トランスフォーマー ジェネレーションズ ブリッツウイング : ボイジャークラス レビュー |
■ 発売元:HASBRO ■ 価格:4,980円 (本体のみ税込) ■ サイズ:全高約17.0センチ(ロボットモード時頭頂高) ■ 登場作品:トランスフォーマー ■ シリーズ名:TRANSFORMERS GENERATIONS トランスフォーマー (ジェネレーションズ) ■ 13年8月18日登録 |
人気のトリプルチェンジャーの中でも一際存在感を放つブリッツウイング! 待望のボイジャークラスとしてリメイクされたこのジェネレーションズ版では" G1 "はもちろん " アニメイテッド "の要素も盛り込まれ、プレイバリューの豊富なアイテムとなっています。 |
ブリッツウイング ビークルモード(タンク) | |
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ビークルモードの一つは大型の砲塔を持つスクエアフォルムの戦車。 クローラーはオールプラ製で、底面計4ヶ所の小さなコロにより転がし走行が可能。 | |
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デフォルメの効いたポップなデザインですが、各パネルにハードなモールドが刻まれているなど、 決して玩具っぽ過ぎるということはありません。 | |
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アニメイテッド版ブリッツウイングと2ショット。 外形がきっちり整ったアニメイテッド版と比べると、後部などに隙間が目立ちます。 | |
同アソートのスプリンガーと2ショット。 並べて違和感があるというほどではないですが、デザインの方向性は違うように思われます。 | |
内側の突起を交わすように砲塔を動かせば、砲身の仰角を調節可能。
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砲塔は回頭可能ですが、軸より後のが長いので、ちょっと微妙な印象。
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付属武器は、砲身上面と砲塔の左右側面に5oジョイントで接続できる他、 サーベルの上に銃を合体させるようなマウントも可能です。 | |
砲身を押し込むことによりミサイルを発射するギミックを搭載。
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■ FRONT & REAR | |
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■ SIDE & BOTTOM | |
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ブリッツウイング トランスフォーム(タンク ⇒ ジェット) | ||
@ 両サイドのクローラー部のロックを外し、フロント部から展開します。 次にフロントとクローラーをつないでいた左右パネルを、中央からそれぞれ下に折りたたみます。 | ||
A クローラー上部からファイターモードの主翼を引き起こします。 いっぱいまで出したら、さらに主翼外側から補助翼を引き出して補完します。 | ||
B クローラーを引きはがし、先端部を折りたたんでベースに押し込みます。 続いて主翼が外を向くように90度捻ります。 | ||
B 後端のパネルを倒して水平尾翼とし、ノズルとなる部分を少し開きます。
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C 砲塔のロックを外して左右に分割し、それぞれ90度内側に捻って、もう一度本体にロックします。 続いて後部のパネルを起こして尾翼とします。 | ||
D 先端部を内側に押し込んでエアインテークとし、クローラーから変形させた主翼ユニットを本体に組み付けます。
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E 底面に格納されていたファイターの機首を展開します。
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F 砲身を後方に回し込んで、トランスフォーム完了!
※手順は個人的なものです。 パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。 |
ブリッツウイング ビークルモード(ファイター) | |
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もう一つのビークルモードは上面後部の突起がユニークなファイター。 機首には軟質素材、キャノピーにはクリアパーツが用いられています。 | |
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後部は中央に隙間がドカッと開いており、回り込んだ砲身は全長を超えてはみ出しています。 トリプルチェンジャーの形状を整えるのことがいかに困難か窺えます。 | |
アニメイテッド版とファイターモードで2ショット。 クローラーがしっかり収納されることはジェネレーションズ版を評価したい。 |
スプリンガーと2ショット。 ボイジャークラスとしては、やはり、このクオリティをキープしていって欲しいですね。 |
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フロントの着陸脚は収納可能。
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■ 無念おキャノピー | |
機首をちょっと傾けるとキャノピーを開閉することができます。 | |
サーベルをパネルとしてマウントすることにより、中央のスカスカ感を軽減できます。 | |
サーベルの上に銃をセット。 この形をデフォとしても良かったのでは・・・。 | |
武器は主翼下に懸架することも可能です。
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砲身を前に向けてアタックモードっぽく構えます。 |
ブリッツウイング トランスフォーム(ジェット⇒ロボット) | ||
@ 主翼ブロックのロックを外して、前方に向けます。
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A 補助翼を折りたたんでから主翼を収納します。
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B ノズルを展開して足を形成します。
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C 砲身を後ろに回し込み、空いたスペースに機首を起こします。
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D 腕になる部分を起こし、それぞれ180度捻ります。 続いて先端のカバーを倒して手首を出します。 | ||
E 腕を真横に向け、肩口のパーツを巻き込むようにたたんで反転させます。
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F 機首を後ろに倒して頭部を出し、砲身が真上を向くように背中パーツを整えてトランスフォーム完了!
※手順は個人的なものです。 パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。 |
ブリッツウイング ロボットモード |
■ FRONT & REAR |
上を向いた砲身、黄色いヘルメット、肩の安定翼と、ブリッツウイングらしい 記号がぶち込まれたスタイリング。 |
アニメイテッド版ブリッツウイングとロボットモードで2ショット。 クローラーがスネ当てになっている所などにアニメイテッド版の影響が窺えます。 | |
ジェネレーションズ スプリンガーとロボットモードで2ショット。 ヒロイックなスプリンガーに対し、大柄でマッチョなオッサンといった趣。 |
■ BUST UP | |
ふっくらとどこか愛嬌を感じさせる顔つき! やはり、固定されていないのが丸わかりな肩が残念。 | |
アニメイテッド設定だった3フェイスチェンジギミックを搭載。 向かって左からホットヘッド、アイシー、ランダム。 変換はアニメイテッドの横回転から縦回転に変わっており、顔に指をかけて直接回します。 |
■ ジャイロ爆破ライフル | |
もう一回り大きくして欲しかった。 ギミックは特にありません。 | |
■ 電子サーベル
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特異な形をした剣。 こちらもギミックは特にありませんが、これらは5oジョイントで組み合わせることができます。 |
武器は両肩の後ろにマウントできます。
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ACTION | ||
首は軸による左右に回転のみ。
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肩はアーマー内の軸で真上まで上げることが可能。 肘は単軸で90度曲がり、手首も回転します。 肘はクリック式の単軸で3段階、約90度弱曲がります。 | ||
股関節は太腿の向きを変えれば180度以上の開脚が可能。 膝も単軸で約90度曲がります。 | ||
足首はボールジョイントで可動。 足は変形機構を利用して前後に折れ曲がります。 しかし、横方向にあまり傾けられないので、接地性は思ったほど良くはありません。 |
ギャラリー |
【コメント】 狙いは理解できますが大方中途半端、というのが率直な感想です。 ハッキリ言って、今の時代としては、いろいろ詰め込み過ぎ! 確かに3面フェイスチェンジは面白いのですが、アニメイテッド由来のギミックだし、 絶対に必要とコダワリのある人はそんなに多くないように思われます。 これで大顔化してしまったため、ビークルモードがしっかり収まりきらないという疑いもありますし。 それよりは造形をブラッシュアップし、ボールジョイントなど入れて可動域を確保した上で、余裕があれば 集光ギミックなど入れてくれた方が ( これが一般的な仕様ですが )、個人的には有難かった気がします。 また、複雑な肩関節構造も、もっとシンプルにして、どの形態でもしっかりロックできるようにした方が 耐久性も上がり、扱いやすくなったのではないでしょうか。 しかしながら、タンクモードでのアースカラー主体から、ファイターモードに変形すると紫メインに変わるシステムは素晴らしいし、ファイターモードでクローラーがバッチリ隠れる仕組みも高く評価すべきポイントに思います。 単なる設計ミスなのか、予算の問題なのかわかりませんが、ビークルモードで隙間が目立つことはたいへん残念ですが、 ブリッツウイングらしいダイナミックなシルエットとその姿が醸し出す存在感は、それでも魅力的。 見比べれば、スプリンガーの成り立ちがいかに奇跡的か、思いを巡らせざるを得ないということなりますが、だからこそ この2体はTFファンならぜひ手に取って並べて欲しいアイテムに思います。 国内版の発売が間近に迫ってきましたが、個人的には、今回は海外版の方がよりブリッツウイングらしい カラーリングに見えます。 もちろん国内重塗装版の高品質感も捨てがたいのですが、海外版も値ごろ感も出てきており、もし入手困難な場合はこちらもおススメできます。 もし、肩関節が改善されるようなことでもあれば別ですが・・・ 以上、ジェネレーションズ ブリッツウイング のレビュー終了! |