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特撮リボルテック ガイガン レビュー
■ 企画・制作/海洋堂 販売元/ケン・エレファント
■ 価格:2,851円 本体のみ税込
■ サイズ:全高約14.5センチ(頭頂高)

■ 11年2月28日登録

不気味に赤く灯る単眼に巨大なノコギリ、腕と足には残忍なカギ爪。

未だに根強い人気を持つ全身是凶器なサイボーグ怪獣 ガイガンが特撮リボルテックにラインナップされました!



■ FRONT & REAR
 

『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』で'72年スクリーンデビューした初代ガイガンを特撮リボルテックのコンセプトでアクションフィギュア化。

素材はPVCがメインですが、生物的な皮膚、金属的な鱗や武器類の対照的な質感を的確に表現しつつ、ズッシリした手応えを感じさせるものとなっています。

プロポーションは、頭に比して四肢が小さく、やや未成熟な印象を受けましたが、体格全体で見ればガッチリしており安定感はあります。


フック状に湾曲したツノ、キバ、クチバシに囲まれ煌々と光る赤い眼!
頭頂部のイボイボや設定にあるレーザー砲も造形されており、迫力満点!


そのゴーグルにはクリアパーツが使用され、内部にはさらに単眼がモールドされています。


上顎には両外にスラントした歯、そしてサメのヒレの如く伺う中央のキバが再現。
下顎と頬から突き出した左右のキバは独立して開閉可。


腹に突き出たノコギリは、軟質素材製ですが、シャープな質感。
キングギドラを彷彿とさせる金の鱗もスミ入れで重層的に仕上げられています。


硬質感充分な両腕の鉤爪。
グラデーション塗装も施されリアルな仕上がりです。


背中の翼状の3枚の鰭は固定されているものの、さらにソフトな素材が使用されており、
微妙な質感が再現されています。


某社スタンドのアームでつまんで、この状態を維持できるほど柔軟。



■ コンビナート

劇中でガイガンが破壊した石油コンビナートのストラクチャーが付属します。

タワー状のものは折れた状態のダメージパーツと交換可能。
3つベースには、ジョイントなどはなく、ただ置くことで組み合わせるだけの仕様です。





ACTION


全身16か所にリボルバージョイントを内蔵。

口の中には目立たず微妙な角度調整ができる4mmジョイント、腕には6oダブルジョイント
が使用され、カギ爪を振りかぶる特徴的なアクションが可能です。

下顎が開閉する他、左右のキバも独立して開閉します。
顔と首、首と胸の間にそれぞれ8mmジョイントが仕込まれ、大きく下を覗く動作、そして飛行姿勢をとることができます。

もちろん、横方向にも多彩な動きが可能。
肩は10mm球でそのまま地面と水平まで横に開きます。

肘は6oダブルジョイントで二重関節的に広く可動します。
股関節には10mm球が仕込まれ、微調整により画像の角度くらいまで開きます。

膝も10mm球で90度強曲がります。
足首は8mm球で柔軟に可動。

安定感もバッチリです。
尻尾の付け根は10mm球で上下動の他、ジョイント軸で左右に捻ることができます。



尻尾は背中のヒレ同様にソフトな素材で作られており、
ペンダブル方式で上下左右、自在に曲げられます。



ギャラリー



















※F-1は個人の所有物で、オプショナルバーツには含まれません。

■ パーツ一覧

コンビナートストラクチャー一式/オーナメント(ネームプレートのみ) 
※この他にリボチップ(10ポイント)、リボコンテナ(クリアオレンジ)が付属します。


【コメント】

特撮リボルテックらしい、レトロリアルな仕上がりを十分堪能することができました。

個人的には赤いクリアパーツを使用したゴーグルが大変お気に入り。

また開閉可能なキバを含め、各部の残虐装備も質感あふれる仕上がりで素晴らしいと思います。

ただ、側面から見たときの手足の付け根が大きく刳り貫かれたような、いかにもソフビ然とした造形となっており、若干マイナス。

リボルバージョイントの特性上、仕方ないとも思うのですが、肘のようにうまく処理してある箇所もあるので、ぜひ改善をお願いしたく思います。

ガイガンと言えば、やはりゴジラやキングギドラが欲しいところですが、ちょっと難しいようなので、流星人間ゾーンとか、無理でしょうかね?

意外に売れるような気がするんですが・・・。




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