トランスフォーマー ジェネレーションズ ダークマウント レビュー |
■ 発売元:Hasbro ■ 価格:1,840円 (本体のみ税込) ■ サイズ:全高約14.0センチ(ロボットモード時頭頂高) ■ 10年9月13日登録 |
ジェネレーションズはWFCだけじゃない! 今回、ご紹介するダークマウントはなんと、海外で発行されているマーベルコミック版トランスフォーマーに登場するオリジナルキャラ! 一風変わった出自を持つこのトランスフォーマー、一体どんなアイテムに仕上がっているのでしょう? |
ダークマウント ビークルモード | |
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ビークルモードは押し出しの強いボクシーなフォルムのハーフトラック。 巨大な砲塔と、おおよそ戦車には似つかわしくない鮮やかなブルー基調の ボディが新鮮なイメージです。 | |
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ハッチやパネルなど細かいモールドも刻まれています。 前輪は回転式、キャタピラは固定ですが、接地部分に小さなコロが付いており、 転がし走行が可能です。 | |
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砲塔は360度旋回可能。
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砲身は上下に動き仰角を調整できます。
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ミサイルポッド、マルチディスチャージャー、マシンガンと 3種の武器パーツが付いており、装甲各部に設けられた 7か所のハンドルにマウントできます。 | |
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左右非対称かつ向きなども微妙に変わっていて、取り付けが楽しいです。
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取り付け例
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■ FRONT & REAR | |
向かって右側の窓が運転席とすると、かなり巨大な車両のようですね。 キャノピーはシルバー塗装、ランプ類は塗装かディテールのみで、クリアパーツは使われていません。 “ M17 ”というマーキングは、おそらく元キャラの“ ストラクサス ”がマーベルコミックスの17号に初登場したことを表しているのではないか、との見解があります。 | |
■ SIDE & BOTTOM | |
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ダークマウント トランスフォーム | ||
@ 車体後部を中央からガバッと左右に開き、砲塔を上に持ち上げます。 | ||
A 砲塔を、左右に分けた車体の間を通して下に反転させます。 | ||
B 上を向いた砲塔裏側のパネルを左右に開き、下方に引きながら、砲塔内に格納されていた腿パーツを引き出します。 むき出しになった砲身を手前に引いて分離します。 | ||
C 上の画像の全身を左右に反転させたところから。 砲塔裏側のパネルを閉じ、下端の小さなパネルを反転させ踵を出します。 続いて、その踵ごと下端部分を展開して、足を形成します。 | ||
D 左右に分かれた車体後部の内部に入っていた腕を、まず内側に入れてから下し、車体後部を一度上下に反転させてから、肩を前輪ごと手前に開きます。 その後、車体後部の上下を元に戻し、後ろで左右を連結してバックパック状に変形させます。 | ||
E 胸部のパネルを左右に開いて肩アーマーに。 中央のパネルを開いて内側から頭部を引き出し、最後に胸パネル下のデストロンマークの入ったパーツを手前に開いて腰を接続し、トランスフォーム完了! ※一連の手順は個人的なものです。 パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮はしておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。 |
ダークマウント ロボットモード | |
■ FRONT | |
ビークルモードが戦車ということもあってか、直線基調でクラシカルなデザイン。 青と赤の鮮やかなコントラスト、各部に貼りついた三角のマークがその存在感を際立たせています。 あくまで主観ですが、実写ムービー組とは一線を画した、旧世代的な懐かしいシルエットに思います。 | |
■ SIDE & REAR | |
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■ EQIPMENT STYLE | |
ロボットモードでも、もちろん各武器を装備可能。
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ほとんど接点のないWFC版オプティマスプライムと2ショット! タッパはわずかにダークマウントの方が低いです。 こうなるとマーベルのオリジナルキャラが、もう一体くらい欲しくなりますね。 | |
■ BUST UP | |
頭部デザインは、トランスフォーマーというよりはマンガの国とかに出ていたような悪役宇宙人風。 やはり狙ったのでしょうか?(笑) 胸部下には小さくデストロンマークがプリントされていますが、これが何ともミスマッチでよい! | |
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■ エナジーアックス | |
ビークルモード時の主砲が変形した戦斧。 アックスというよりはピッケルのような外観です。 | |
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変形前の形態に戻すと三叉戟に見立てたような武器にもなります。 この形態だとネプチューン、ピッケルだとガテン系に見える不思議。 | |
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マゼラアタック
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ACTION | |
首というか口の中にボールとジョイントがあり可動します。 上下はカタカタ揺れる程度で、左右には360度回転します。 | |
肩はボールジョイントにより、地面と水平付近まで開きます。 肩装甲も前方、上方に軸可動し、干渉を避けることができます。 肘は単軸で90度弱曲がります。 | |
手は開閉、手首はボールジョイントで内側に可動し、アックスを持つのに都合がよくなっています。 | |
腰に回転軸があり360度旋回可。 股関節はボールジョイントで、ほぼ180度開脚が可能です。 膝に回転軸もアリ。 | |
膝は約90度曲がります。 足首はボールジョイント接続ですが、足裏の形状などから 決して接地性が良くなっているとは言えません。 | |
ダークマウント バトルステーションモード | |
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ダークマウントはバトルステーションモードと呼ばれる砲台タイプの第三形態を持ちます。
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ご覧のように砲手用のグリップまで付いており、トランスフォーマーならばスカウトクラスあたりの
サイズのフィギュアと絡めて、いろいろ遊べるような仕様になっています。 | |
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で、ウチは隠れミクロマン(休眠中)なので・・・。
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ギャラリー |
装甲下のウネウネ内部などクリーチャーモチーフを取り入れた実写ムービー版やカトゥーン的ディフォルメを極限まで突き詰めたアニメイテッドなど、分化の著しい昨今のトランスフォーマーですが、このダークマウントはそのどちらにもない普遍的な魅力を持つトランスフォーマーであると思います。 ぶっちゃけ、伝統的で古めかしいフォルムですが、両モードを通じてのプロポーションの良さや、ビークルモードにおけるディテールなどに、現在の水準の技術が惜しみなく投入されており、懐かしい中にも洗練されたクオリティを実感できます。 また、マーベルコミックからピックアップされたというエキゾチックさも、人気に拍車をかけていると思われます。 製品的には、ダイナミックなトランスフォーム、今まであまりなかったオプション武器の組み換えギミックに加え、トリプルチェンジャーであることなど、突出した何かはありませんが、安心して楽しめるアイテムとなっています。 キャラの魅力に惹かれた方は、ぜひ手に取ってみてください。 |
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