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トランスフォーマー UN12 TFユナイテッド オートボットジャズ レビュー

■ 発売元:タカラトミー
■ 価格:2,415円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約14.5センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 11年2月04日登録
サイバトロン星から地球に舞台を移して戦い続けるトランスフォーマーたちの歴史を追うトランスフォーマーユナイテッドにオートボットジャズがラインナップ!

高性能ステレオスピーカーと光子ライフルを持ち、音と光で敵を撹乱するG1マイスターの、まさしく直系というべき仕上がりで、なかなか結構のれますよ!



TFユナイテッド オートボットジャズ ビークルモード



ビークルモードはポルシェ935ではなく、実写ムービー版ジャズのポンティアック・ソルスティスに似たレーシングカー。
G1マイスターを彷彿とさせるゼッケン4とマルティーニイメージのストライプが施されています。

ヘッドランプ周り、フロント&サイドウインドウはクリアパーツ製となっています。


海外版では真っ白けだったリアウインドウとテールランプは塗装され、一歩前進。
サイバトロンのマークはルーフからボンネット先端へ、 ホイールはシルバー塗装に変更されています。

もちろん転がし走行が可能。

アニメイテッド版ジャズと2ショット。
サイズはちょうど同じくらいで、どちらもコンパクトにまとまっています。

遊園地のゴーカートのようなアニメイテッドジャズと並んでも、引けを取らない存在感。



■ スピーカーギミック


両サイドの窓の内側にスピーカーが格納されており、車外に展開可能です。



スピーカーはCジョイントで接続されており、着脱することができます。


ラジエーター部分は分離してハンドガンに変形します。
(トランスフォーム時には干渉するので、取り外しておかなければなりません)

コンパクトに折りたたんだ状態から、銃身を展開。



■ FRONT & REAR

■ SIDE & BOTTOM





TFユナイテッド オートボットジャズ トランスフォーム


@ ハンドガンは車体裏からあらかじめ取り外しておきます。

ドアを開け、ルーフエンドのジョイントを外し、リア部分を後ろに引いて左右に分割します。

A 車体裏側から見たところ。

脚を伸ばし、爪先を起こし、リアホイールハウス部分全体を後ろ方向に回転させると、スネアーマーがスプリングギミックにより展開します。
A フロント裏から腕を起こし、フロントホイールハウスから左右に広げると、ボンネット中央が連動して内側に引き込まれます。
B フロント部をシャーシを覆うように前に倒すと、オートモーフィングで頭部がせり出し、トランスフォーム完了。


※一連の手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮はしておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。



TFユナイテッド オートボットジャズ ロボットモード


■ FRONT
マッシブにビルドアップされたジャズの肢体。
意匠もパーツ構成も、G1ジャズを堅実に踏襲しているように思います。

■ REAR



アニメイテッド版ジャズと2ショット!
スマートで顔が長い分、アニメイテッドの方が若干背が高いです。


■ BUST UP
イケ面ですが、への字に結んだ口やたくましい肩腕から、かなりイカツくなった印象を受けます。
ゴーグルは一応集光ギミックですが、なぜかあまり光りません。

 



■ ハンドガン
ビークルモード時にフロント下に搭載されている武器。

■ ソニックキャノン
Cジョイントによりスピーカーを銃身両サイドの軸に接続して、大型武器を形成。


■ スピーカー展開
ロボットモードでもスピーカーを展開することができます。



Cジョイントを使って他のトランスフォーマーとのコラボレーションが楽しめます。



ACTION


頭部はボールジョイント接続。

上方向への可動はそこそこありますが、顎が襟部分に引っかかるので、下を向いたまま左右に振るのはちょっと苦手です。
肩はホイールハウス部の軸とボールジョイントで地面と水平以上に上げることができます。

上腕付け根に回転軸あり、肘は二重軸で約150度曲がり、手首はボールジョイントで可動します。
腰は軸で360度回転、股関節は軸の組み合わせで開脚は180度弱。
股関節はむしろ前後開脚の方が開きます。

膝は二重軸で約90度曲がります。



ギャラリー


















【コメント】

プロポーションはマッシブにアレンジされていますが、スタイリッシュにまとめられており好感が持てます。

塗装もきれいに仕上がっており上々の出来。

また、Cジョイントを起点としたギミックも盛り込まれており、プレイバリューを広げることができるのもグッド!

しっかり可動する身体や、特徴的なスピーカーシステムを得て、G1以来のTFファンの心も充分満たしてくれることでしょう。

トランスフォームに関してはオートモーフィングも小気味よく正常に作動し、良い印象です。

ただ、ハンドガンを取り外さないとトランスフォームできないのはちょっと残念で、やはり、格納したまま変形できるのが理想に思います。

また、各部がちょっとタイトで、力の要る箇所もあり、ちょっと気になりました。