3,360円 (本体のみ税込) ■ サイズ:全高約16.5センチ(頭頂高) ■ 10年10月10日登録 |
オレはゼロ、ウルトラマンゼロ! セブンの隠し子だ!! お母さんは誰なんでしょうか? |
■ FRONT & REAR | |
青、赤、銀と若々しく鮮やかなウルトラマンゼロのボディをウルトラアクト素体を用いて再現。 独特のツノ飾りのせいで、頭が大きめに見えますが、プロポーション的には問題なく思われます。 | |
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ウルトラアクト第一弾のウルトラマン(初代)と2ショット。 素体の基本構造は変わっていないように見えますが、各関節が強化されたようで、 マン兄さんでは気になった膝のたわみも修正されています。 胸から腹へのラインもより自然になったのではないでしょうか。 |
■ BUST UP | ||
角度によってインケンに見えたり清新に見えたりする彫が深いマスクは ただ、個体差でしょうが、目の大きさ、ゼロスラッガーの角度など若干偏りがあるように感じます。 | ||
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頭部は、マン、ベリアルと同じくクリアパーツに塗装が施され、目が光っているような仕上がり。 額のビームランプも、できればそのようにして欲しかったですね。 | ||
■ カラータイマー | ||
カラータイマーは差し替えにより青と赤を選べます。 もっとも、まだ劇中では赤に変わったシーンは見ておりませんが・・。 | ||
■ ゼロスラッガー | ||
2本のツノを切り離し、ブーメランとして、また両手に持って小太刀のように使う武器。 | ||
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ゼロスラッガー使用時には、別パーツによるスラッガー無しの頭部にまるごと差し替えます。 父さんの場合はアイスラッガーを飛ばした後、ちょっと情けない顔でしたが、 ゼロはその辺り考慮されているようで、スラッガー無しでもカッコ良いデザインになっています。 | ||
■ ゼロツインソード | ||
プラズマスパークのエネルギーを吸収して、2本のゼロスラッガーが強化合体した大型剣。 ABS製でカッチリ、曲がりのない仕上がりです。 | ||
■ ゼロツインシュート | ||
最強光線の発射形態をオプショナルパーツよって再現。 ゼロスラッガーはカラータイマーを挟んで一体成型となっており、まるごと差し替えます。 | ||
■ OPTION HANDS <RIGHT> | ||
握り手(デフォ)/握り手(ゼロスラッガー用)/手刀/開き手
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■ OPTION HANDS <LEFT> | ||
握り手(デフォ)/握り手(ゼロスラッガー用)/手刀/開き手 ※左右対象です。 |
ACTION | |
レッド族特有の鎧状のプロテクターは、軟質パーツを積極的に使うことにより、
高いレベルで可動とプロポーションを両立しています! 胸部分は、上から覆うように前後のダボではめ込まれています。 肩部分は、回転軸により接続される上腕側に固定されています。 | |
ダボで接続のため、若干あそびがあり、腕の上下動に対応。 可動域を広げるとともに、つながり部がより自然に見えます。 | |
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肩部分は上腕の回転軸でまわるため無理なく可動。 胸プロテクターとボディの間の隙間に潜り込ますことができるため、こちらの動きもより自然なものとなっています。 |
頭部は、顔と首の2分割構造で、顔と首が軸可動、首と胸がボールジョイント接続となっています。 初代マン同様、首とボディの接続がタイトで、左右回転は厳しく、あまり改善されていないようです。 | |
肩は横方向に、ほぼ地面と水平まで上げることができ、肘は二重関節で150度ほど曲がります。
プロテクター下には大きめの球体関節が埋め込まれており、グリグリと動かせます。 | |
ボディは胸、腹、腰の3分割で、それぞれがボールジョイント接続されています。 形状のためか、初代マンより若干可動域が狭まっている印象。 | |
股関節は引き出し可能で、ボールジョイント接続されています。 こちらはボールジョイント受け部分の形状変更のためか、やはり初代マンより可動域が狭まっています。 確かに保持力は上がったのですが、大胆なポージングが難しく、ちょっと残念。 膝は二重軸で150度ほど曲がります。 | |
足首接続は(ベリアルより)ボールジョイント化され、可動域が広がっています。 保持力も決して強くはありませんが、通常の動きには対応できる水準。 爪先にも可動軸アリ。 | |
ギャラリー |
■ パーツ一覧 | |
オプションハンド(デフォ拳骨含む ×8)/カラータイマー(青、赤)/ゼロスラッガー×2/ゼロツインソード/ゼロツインシュート再現パーツ エフェクトパーツ/ゼロスラッガー取り外し時 頭部/ゼロスラッガー付き 頭部(デフォ)
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【コメント】 特筆すべきは胸の鎧状プロテクターの処理で、造形と可動が高レベルで両立しています。 これはアーマーフィギュアを数多く手がけてきたバンダイさんならではのアプローチで、今後のスーツ系アクションフィギュアの作り方に一つの方向性を示したと言えるのではないでしょうか。 難点としては、胴体、股関節などの可動域は初代マンより狭まっているようであること。 このため、劇中で見せたウルトラマンゼロのダイナミックな力感あふれるアクションを再現することが難しくなっています。 初代マン以来指摘されていた各関節保持力の弱さについては、かなり改善されているのですが、強化しすぎてしまったんでしょうか? また、塩ビ素材で造形された部分に若干の歪みが見られるように思います。 特に顔のバランス、ツノの傾きなどが気になりました。 あとビームエフェクトが一つも付属しない点も不満です。 もしかしたら今後発売予定のウルティメイトゼロの方に付くのかもしれませんが、初代マンが一パックで概ね一通りのアクションを再現できたのと比べて出し惜しみ感が募ります。 現時点の情報では、ウルティメイトゼロ(11年1月発売予定)は大型ボウガンに変形するクロスタイプのアーマーを装着するもので、素体たるウルトラマンゼロの外観上の違いはブレスレットが付くか付かないか位のようなので、詳しい仕様を確認してから購入を決めるのもアリかと思います。 ただ、それらのマイナス部分を差し引いたとしても、アクションフィギュアとしてのクォリティはかなり高いので、今すぐウルトラマンゼロで遊びたいという方には、もちろんお勧めです! |