ULRTA ACT ウルトラアクト ウルトラマンべリアル レビュー |
■ 発売元:バンダイ ■ 価格:3,780円 (本体のみ税込) ■ サイズ:全高約16.5センチ(頭頂高) ■ 10年8月26日登録 |
ウルトラマンのアクションフィギュア “ULTRA ACT (ウルトラアクト)” 第二弾は暗黒面に堕ちた最強最悪のウルトラ戦士、ウルトラマンべリアル! 100体の怪獣を操れるという伝説の“ギガバトルナイザー”を携えての登場です。 |
■ FRONT & REAR | |
ザラブ星人が化けたにせウルトラマンに始まり、悪のウルトラマンの系譜は脈々と連なってきたわけですが、ついにここまで極まったかという感じですね。 怪獣的にマッチョなレスラー体型に手鉤状に変化した爪、ダース・モールを連想させる赤と黒のおぞましき紋様と、ウルトラマンべリアルのパワーに満ちた禍々しいイメージが見事にフィギュア化されています。 | |
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ウルトラアクト・ウルトラマンと2ショット。 どれだけ “せむし” かお分りいただけるかと思います。 この体型でも他のウルトラマンより一回り大きいのかなとイメージしていましたが、 並べてみると、意外に小じんまりしている? |
■ BUST UP | ||
頭部はクリアパーツに塗装が施され、目がオレンジ色に煌々と光っているかのような仕上がり。 鈍い輝きを放つ紫色のカラータイマーは塗装で表現。 ボディは半光沢の黒、頭部(と拳)はガンメタリックと劇中スーツにならって塗り分けられています。 | ||
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スーツは前作のウルトラマン(初代)と同様、筋肉のブロックによって分割されていますが、カットラインはうまく処理されており、不自然さはほとんど感じられません。 頭部の造形も巧みです。 | ||
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背ビレは硬質素材のボディと一体成型になっており、歪んだり曲がったりしません。 体表のシワも細かく刻まれています。 | ||
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アゴは開閉ギミック付きで、口の中が覗けるようになっています。 まるで人間のような歯は、奥歯まで回り込んでいます。 | ||
■ ギガバトルナイザー | ||
100体分の怪獣をモンスロードできるだけでなく、格闘武器としても強力なギガバトルナイザー。
パーツの差し替えによって携帯時の縮尺仕様を再現可能です。
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■ べリアルショット | ||
ギガバトルナイザーの先端より光弾を発射する技。 本体の片一方を光っているパーツに差し替え、光弾エフェクトパーツを取り付けます。 | ||
■ べリアルデスサイズ | ||
ギガバトルナイザーを振るい、カマイタチ状の光刃を放つ技。 べリアルショット同様に差し替えたパーツの上から光刃エフェクトを取り付けます。 | ||
■ OPTION HANDS <RIGHT> | ||
握り手(デフォ)/開き手(開閉式)
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■ OPTION HANDS <LEFT> | ||
握り手(デフォ)/開き手(開閉式) ※左右対象です。 |
ACTION | |
頭部は、顔と首の2分割構造で、顔と首が軸可動、首と胸がボールジョイント接続となっています。 太い首ですが、前後左右によく動きます。 | |
肩は横方向に、ほぼ地面と水平まで上げることができ、肘は二重関節で150度ほど曲がります。
分厚い筋肉に囲まれた肩には球体関節が埋め込まれ、グリグリと動かせます。 | |
平手(?)は親指、人差し指と中指、薬指と小指がつながってヒンジ開閉します。 できればボールジョイント接続で5本とも独立可動よかった。 | |
ボディは3分割構造で、胸、腹、腰がそれぞれボールジョイントで接続されています。 可動域はOKですが、ウルトラマン(初代)同様、保持力がちょっと弱めで、捻った時、ちょっとスペースが目立つかなあ、という印象です。 | |
股関節は若干硬いイメージ。
足は前方向に捻れば上がりますが、真横に上げようとすると抜けがちになります。
膝は二重関節で180度近くまで曲がります。 | |
足首はボールジョイント接続ですが、保持力の都合からか可動域は狭めの設定のようで、接地性はイマイチ。 爪先にも可動軸アリ。 | |
ギャラリー |
■ パーツ一覧 | |
オプションハンド(デフォ拳骨含む ×2)/ギガバトルナイザー一式/べリアルショット エフェクトパーツ/ベリアルデスサイズ エフェクトパーツ
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【コメント】 発表時から、そのデザインにほれ込んでいたウルトラマンべリアルが漸くアクションフィギュアとして手に入りました。 造形上の仕上がりは秀逸で、映像での、歴戦のウルトラマンたちを次々になぎ倒していった圧倒的パワーも、怪獣一歩前の凶暴なイメージも、この中にすべて凝縮されているといって過言ではないでしょう。 個人的にはまさしく超伝説的におススメなアイテムといえます!! ただ、フィギュアとしての課題は、初代マンでも触れましたが、やはり下半身の関節強度でしょうか。 胴、股関節の関節はユル目で、少し力を掛けると外れてしまいがちです。 スーツの造形処理もあって、健闘はされていると思うのですが、もう少し足を上げられた方が無法者のべリアルらしいポーズをとらせやすかったように思われます。 また、サイズはイメージとしてべリアルらしい武器ではありますが、劇中では大鎌らしく振るっているようなシーンははほとんどなく、このような形で付属させるのはどうでしょうか。 今後発売されるであろうウルトラ戦士との絡みで考えれば、劇中で多用されたイナズマのような放電エフェクトとか電磁鞭のようなエフェクト、また武器以外であればストーリー上のキーアイテムであるプラズマスパークとか持たせられたら、もっとメロメロにハマって遊べたように思います。 さて、ウルトラアクトですが、今後も新作が次々に発売されているようで嬉しい限り。 私的には、このべリアルと、メビウスとヒカリがツインブレードで戦うシーン(残念ながら瞬殺されてしまいましたが)でかなりボルテージが上がりましたんで、次はぜひ、ヒカリを出して欲しいなあ。 |