TOP > トランスフォーマー レビュー 


トランスフォーマー/ロストエイジ ムービーアドバンスドシリーズ
AD05 スコーン:DXクラス レビュー




■ 発売元:HASBRO
■ 価格:2,310円 (本体のみ税別)
■ サイズ:全高約13センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 登場作品:トランスフォーマー/ロストエイジ( 実写映画 )

■ シリーズ名:トランスフォーマー ムービーアドバンスドシリーズ

■ 14年10月05日登録

片腕は長槍、もう一方の腕に牙の盾を持つ鋼鉄の騎士!

実写版映画第四作 トランスフォーマーロストエイジ にて活躍したダイノボット軍団より、
スピノサウルスに変形する スコーン のレビューです。




スコーン ビーストモード



モチーフは大型の肉食恐竜、スピノサウルス。
特徴的な背中の帆は軟質素材により表現されています。


脚や尻尾が連続した椎骨のように造形されており、俊敏に、鋭く、
今にも動きだしそうな気配を伴っています。

同じDXクラスの、AD07 ダイノボット スラッグと2ショット。
体躯の形状も彩色も対称的ですが、どちらも卓越した出来栄え。



首は、ロボモードでは肘関節として使用されるヒンジにより、左右にスイングします。


顎は画像位置くらいまで開き、 ワニのように伸びた口の中には、残忍な牙が並びます。
その他、前足、後ろ足とも付け根のボールジョイントで動きを調整することができます。



スコーン トランスフォーム


@ 帆は前後二つのパーツからできており、それぞれ90度回して背中のダボに固定します。
A 後足の付け根部分のカバーを下に開き、折りたたまれているグレーのパーツを伸ばしてロボモードの脚にします。
B 伸ばした脚パーツの膝以下を後ろから見たところ。


中央の爪を反転して前に出し、ふくらはぎのカバーパーツを左右に開きます。
D 前足の付いたブロックを下げ、首の軸を180度反転させます。
E 喉の補強パーツを起こしてから、口を180度近くまで開き、眉間部分を展開して手甲とします。


C 尻尾を根元で固定しているパーツを外して下し、位置を調整します。
F 下半身を固定して上半身を90度回すと、頭部がオートモーフィング的に二番目の画像位置あたりまでせり上がります。


頭部はさらに上限いっぱいまで、手動で持ち上げます。
G 前足ブロックを上げて背中に固定し、前足の位置を調整して トランスフォーム完了!

※手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。




スコーン ロボットモード


■ FRONT & REAR
伸びやかでしなやかなビーストモードとは対称的に、力強さが凝縮されたロボットモード。
背中の帆は小さな翼のようにクールに処理され、さらに存在感を増しています。

AD07 スラッグとロボットモードで2ショット。
槍使いとニ刀流というキャラづけが際立ちます。


■ BUST UP 

フリルはもちろんのこと、横腹の赤塗装がしっかりアクセントになっています!
せっかく映えそうな形状なのに、なぜ集光ギミックをオミットするのか。


■ ソード 
左腕(尻尾)の下側にはソードが収納されています。

取り出して右手に持たせます。



ACTION

頭部はボールジョイント接続で、特に上方向に大きく動きます。


あまり上げ過ぎると外れて、取り付けるのに苦労します。
肩は胸部との軸と、肩アーマー内の軸の組み合わせで画像の位置くらいまで上がります。


左右の形状は若干違いますが、構造はほぼ同じです。
左右とも上腕の付け根に回転軸あり。

両方とも内側に90度ほど曲がりますが、右腕はさらに外側にも90度曲がります。

腰は、背中のロックを外せば、変形機構を利用して、右方向に90度のみ捻ることができます。



股関節ボールジョイントで左右開脚は180度近くまで開きます。


干渉物がない前後開脚は、さらにそれ以上動かすことができます。
膝は本来の関節を利用して90度程、その上のパーツとともに二重関節に見立てれば さらに90度曲がります。


足首は基本的に固定ですが、真ん中の爪のみ動かすことができ、接地を調整することが可能です。



ギャラリー
















【コメント】

片腕が頭、肩腕が尻尾という、伝統的な変形様式ゆえか、完成度は高く思われます。

両モードとも秀逸なスタイリングで、特にスピノサウルの帆を分割して、切り立ったウイングのように 見立てる手法は俊敏で小気味よい印象を与えます。

また、近作ではほとんど搭載されることのなくなったオートモーフィングや、尻尾の仕込み剣など のギミックもあり、変形させて、遊んで楽しいトイとなっています。

可動性能も非常に高く、総合的な品質は高いのですが、難点としては股関節のボールジョイントが 大変緩く、ポーズによっては保持がむずかしいことが挙げられます。

また、スコーンだけでなくロストエイジADシリーズ全体のことですが、集光ギミックが盛り込まれていないことが残念。

ダイノボット勢は、光り映えする大きなバイザーを持っているものが多いので、ぜひ取り入れて欲しかったです。

以上、トランスフォーマー/ロストエイジ AD05 スコーン のレビュー終了!







【関連レビュー】
- TFP トランスフォーマープライム オプティマスプライム ファーストエディション:DXクラス (SDCC 2011 EXCLUSIVE) レビュー
- TFP トランスフォーマープライム バンブルビー ファーストエディション:DXクラス レビュー
- TFP トランスフォーマープライム スタースクリーム ファーストエディション:DXクラス レビュー
- TFP トランスフォーマープライム オプティマスプライム ファーストエディション:ボイジャークラス レビュー
- TFP トランスフォーマープライム ディセプティコンビーコン ファーストエディション:DXクラス レビュー
- TFP トランスフォーマープライム アーシー ファーストエディション:DXクラス レビュー

- トランスフォーマープライム サイバーバース ディセプティコンビーコン レビュー
- トランスフォーマープライム RID パワーライザーズ オプティマスプライム :ボイジャークラス レビュー
- トランスフォーマープライム RID パワーライザーズ メガトロン :ボイジャークラス レビュー
- トランスフォーマープライム RID ホイルジャック:DXクラス レビュー
- トランスフォーマープライム RID ラチェット:DXクラス レビュー


▲ ポーズ&ギミック トップページへ