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トランスフォーマー/ロストエイジ ムービーアドバンスドシリーズ
AD07 スラッグ:DXクラス レビュー




■ 発売元:HASBRO
■ 価格:2,310円 (本体のみ税別)
■ サイズ:全高約13センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 登場作品:トランスフォーマー/ロストエイジ( 実写映画 )

■ シリーズ名:トランスフォーマー ムービーアドバンスドシリーズ

■ 14年9月11日登録

実写版映画第四作 トランスフォーマーロストエイジ を彩ったダイノボット軍団の一角、
トリケラトプスに変形する スラッグ のレビューです。

旧来のファンにはおなじみの名前ですが、今作ではどのような進化を遂げているのでしょうか。




スラッグ ビーストモード



いわずもがなのトリケラトプス。
メタリックパープルによる彩色ボディが、何やら鉱物的な硬さと重量感を醸し出しています。


低く、どっしりと構えたスタイリングは、小さいながらも迫力満点!
本体のほとんどは硬質素材、ツノとアゴ、そして尻尾の先のグレーのパーツが軟質素材製です。

ダイノボットのリーダー格、AD03 グリムロックと2ショット。
どちらも作中とは違ってカラフルですね。




顔は首のヒンジにより、下に向けることができます。
トリケラトプスらしい、ツノを突きたてるような動作が可能。


顎も画像位置くらいまで開閉可能。
あくまで軟質素材ですが、牙もそれなりに刺々しく造形されています。

その他の可動については、前足は付け根のボールジョイントと肘のヒンジで動き、
後ろ 足はツメの調節だけですが、お尻のカバーを外せば付け根のボールジョイント
を活かして表情をつけることができます。



付属の2刀を左右の横原に挿してアタックモードをとれます。



スラッグ トランスフォーム


@ 尻尾を折り返し、お尻のカバーごと持ち上げます。
A 後足は、上部からツノを展開し、ツマサキにします。

続いてツメを反転させて収納しつつココ(膝になる)を起点に 反転させます。
B まず、前足の付け根の関節を使ってツメ側を左右に開いてスペースを開け、 胸部を前に展開します。


次に肩のツノとフリルが干渉しないようにかわしながら、ツメが下に向くように動かします。
C 顔と胸部を中央で真っ二つに割って展開し、上半身を形成します。


この時一気に展開せず、フリルの内側同士が接触しないよう、トリケラトプスの顔を調節しながら行います。
D 胸部装甲の内側から拳を展開し、閉じてロボットモードの腕にします。
E まず、トリケラ前足の肘ある突起をロボモード横腹のダボにしっかり組み付けます。

最後に上側フリルを外方向に折り返し トランスフォーム完了!

※手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。




スラッグ ロボットモード


■ FRONT & REAR
張り出した肩と肥大した前腕が特徴的なロボットモード。

ちょっとボディが薄っぺらい感じになりましたが、背中に突き出たツノが
それをいい塩梅に補っていると思います。

AD03 グリムロックとロボットモードで2ショット。
整然とした騎士姿といい、鮮やかな色遣いといい、まるでB社の製品のよう。


■ BUST UP 

フリルはもちろんのこと、横腹の赤塗装がしっかりアクセントになっています!
せっかく映えそうな形状なのに、集光ギミックはありません。


■ ソード×2 
ロボットモードでは剣のように持たせます。




ACTION

頭部はボールジョイント接続で、下方向は問題ありませんが、上にはあまり動きません。


ちょっと力を入れて上に向けると、すぐ外れます。
肩はボールジョイントで、肩アーマーを上げると画像位置まで開くことができます。

ただし、両肩アーマーを同時に上げると赤いフリルが接触するため この位置まで上げるのは片腕ずつに限定されます。

肘は単軸で約90度曲がります。

手首は変形の都合で内側にスイングするだけで、その他回転などはできません。
腰は回転しますが、横腹に刺さった前足と尻尾が干渉するため範囲が限定されます。


股関節ボールジョイントで左右開脚は180度近くまで開きます。
前後開脚は尻尾の接触に注意しながら180度までOK。


膝は単関節で90度曲がりますが、変形用の軸とあわせて二重関節風に用いることにより、 腿の裏側にふくらはぎが着くまで曲げることができます。



ギャラリー


















【コメント】

一見シンプルで動かしやすく見えるスラッグですが、意外に干渉物が多く、少しストレスを感じます。

また、それは変形についても同様で、少しめんどくさい。

それでも一般的なアクションフィギュアとしては決して遜色ない可動レベルですし、変形はそうしたものが 好みである方も、あるいは多いかもしれません。

ただ、単純に残念なのは武器が余剰パーツになってしまうことでしょうか。

組み合わせてお腹に収納するのも、やはり無理やりな感じがします。

また、本文でも書きましたが、集光ギミックがオミットされているのもかなり惜しい。

旧来のTFとはちょっと趣を異にするダイノボット勢ですが、西洋甲冑のような意匠や煌びやかな彩色など それら同士では統一感があり好感が持てます。

中でもこのスラッグは、正統派騎士のイメージが色濃く投影されており、純粋にカッコいいと思いますので、スタイリング が気に入った方にはぜひ手に取ってみてください。

以上、トランスフォーマー/ロストエイジ スラッグ のレビュー終了!







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