トランスフォーマー ジェネレーションズ サンドストーム : ボイジャークラス レビュー |
■ 発売元:HASBRO ■ 価格:4,980円 (本体のみ税込) ■ サイズ:全高約17.0センチ(ロボットモード時頭頂高) ■ 登場作品:トランスフォーマー ■ シリーズ名:TRANSFORMERS GENERATIONS トランスフォーマー (ジェネレーションズ) ■ 13年10月18日登録 |
たかがリデコと侮ることなかれ、ジェネレーションズでボイジャークラスにリメイクされた トリプルボット部隊の一角、サンドストームのレビューです。 大胆なパーツ変更が施されたサンドストームは、ベースであるスプラングとはほとんど別物 と言えるほどの大胆な変化を実感させてくれることでしょう! |
サンドストーム ビークルモード(デューンバギー) | |
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大径化されたリアタイヤにより突き刺さるようにリフトアップされた超攻撃的シルエット!! ヘッドランプは塗装処理ですが、窓は屋根を覆う強化パーツの下のサイドウインドウまでクリアパーツが使われています。 | |
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ダイナミックなバックビュー。 このリアタイヤも含めもちろん4輪が独立回転し、心地よく転がし走行できます。 | |
■ ミサイルランチャー | |
ルーフガード上の5oジョイントに単発ミサイルランチャーを装備! ランチャーを搭載した方が、車両として安定しているような印象を受けます。 | |
黒色ユニット全体を後方にスライドさせると、弾性によりミサイルを発射。
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回頭&仰角調整もできます。
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先発のジェネレーションズ スプリンガーと2ショット。 アーバンで鋭敏なスプラングに対しワイルドで重厚なサンドストーム、と見事に差別化されています。 | |
■ FRONT & REAR | |
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■ SIDE & BOTTOM | |
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オートボットスプリンガー トランスフォーム(デューンバギー ⇒ VTOL エアクラフト) | ||
@ 屋根の強化パーツを後方に展開し尾翼にします。 リアタイヤを反転させながら左右に展開し、ローターウイングを形成します。 | ||
A フロントからドアパネルまでの両サイド部を左右に展開します。 続いてローターウイングに連なるルーフトップをフロントガラス部から持ち上げます。 | ||
B ドアパネルの外装を引き出して、フロントタイヤを覆うように反転させます。 サイドウインドウを内側に折り込み、リヤフェンダーに連なるパネルをドアに重ねてたたみます。 | ||
B リアタイヤのベース部を後方に展開し、内側のパーツと一直線になるように収束させます。
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C サイド部を後方に引きボディに組み付けます。 続いてフロントガラスのあるトップ部全体を前方に引いてボディにジョイントします。 | ||
D 一直線に束ねたリヤ部に尾翼をがっちりカバーして、トランスフォーム完了!
※手順は個人的なものです。 パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。 |
サンドストーム ビークルモード( VTOL エアクラフト ) | |
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分厚く頑健なローターが特徴的な VTOL航空機。 フロントにあったカンガルーバーも違和感なく処理されているように思います。 | |
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尾翼は趣味で立たせず、深く曲げて被せるようにしました。
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スプラングと航空機モードで2ショット。 外装を新規造形しただけでなく、例えばサイド部などの変形様式まで変えることにより、 幅広で力強いフォルムを作り出しています。 | |
■ ランディングギア | |
フロント、リヤの着陸脚はそれぞれ収納展開ギミックあり。 | |
■ ミサイルランチャー | |
ヘリモードでは機首にマウントされます。 5oではなく凹凸ジョイントでガッチリ組み付けます。 | |
この状態でももちろんミサイル発射可能。 下部にタイヤの造形が見られます。 | |
■ FRONT & REAR | |
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■ SIDE | |
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サンドストーム トランスフォーム( VTOL エアクラフト⇒ロボット) | ||
@ 尾翼カバーを跳ね上げ、フレームを左右に分割して脚を形成します。
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A テールエンドを展開し、内側から黄色のパーツを引き出して足にします。
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B ローター部を反転させ機首に重ねます。 この時、尾翼部はローターウイングの外側になるようにずらしてたたみます。 尾翼は外側で立てて合わせます。 | ||
C 窓の付いた黄色のパネルを開き、内側から手首を起こしながら、安定翼の付いたパネルを折り返して腕にします。 黄色のパネルは下腕の一部として再度カバーします。 | ||
D 底面から頭部を引き起こしつつ、機首をこの頭部が交錯するように、
内側に折り込んで胸パネルを形成。 最後に黄色いパーツを持ち上げて両肩にロックし、トランスフォーム完了! ※手順は個人的なものです。 パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。 |
サンドストーム ロボットモード |
■ FRONT & REAR |
ボディは基本的にスプリンガーに準じたものになりますが、追加された背部ローターユニット中央に、
G1サンドストームを意識したものか、巨大なスタビライザーがそそり立っています。 コンパクトに折りたたむこともできますが、やはり出しといた方が彼らしい? |
ジェネレーションズ スプリンガーとロボットモードで2ショット。 それぞれ、よくもここまでスタイリッシュに転生したものだなあと。 |
■ BUST UP | |
ややモブ的ですが、スプリンガーに負けず劣らずイケメンフェイス! 目はブルーのクリアパーツで、集光ギミックを搭載。 |
背部は、肉抜き穴が目立ち、ローターのホイールむき出しで、ちょっとヤッツケな印象。 まあ、仕方ないですが・・・。 | |
■ ミサイルランチャー | |
ミサイルランチャーは携行武器として手に持たせることができます。
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背部にマウントしておくことも可能です。
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ACTION | ||
首はボールジョイントにより上下にスイング、左右に回転します。 しっかり顎を引くことができ、可動範囲は十分。 | ||
肩は、軸の組み合わせで前後に回転、上下にスイングします。 上腕の中間に回転軸アリ。 肘はクリック式の単軸で3段階、約90度弱曲がります。 | ||
腰は多少背中のローターユニットが干渉しますが、軸回転可能。 股関節は軸の組み合わせで、ほぼ180度左右開脚できます。 | ||
腿の付け根に回転軸があり、膝はクリック式の単軸で90度まで曲がります。 足首は変形構造を利用して下向きに90度のみ曲がりますが左右には振れず、接地性、安定性は今一。 |
ギャラリー ※ オレ変 アタックモード |
【コメント】 近年随一と評価の高かったスプリンガーがベースモデルだけあって、このサンドストームも出色の出来栄え。 スプリンガーのコンポーネンツと新規造形パーツを駆使して、方向性の違うキャラを見事に再現しています。 大径タイヤが展開してホバークラフトになるというアイデアは全くセオリー通りですが、変形アイテムで車両と航空機のスタイリングをここまでスタイリッシュに構築できた例は他に思い当たりません。 この上ロボモードでもウィングユニットとして着実に仕上げているのですから、それは賞賛モノです! 欲を言えば、バギーモードでフロントタイヤのトレッド幅も広がればベストでしたが欲張り過ぎか? 造形面ではイケメンで、各モードのプロポーションも良好! ロボモードの脚の内側に肉抜き穴が目立つのがちょっとアレですが、 カラーリングも美しく、スプリンガーとも巧く差別化出来ていると思います。 変形も単純すぎず、複雑すぎず、変形を繰り返すのが楽しいレベル。 可動は、クリック関節などを適切に用いて、大きな穴はないのですが、 スプリンガー同様、肩関節が緩めで改善されておらず、武器を構えてポーズを保持しづらいのが惜しい。 あとは武器が足りないかなあ。 ホバーユニットを取り外すとシールドになるとか、弾頭の形状が異なるミサイルを加えるとか、 それほどコストを掛けずにプレイバリューを増やす工夫はできたようにも思われるのですが、欲張り過ぎか? 総じて、非常に完成度が高く、リデコにしては個性が際立っているので、とにかくおススメです。 スプリンガーを既に持っていても、入手して決して損はないアイテムに思います。 国内版との比較ですが、どのモードでも妙にオレンジ比率が高いように見える国内版より、バギーではオレンジ、 ホバーではイエローがメイン、ロボでは半々位になる海外版の方がメリハリが効いていて、個人的には好みです。 以上、ジェネレーションズ サンドストーム のレビュー終了! |