特撮リボルテック ジャイアントロボ レビュー |
■ 発売元:海洋堂 ■ 価格:2,400円 (本体のみ税込) ■ サイズ:全高約13.5センチ(頭頂高) ■ 10年7月9日登録 |
元祖特撮巨大ロボとの呼び声も高いジャイアントロボが、特撮リボルテックより、ついに復活! 今、甦る、鉄の巨人の叫び声! |
■ FRONT & REAR | |
鉄板を打ち出したような胸板にドラム缶を蛇腹でつないだかのような四肢。 武骨なまでにレトロチックなジャイアントロボのボディがPVC材質で再現されています。 | |
■ SIDE | |
ほぼ全面塗装のボディには要所にウェザリングが施され、使用感のあるリアルなイメージ。 リボルバージョイントは膝裏の露出が目につくのみで、極力目立たないように処理されています。 |
■ BUST UP | |
スフィンクスがモチーフの象徴的な頭部デザインも端正に立体化! 眉間のシワ(?)もイメージ通りです。 | |
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アングルにより様々な表情を映し出す風格ある造形。 残念ながら、私のは右の瞳に塗装ズレがありました。 |
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アニメ「地球が静止する日」仕様のリボルテックヤマグチと2ショット。 正統派スーツの特撮版と極端にディフォルメされたOVA版で対比が際立ちますが、どちらも言い難い魅力がありますね。 | ||
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ノズル付近を中心に銀と黒が吹かれており、焼けた感じが再現されています。 アニメ版にあったようなリボルバージョイントによる可動はなく、完全固定式。 | ||
■ ロケット弾 | ||
ミサイルがシャキっ、シャキっと装填されるシーンは毎度のことながら興奮させられましたね。 赤いラインは塗装により再現されています。 | ||
■ OPTION HANDS <RIGHT> | ||
拳骨/平手(掴みかかる)/平手(大きく開く)/平手(デフォ)/ロケット弾
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■ OPTION HANDS <LEFT> | ||
拳骨/平手(掴みかかる)/平手(大きく開く)/平手(デフォ)/ロケット弾 ※すべて左右対称です。 |
■ ディスプレイベース | |
特撮リボルテックオリジナルのオーナメント付きの台座が付属します。 ロボの足裏にはジョイント用のダボ穴がありますが、台座はフラットな仕様で固定できません。 |
ACTION | |
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全身14か所可動。 リボルバージョイントは計12か所、肘はヒンジ式の単軸により動きます。 配置は左の画像をご覧ください。 |
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今回のジャイアントロボで最も注目すべきなのが、関節の処理。 肩や股関節は、リボルバージョイントが蛇腹風のカバーパーツで覆われており、この蛇腹を回転させることによって隙間のない伸び縮みを再現できます。 特に肩の蛇腹パーツは二分割されており、より自然な動きを演出しています。 |
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首は6mmジョイント一つだけですが、前後にも充分な可動域が与えられています。
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肩は横方向にも地面と水平まで上がります。 蛇腹を回転させて隙間を埋めているのがお分りいただけますでしょうか。 肘はサイズ的にも従来の切れ込みタイプに止まっていますが、可動範囲は120度以上と、広いです。 |
| 腰は8mmのダブルジョイントですが、あまり恩恵は見受けられず、平凡な可動域。 |
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股関節も蛇腹を回すことにより隙間のない状態を再現。 膝の可動範囲も8mmダブルジョイントを充分に活かし、180度近くまで曲がります。 前面から見た蛇腹の動き重視の仕様ですね。 |
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足首は10oジョイントにより安定した可動。 左右の振り幅はあまりありません。 |
ギャラリー |
■ パーツ一覧 | |
オプションハンド(デフォ含む ×10)/ディスプレイスタンド) ※この他にリボチップ(10ポイント)、リボコンテナ(クリアオレンジ)が付属します。 |
【コメント】 スタイリングに関しては、実写スーツのイメージ通りで、ほとんど非の打ちどころがありません。 また、出撃ポーズやメガトンパンチ、ミサイル発射前に手を左右に振る動作など、ロボ特有のポージングもほぼ完ぺきにこなしディスプレイ用としては死角なしと言って過言ではないと思います! ただ、写実的には優秀な反面、リボルテックらしい遊び心が窺えなかったのはちょっと残念。 例えば、ロボが脚を大きく振り上げてキックするようなシーンは劇中ではほとんどないのですが、だからこそ、もっと大胆な可動が与えられてもよかったかなと。 また、ジェット噴射や弾光幕などを再現するエフェクトパーツや、胸ミサイルの射出ギミックなどがあっても面白かったと思います。 あとはU7が乗っている手のひらと、飛行姿勢で飾れるスタンドなどあれば・・・。 言いだすとキリがないので、妄想はこの辺にしときましょう。(笑) 遅ればせながら、これが特撮リボルテックのデビュー戦になったわけですが、品質的にはかなり良く出来ていると思います。 今後は洋画系ではアイアンマンやロボコップとか、国内系ではレッドバロンとかマッハバロンとか、たとえ価格が上がったとしても、ギミック面でも可動でも縦横無尽に遊べる決定版的なものを出して欲しいですね。 |