トランスフォーマー UN15 TFユナイテッド パーセプター レビュー |
■ 発売元:タカラトミー ■ 価格:2,415円 (本体のみ税込) ■ サイズ:全高約14.5センチ(ロボットモード時頭頂高) ■ 11年4月14日登録 |
サイバトロン星から地球に舞台を移して戦い続けるトランスフォーマーたちの歴史を追う “トランスフォーマーユナイテッド”よりサイバトロンの絶叫科学者・パーセプターのレビューです。 ユナイテッドのパーセプターは顕微鏡ではなく、大型ライトを積んだ特殊車両に変形! |
TFユナイテッド パーセプター ビークルモード | |
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ビークルモードは後輪にクローラーを持つハーフトラックですが、これは本編未登場に終わったアニメイテッド・パーセプターのビークルモード設定を活かしたものとのこと。 海外版と異なりメッキ処理はなく、代わりにメタリック塗装が多用されていますが、特にバンパーからオーバーフェンダーに回り込んだシルバー塗装がメリハリを効かせ、よりモダンなイメージ。 | |
ヘッドライト、フロントウィンドウ、そしてルーフに積んだライト部には無色クリア素材のパーツが用いられリアルな印象が増しています。 ドアミラーは軟質パーツ製、クローラーはプラ製で固定ですが、底面の小さなコロで転がし走行が可能です。 |
国内版ユナイテッドのサウンドウェーブと2ショット。 両方ともメタリックが効いて個人的にはこちらの方が好みです。 |
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ライトキャノンはビークルモードでも展開可能。 砲身は中央部から仰角調整が可能ですが、中折れしているようでカッコ悪く、 あまりおススメしません。 |
■ FRONT & REAR | |
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■ SIDE & BOTTOM | |
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TFユナイテッド パーセプター トランスフォーム | ||
まず、ルーフのライトを反転させ、外側に出します。 次にリアハッチを開き、リアのルーフを左右に分割。 続いて反転したハッチをルーフ前端に接続し、内側から爪先となる黒いパーツを引き起こします。 | ||
膝をまっすぐに伸ばし、クローラーを内側に反転させ下に引き出して固定。 フロントドアのロックを外し、下に反転させて折りたたみます。 | ||
フロントウインドウのルーフ側ロックを外し、ボンネット方向に畳みます。
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ボンネット下から腕部を展開。 肩になるパネルの角度に注意しながら、タイヤが車体内側に収納されるように反転させます。 | ||
ボンネットとロボットモードのボディになるジョイントを畳み、頭部下のパーツをスライドさせ、頭部を引き出します。 この時、スライドパーツとジョイントが干渉しないように、ボンネットパーツを中央の画像の角度くらいで一度近づけ、頭部を完全に引き出してから、下に角度調整して、ガッチリ組み付けます。 | ||
左右のライトパーツを開いて後方で合わせ、中央のライトを前方に展開して銃身をスライドさせ、ライトキャノンを形成。 キャノン横のターゲットスコープを引き起こしてトランスフォーム完了! ※一連の手順は個人的なものです。 パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮はしておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。 |
TFユナイテッド サウンドウェーブ ロボットモード | |
■ FRONT & REAR | |
G1イメージを踏襲し、AHM(オール・ハイル・メガトロン)テイスト も取り入れられた感もあるユナイテッド版パーセプター。 キャノン位置は右側に移動し、固定されています。 |
国内版ユナイテッド・サウンドウェーブとロボットモードで2ショット! 共通点は右肩の武装と胸パカなところ。 腰位置の高さ、肩幅の広さなどでプロポーション的には意外に違います。 | |
■ BUST UP | |
ボクシーでガッチリ体型。 胸部は無色クリアー製のカバーで覆われ、内側にはオートボットのエンブレムがハッキリ覗きます。 ブルーになって嬉しい目は、集光ギミック内蔵でギラギラ輝きます。 | |
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胸部のカバーは開閉可能。 プレパラートのイメージでしょうか。 | |
両腕のサークルはCジョイント対応になっているようです。 前後各二ヶ所、装備を取り付けることができます。 |
ユナイテッド版ブラーのライフルを流用し、AHM(オール・ハイル・メガトロン)のイメージを再現。 相性はイマイチゆるく、ガッチリとは握れません。 |
ACTION | ||
肩はボールジョイントで真横まで上がります。 上腕付け根には回転軸、肘は単軸で約120度曲がります。 | ||
股関節はボールジョイントで180度左右開脚が可能。 腿付け根に回転軸あり、膝は単軸ですが、クローラーが干渉し90度まで曲がりません。 | ||
足首はボールジョイントで可動。 前後の可動域は充分ですが、左右にはあまり振れないので接地性は今一つです。 |
ギャラリー ※ライフル、ハンドガンはユナイテッド・ブラーより流用 |
【コメント】 全体としては無難にまとめられていますが、粗さも目立ちます。 例えば、ライトキャノンの取り回しなど、構造的には回頭や仰角調整などできそうなものですが、敢えて?固定されています。 取り外し式にして、左右両肩に背負える他、手にも持てるようにするなどした方が、プレイバリューも増え、ポージングの幅も広がり、一挙両得だってように思えます。 また、ビークルモードでフロント底に腕パーツが収納しきれないこと、トランスフォーム時に頭部の出し入れがしにくい、ロボットモードの肩の収まりが良くないなど、設計の杜撰さもあるような気がします。 しかし、それらを補えるだけのスタイリングの良さ、そして存在感もまたあります。 特に国内版の塗装は、よりリアルでG1イメージに近づいておりおススメです。 個人的には片目にスコープを付けて、AHM調に仕上げてもらえたら絶叫モノでしたね。(笑) |