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トランスフォーマー/ロストエイジ ムービーアドバンスドシリーズ
AD29 スロッグ:ボイジャークラス レビュー




■ 発売元:HASBRO
■ 価格:2,310円 (本体のみ税別)
■ サイズ:全高約17センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 登場作品:トランスフォーマー/ロストエイジ( 実写映画 )

■ シリーズ名:トランスフォーマー ムービーアドバンスドシリーズ

■ 14年10月01日登録

公開の熱い夏も去り、いよいよ終了に近づいているTFロストエイジ ADシリーズより、その29作目
となるダイノボット スロッグです。 

映画本編には登場していないキャラクターですが、だからこそ自由なのか、白銀の無双騎士といった
佇まいは圧巻です!!




スロッグ ビーストモード



モチーフは強大な体躯を誇る、ブラキオサウルス。

その巨大さを対比させるためか、サイバトロンのマークは前足の装甲に
小さく小さくプリントされています。


背中には植物を思わせる赤い棘が突き出し、特別な存在感を演出しています。

同クラスの、AD03 グリムロックと2ショット。
できればもう少し大きい方がハッタリも効いたように思います。



首は、上下にスイングする他、変形用の軸で回すことができます。


顎ももちろん開閉可能。
その他、前足、後ろ足とも軸とヒンジの組み合わせで、動きを調整できます。



付属のランチャー、ランスを装備!



スロッグ トランスフォーム


@ 背中の赤い部分を左右にガバッと裂き、開口部を大きく下に拡げます。


続いて尻尾を左右に割り、後部を後ろ足が外を向くように開きます。
A 腹部に収まっていた黒い靴部分を展開し、空いたスペースに後ろ足を引き込みます。


次に赤い背中のパーツを回り込ませて覆い、ロボットモードの脚部を形成します。


最後に、残った赤いパーツを膝アーマーの位置にロックします。
B 尻尾が左右外向きになるように、股関節から脚パーツを回します。


続いて膝上の軸で以下の部分を反転させ、尻尾を帯のようにたたんで腰で結びます。
C 首を反転させ、胸部ごと背中方向に倒します。
D 前足付け根のブロックを動かしながら、背中のグレーのパーツを抜いて開放します。


次に前後をつなぐプレートを折り畳み、前足付け根のブロックを調整します。
E 前足の爪先から拳を引き出し、爪部、装甲と二段階に開き、腕を形成します。
F 開放された恐竜の首のついたパーツを背中に降ろして、 トランスフォーム完了!


※手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。




スロッグ ロボットモード


■ FRONT & REAR
力士の綱のような腰アーマーが特徴的なパワーファイター!
できれば背中の龍の首は、処理にもう一工夫欲しかったところ。


AD03 グリムロックとロボットモードで2ショット。
世界観を共有しながらも、体型から造形的な特徴まで、巧みに差別化されています。


■ BUST UP 

バイザーは宝石が埋め込まれたような独特のデザイン!
残念ながら、集光ギミックはありません。


■ EQUIPMENT STYLE 
背部バインダーにランス、両肩装甲にランチャーを装備することができます。


■ ランチャー×2 
5mmジョイントで接続するので角度調整が可能です。


■ ランス×2 
ロボットモードの拳に持たせます。

ランスのジョイント部が回転する他、バインダーは軸がまわるので、
いろいろな角度に調整することができます。




ACTION

頭部はボールジョイント接続で可動します。


上方向は真上を見上げるような動きも可能ですが、下方向と横方向にはあまり動きません。
肩はヒンジと軸の組み合わせですが、装甲が干渉するため、横方向にはあまり開くことができません。


肘は単軸で、90度近くまで曲がります。


手首は変形の都合で多少返せるのみ。
腰は360度回転可。


股関節はヒンジと軸の組み合わせで180度左右開脚が可能。


膝上に回転軸もアリ。
膝は単軸で約90度曲がります。


足首は軸で前後にスイングするだけですが、足裏が細い形状のためか、 接地性が特に悪いという印象はありません。


安定性もまあまあ。



ギャラリー














【コメント】

TFロストエイジADシリーズの最後発アイテムとなるであろうダイノボット スロッグですが、大きな特徴として、軟質素材の多用が挙げられます。

脚部の可動に関わる腰アーマーや燕尾部などには、TFだけでなく、他のアクションフィギュアにも類似の使われ方 が多いのですが、このスロッグにおいてはロボモードのふくらはぎ(恐竜の胴体)に用いられていることが、何と言っても 奇抜です。

この部位は植物を連想させる長い棘突起が左右計8本出ており、おそらく破損対策も兼ねているのでしょう。

個人的にはそれほど違和感ありませんが、耐久性や経年劣化には一抹の不安があり、敬遠される向きも多いかと思われます。

軟質パーツに不可がかからぬよう、保存の際にはどんな形態で収納するか、少し考えなければなりません。

スタイリングについては両モードともブラキオサウルスの圧倒的な重量感や迫力が伝わるもので、造形や塗装に関してはほとんど問題ないのですが、残念なのは腕部、特に手首の可動です。

今回、騎士モチーフのダイノボットは、個々に得物があり、スロッグは巨大な二本の槍の使い手らしいのですが、この腕が今一つ自由にならず、せっかくの槍を振るえません。

手首が回転すれば、まだ良かったのかもしれませんが、かっこよく突くようなポーズは非常に難しいものとなっています。

変形は、胸や肩パーツの動かし方など、多少わずらわしい点がありますが、概ねシンプルで斬新な提案はありません。

あとはお好みということで。

以上、トランスフォーマー/ロストエイジ AD29 スロッグ のレビュー終了!







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