ULTRA-ACT ウルトラマンギンガ レビュー |
■ 発売元:バンダイ ■ 価格:4,104円(税8%込) ■ サイズ:全高約16センチ(頭頂高) ■ 登場作品:ウルトラマンギンガ 『新ウルトラマン列伝』 ■ シリーズ名:ULTRA-ACT (ウルトラアクト) ■ 14年6月27日登録 |
七色の光を纏う未知のウルトラマン、ウルトラマンギンガ!! 放映から一年、続編となる『ウルトラマンギンガS』も制作されることになった ウルトラマンギンガが スパークドールズではなくウルトラアクトとなって登場です。 |
■ FRONT & REAR | |
最大の特徴である全身の発光体にはほとんどクリアパーツを使用! 撮影用スーツより肩パッドが強調されたマッシブなプロポーションです。 |
ウルトラアクト ウルトラマンタロウと2ショット。 比較対象としてはあまり適切ではなかったのですが、個人的に並べたかったということで。 | ||
■ BUST UP | ||
発光体は耳を除いて全てクリア素材ながら、肝心の目は塗装処理。 非常に惜しいポイントです。 | ||
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顔は巷間言われるほど似てなくもないようですが、微妙。 アングルによってはなかなか精悍な表情なのですが。 | ||
胸、腕、脚の発光体はそれぞれ着脱可。 頭部、肩パッドともに取り外すことができるので、 各必殺技の発動形態も期待できそう。 | ||
■ カラータイマー | ||
カラータイマーは青と赤を差し替えることができます。
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■ ギンガセイバー | ||
剣としてだけでなく、地面に突き刺して衝撃波を放つ等、様々に使える光刃。 腕部発光体から派生した状態で、発光体ごと換装します。 | ||
■ ギンガクロスシュート | ||
左拳をL字に曲げた右肘に当てて放つ光線技。 一体化された右手首ごと交換します。 | ||
渦を巻く星雲のような輝きを美しくエフェクト化しています。 構造的な都合か、拳を肘に密着できません。 | ||
■ 魂ステージ用ジョイント | ||
これまでのウルトラアクト同様、背部パーツを交換して魂ステージに対応。
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接続シャフトが長く外れにくくなったジョイントが採用されています。
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■ OPTION HANDS <RIGHT> | ||
拳骨(デフォ)/平手/手刀
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■ OPTION HANDS <LEFT> | ||
拳骨(デフォ)/平手/手刀
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ACTION | ||
顔と首がピン接続の球体関節、首と胸がボールジョイントで接続。 可動域はどちらかというと上方向に広く、もう少し下を向けるとよかったと思います。 | ||
肩パッドは腕に固定されたボールジョイントにより接続されています。 多くのアクト同様、肩は長めのピンの先端についたボールジョイントにより接続され、 全方向にグリグリ動きます。 この肩パッドは若干外れやすいですが、それに追従します。 | ||
腕は水平くらいまで開くことができます。 肩パッドは上の画像のように下部の小さなボールジョイントによって接続されますが、 この位置取りにより面白い形で動きに対応します。 肘は二重軸で90度を大きく越えて曲がります。 | ||
体幹は胸、腹、腰の三分割構造。 可動域は、前後屈、左右への捻りとも適切な可動範囲です。 しかし、他の関節に比べて保持力がかなりキツく、ちょっと動かしにくい印象。 | ||
股関節は引き出し可能で、可動範囲が広がります。 ボールジョイント接続で、太腿前面を上に向ければ左右開脚は180度に近い所まで開きます。 | ||
脚は前には大きく振れますが、後方にはあまり振れません。 膝は二重軸で90度以上曲がります。 | ||
足首は球体関節により接続され、爪先にも軸あり。 足自体が小さめなことから安定性は今一つですが、可動域は適切で保持力も充分。 |
ギャラリー |
■ パーツ一覧 | |
オプションハンド(デフォ拳骨含む ×6)/ギンガクロスシュートエフェクト/ギンガセイバーエフェクト/交換用カラータイマー(青・赤)/魂ステージ接続パーツ
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【コメント】 スタイリング、可動性能は概ね良好。 身体各部にあしらわれたクリスタル発光体をクリアパーツにより再現することで、 未来のウルトラマンを予感させる神秘的なフォルムをしなやかに表現しています。 この発光体は着脱が可能になっており、頭部と肩パッドを完全に差し替えて、七色の必殺技発動形態の再現に向けて 拡張性を残しています。 構造は最新のウルトラアクト製品に則って築かれていますが、発光体の換装ギミックを考慮したためか、 胸部と肩部が特別なものになっています。 胸部は発光体のみ取り外す仕組みとなっており、このためか従来のプロテクター全体の交換による 光線発射ポーズの再現ができません。 肘に拳骨を密着させる本来のクロスシュートのポーズを再現するのであれば、メビウス(旧Ver)のように 肩に引き出し式にするか、フィギュアーツのゴーカイレッドのように両腕まるごと差し替えてしまうか (こちらの方が現実的?)いずれにしろ対応策はあると思います。 また、肩はパッド化されたことにより、撮影用スーツのような一体感を失い、大きく動かすと外れやすい というストレスこそ得ましたが、可動範囲を大きく損なうことはありません。 ウルトラマンのスーツというよりアーマー調ですが、個人的には好みなので、カッコよくも思えます。 顔が似ていないとの指摘も各所で見受けられますが、上にも書いたとおり個人的には微妙な印象で アングルによってどちらとも取れ、ハッキリ見解を示すのが難しいといったところ。 ただ、目にクリアパーツが活かされていないことは甚だ不満なので、なんなら、頭部まるごと作り変えるというのは ダメでしょうか。(笑) あと、細かい所でクロスシュートのエフェクトが重すぎてポーズの保持が難しいとか、従来通り魂ステ接続用の 背ビレカバー(デフォ)がやっぱり外れやすいとか、ちょこちょこ注文はありますが・・・。 総合的な印象として、必殺技の発動により七色に変化するウルトラマンギンガの特性を考えると、道半ばの半製品のような感じです。 クリスタルによる七変化と大がかりな光線エフェクトこそウルトラマンギンガの魅力と確信します!! 完成に向けてのベースキットとなるか否かは、今後のラインナップによる補完次第といったところでしょうか。 以上、ULTRA-ACT ウルトラマンギンガのレビュー終了! |