TOP

特撮リボルテック アイアンマン マーク6 レビュー
■ 企画・制作/海洋堂 販売元/ケン・エレファント
■ 価格:2,851円 本体のみ税込
■ サイズ:全高約15.5センチ(頭頂高)

■ 11年3月12日登録

赤メタ×ゴールドのゴージャスボディに光り輝く逆三角型アーク・リアクター!

映画「アイアンマン2」よりアイアンマン・マーク6が特撮リボルテックより待望のデビューです。



■ FRONT & REAR
アーマーと呼ぶにはスリム、スーツと言うにはマッシブな、アイアンマンの微妙なプロポーションを絶妙に再現。

リボルバージョイントは極力隠される方向で、パッと見で認識できるのは肘と膝裏に留まります。

外装のほとんどは塗装されていますが、グラデやスミ入れ処理はほとんど無く、リボルテックにしてはプレーンな印象。

リボルテックらしいテカテカヌメヌメ光沢もやや抑え気味の仕上がりです。


ガッチリとぶ厚い胸板とパワフルな肩。
肩装甲はジョイント接続の別パーツですが、浮いた感もなく自然に収まっています。


マスクは、一目でアイアンマンと峻別できる秀逸な造形。
目と胸のアーク・リアクターの輝きはライトブルー塗装となっています。


独特な首と僧帽筋部分のデザインもしっかりと造形。
背中は全般的に平板な印象で、少し起伏を付けるか、彫込むかした方がよかったでしょうか。


直線と曲線が入り組んだ体幹も重厚で塊感あふれる仕上がり。
脇のメカが覗いた部分はガンメタで、腹部の継ぎ目はゴールドで丁寧に塗装されています。


安定感抜群の腿、ダイヤモンドカットを思わせる脛アーマー、共にシャープで硬質感漂うフォルム。
膝パッドは腿側からジョイントされ、よりシームレスに仕上がっています。



■ リパルサーレイ エフェクトパーツ

リパルサーレイを放出している手首が左右一つずつ付属します。
白からオレンジにグラデーションがかったリアルな仕上がり。

ジョイントはリボルバージョイントではなくこの角度で固定された軸、
手甲は軟質素材ではなくPVCの固定パーツとなっています。


■ 飛行エフェクト兼ディスプレイスタンド / オーナメント
 
噴射煙エフェクトパーツも兼ねるディスプレイスタンドと特撮リボルテック共通オーナメント が付属。
足裏のリボルバージョイント同径のピンで固定し、片足だけでもしっかり支えることができます。


両サイドに噴き上がる噴煙は4mmジョイントで接続され微調整が可能。
さらにそれ単体でもエフェクトパーツとして使用できます。



■ OPTION HANDS <RIGHT>

拳骨(デフォ)/平手(閉)/平手(開)


■ OPTION HANDS <LEFT>

拳骨(デフォ)/平手(閉)/平手(開)  ※左右は対象です。





ACTION


全身17か所にリボルバージョイントを内蔵。

肩アーマー、手首、脛アーマーの付け根に4mmジョイントが用いられ、
股関節は軸の組み合わせによる可動となっています。

顔と首の間に 6o、首と胸の間に 8mmジョイントを配して飛行姿勢に対応。


横方向にも大きく振れますが、下方向の可動域は若干足りない印象です。
肩は10mmジョイントで、大きく力強く動かせます。


肩アーマーの付け根には4mmジョイントが仕込まれ、肩の動きを自然にトレースします。
肘は8oジョイント、手首は4mmジョイントで大きく折り返せるようになっており、掌にリパルサーレイの開放孔を持つアイアンマンの独特な動きが再現できます。


手甲部分は非常にソフトな軟質パーツ製で軽く曲がり、手首の動作に追従します。
胸と腹の間に8mmジョイントが仕込まれ、前後屈、捻りの動作を再現。


腹部アーマーとそのつなぎ部分に軟質パーツが使用され、胸の動きに連動して収縮します。
腹パーツは捻りにもフィット。


股関節はリボルバージョイントではなく、前後、左右のスイング軸、そして腿の付け根に回転軸が仕込まれ、大胆に可動します。


ビキニラインにはスぺーサー的なパーツがあり、脚の動きに連動して回ります。
膝アーマーは腿側から4mmジョイントで接続されており、膝を曲げた時、シルエットが崩れないようになっています。


ジョイントも前面から見て露出しないよう工夫されています。
足首は8mmジョイントで必要十分な可動域と接地性を確保しています。


欲を言えば爪先軸もあればよかったでしょうか。



ギャラリー


























■ パーツ一覧

オプションハンド×6(デフォ含む)/リパルサーレイ放出パーツ(左右一式)/ディスプレイスタンド一式/オーナメント(ネームプレートのみ) 
※この他にリボチップ(10ポイント)、リボコンテナ(クリアオレンジ)が付属します。


【コメント】

アクションは大小のジョイントパーツやスイング軸を効果的に使い、アイアンマンの動きを絶妙に再現。

各部の可動域は必要十分で、劇中の印象的なポーズはほとんど再現することができるのではないでしょうか。

今回特筆すべきは、関節を曲げた時に隙間ができないよう巧みに工夫が施されていること。

鋼の男に柔らかパーツ、とは皮肉かもしれませんが、手甲、腹などに用いられた軟質素材は大いに効果的で、複雑なギミック抜きに一連の動作に自動的にフィットし、ポージングをより自然なものに高めています。

膝アーマーは解釈で、曲げた時のシルエットをきれいに出していますが、個人的にはやはり膝下の露出が気になるので、脛上に付けるか、ガイガンのようにダブルジョイント自体を覆う構造の方がシックリきたように思われます。

外観ではアークリアクターが塗装処理となっていますが、海洋堂らしくてこれもよいのですが、ガイガンでやったようにクリアパーツ+内部モールドではどうでしょうか。

噴射エフェクトはディスプレイとしても効果的でプレイバリューも考慮されていますが、腕や肩のミサイルランチャー換装パーツや、レーザーカッターなどのエフェクトパーツも捨てがたく、この辺はぜひ別バージョンや追加パーツ発売などでフォローいただければありがたいです。

あと、バットマンのように社長の素顔やフェイスオープンのオプションもぜひ欲しい!

今後、マーク4の誌上通販が発表されていますが、オプションに大きな変化はなく(色違いらしい)ちょっと残念。

アイアンマンはマーク1から6まで、またウォーマシンやアイアンモンガーなど魅力的な素材も多いので、ぜひ製品化とともに、こうしたオプションも追求いただけるようお願いしたいですね。




【関連レビュー】
- 特撮リボルテック アイアンマン ウォーマシーン レビュー
- 特撮リボルテック トランスフォーマー オプティマスプライム レビュー
- 特撮リボルテック ガイガン レビュー
- 特撮リボルテック エイリアン ウォーリアー サンプル レビュー
- 特撮リボルテック バットマン(ダークナイト版)レビュー
- 特撮リボルテック ジャイアントロボ レビュー