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ULTRA-ACT グリッドマン レビュー
■ 発売元:バンダイ
■ 価格:3,360円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約15センチ(頭頂高)

■ 登場作品:電光超人 グリッドマン
■ シリーズ名:ULTRA-ACT (ウルトラアクト)

■ 12年10月22日登録

かつて、羨望の眼差しで集めた傑作トイが、アクションフィギュアとなって再臨!

電脳世界を掛けめぐるハイパーエージェント・ ULTRA-ACT グリッドマンのレビューです!!



■ FRONT & REAR
小顔でプロポーション抜群!

撮影スーツより各アーマー類がディフォルメされており、
アスリート然としたスタイリングです。

ULTRA-ACT ウルトラマン(2012Ver)、フィギュアーツ フォーゼと3ショット。

ウルトラマンとの差はご覧の通り、フォーゼは頭がアレなんで見極め難いのですが、
ほぼ、同格か、グリッドマンの方が、若干、大きいと思います。


■ BUST UP


マスクやアーマー類はシルバー塗装で金属調の硬質な仕上がり。

目やマーカー類など、クリア素材が適所に活かされ質感が高められています。
胸の青部分は本来通常塗装なのですが、こういう解釈は個人的に歓迎です。

電池ボックスが活かされたデザインのバックパックも、ボリュームアップ!

右腕のグラン=アクセプターもこのサイズにしては丁寧な仕上がり。
中央の黄色い部分はクリアパーツではありません。

格闘技用のレガーズのような脚部も力強く造形されています。


■ プラズマブレード & バリアーシールド
最も多用されたアシストウェポン。
劇中ではシールドからブレードを引き抜きますが、そのようなギミックは無し。

刀身には銀メッキが施されています。


シールドはグリップ部が可動式で角度を調節できます。


■ グリッドマンソード
シールドとブレードを合体させた長剣。
ギミックは特になし。

プラズマブレード同様、刀身は銀メッキ仕様。
ブレード部を取り外すだけでも、なんちゃってアックスになるのに・・・。


■ グリッドビーム(エフェクト)
グリッドマンの必殺光線をクリアパーツにて鮮やかに再現。

発射口付近の結晶のようなトゲトゲは細く鋭く、多少の力を加えただけで
白化したり曲がったりしてしまうので注意!!

アクセプターの発光部分を外して取り付けます。



■ OPTION HANDS <RIGHT>

握り手(デフォ)/持ち手(大)/持ち手(小)/平手


■ OPTION HANDS <LEFT>

握り手(デフォ)/持ち手(大)/持ち手(小)/平手 ※ 左右対称形です。




ACTION

顔と首、首と胸がボールジョイント接続。

前後スイングの可動域は、あまり広くありません。

左右に傾けることはできますが、横を向く動作は襟が干渉するので、顎を引いた状態ではシンドイです。


肩アーマーを跳ね上げることにより腕を水平まで上げることができます。

また肩の銀部分は中央に寄せてたためるので、あまり障害にはなりません。

肘は二重軸で90度以上曲がります。
体幹は胸、腹、腰の三分割構造。

前後屈は可能ですが、基本的に左右に捻転できません。

胸はわずかではありますが、左右に傾けることができます。
股関節は引き出し式で、白いレガース部分から軸回転可能。

ほぼ、180度左右開脚ができます。
前後開脚は180度にわずかに足りない印象。

膝は二重軸で約90度曲がります。
足首は球体関節で、爪先に上下軸もあり。

アンクルアーマーは足首正面から一軸ボールジョイントにより支持。

見栄えは良いですが、これが足首の可動を阻害しているためか、可動域、接地性はあまりよくありません。



ギャラリー

























■ パーツ一覧
オプションハンド(デフォ拳骨含む ×4)/グリッドビーム再現エフェクト/バリアーシールド/プラズマブレード/グリッドマンソード


【コメント】

スタイリングは上々。

ウルトラ戦士をアーマー強化したようなグリッドマンの肢体が、それぞれの素材感を生かして巧みに立体化されています。

例えば、赤いスーツ部分は筋肉のうねりを刻んでシャドーを吹くなど有機的な仕上がり、銀や白のアーマー部分にはメタリックやパール塗装を用いて金属的で硬質なイメージが演出されています。

特にクリア素材が多用された上半身は、サイバースペースを司るグリッドマンらしく、煌びやかなハイテク感にあふれています!

逆に可動は残念。

腰が捻れないことを筆頭に、肩、手首、足首など可動域は不足気味です。

グリッドマンは、多彩なキックや剣技を用いたスピーディでダイナミックなファイトスタイルが持ち味なので、 この仕様は惜しい。

アシストウェポンとの合体を念頭に、姿勢保持のためデチューンしたかのようにも受け取れますが、サンダーにしてもキングにしても 胸と腰は一体構造の為、たぶん、体幹の保持力を懸念する必要はなく、それよりも露出した股関節が緩いことの方が心配でなりません。

手持ちのオプション武器は、アクトやアーツではおなじみのスタイル優先仕様。

一本ものの個々の出来は、さすがに素晴らしいですが、例えば分割組み換え式にすれば、シールドの展開ギミックを盛り込まなくても、少なくともブレード一本は省けるし、その分、着脱式の短い切っ先とグリップエンドを用意すれば、アックスも再現できたのに・・・。

グリッドマンは、旧DXトイに見られるように、変形合体、クロス的アーマー遊び、さらにライト&サウンドなど、様々なコンセプトが詰め込まれており、それが当時としては高い水準でまとまっていたので、つい希望を述べたくなってしまいますが、やはり現代の進化した技術で、金魂とかアーマープラスによるフルギミック製品として企画して欲しかったように思います。

最終的には、サンダーやおそらく今後発売されるであろうキンググリッドマンの出来次第ということになりますが、しかしながら、単体としても一級品には間違いありませんので、グリッドマンファン、アーツサイズでウルトラヒーローを弄りたいという向きには、もちろんおススメです!

以上 ウルトラアクト グリッドマン のレビュー終了。




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