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トランスフォーマー/ロストエイジ ムービーアドバンスドシリーズ
AD03 グリムロック:ボイジャークラス レビュー




■ 発売元:タカラトミー
■ 価格:4,500円 (本体のみ税別)
■ サイズ:全高約18センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 登場作品:トランスフォーマー/ロストエイジ( 実写映画 )

■ シリーズ名:トランスフォーマー ムービーアドバンスドシリーズ

■ 14年5月31日登録

今夏公開予定の実写映画第4作 『 トランスフォーマー / ロストエイジ 』 のトレーラーでは、
巨大な鋼鉄のドラゴンといった趣で、画面狭しと暴れまくるグリムロック!

本編ではどんな活躍をするのか、一足早く発売されたトイを手に、思いを巡らせてみましょう。




グリムロック T-レックスモード



モチーフはお馴染みのティラノサウルスですが、全身のカラーリングとか、かわいいツノとか
リアルグレイモン? とか思ってしまいました。

海外版とは細部の塗装が多数異なり、中でも目は煌々と光るように赤く彩られています。


腕はボールジョイントで、脚は股関節と膝などが軸の組み合わせで可動しますが、頭部と尻尾は
基本的に固定なので、躍動感のあるポージングはちょっと厳しいかも。

首のスイッチを押すと下アゴが閉じるギミックを搭載。

付属のメイス型武器はT-レックスモードでは尻尾の先端に取り付けます。

下部のボッチを押し込んでガッチリ固定されます。

こんな感じで咥えさせてみました。( 非公式 )

ジェネレーションズ、FOCグリムロックと2ショット。

脚が腕に、尻尾が分かれて脚になるという大まかな変形構造は踏襲しており、プロポーション も見慣れた感じで落ち着きます。

ロボット恐竜然としたFOC版に対して、生体が甲冑を着込んだようなアレンジのロストエイジ版は 今までのTFにはあまり無かった凄味が感じられます。


トレーラー風に アーマードウェポンプラットフォームのCVオプティマスを乗せてみました。

剣は鍔の張り出したブロードソード調でしたが、適当なのが無かったので、クリアイエローの
AD01イメージということで、EZドレッドウィングので代用。





グリムロック トランスフォーム


@ 腕を内側に向け、胸部の左右パネルを開きます。


次に背中のカバーを展開します。
A 尻尾を左右に分割し、先端を上に向けて脚を形成。
A 尻尾の付根だった部分( ロボットモードの股関節 )を軸に、胴体のフレームが脚と一直線になるように 展開させます。
B ロックを外して足首を伸ばし、黒いパーツ(拳)を軸に180度回します。


続いて、踵の剣を内側に入れ込みながら、伸ばした方向に折り返してロックし、腕にします。
C 下あごから上あごを分割し、さらに上あごを左右に分割します。


その際、中央にできる隙間からグレーのフレームを通して背中のカバーを最後方に回します。
D 龍の顔を肩アーマーの位置に上げてロックし、腰アーマーを前に回して固定。

最後に胸部アーマーを下して組み付け、トランスフォーム完了!


※手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。




グリムロック ロボットモード


■ FRONT & REAR
これぞ竜騎士というべき新生グリムロックの雄姿!!

プロポーションも良くヒューマノイドとして単純にカッコいいのですが、実写映画らしい
有機体とメカが混ざり合ったようなウネウネ感は失われつつあり、残念。

ADクラシックオプティマスと2ショット。
スケール的には意味のない比較ですが、プロポーションは似通っているようです。


■ BUST UP 
これまでのTFとは一線を画した感のあるベタな甲冑テイスト。
集光ギミックも無く、これもらしくありませんが、カッコ良さは文句なし!





メイス状の武器は手に持たせることも可能。
ただ、張り出したL字型のグリップを使うため、本体を直接持たせたり、双手持ちは無理。

5oジョイントで背部にマウントすることができます。




ACTION

首は前後軸と回転軸により可動。


見上げ方向に振れないのが惜しい。
肩は軸の組み合わせにより可動し、アーマーも跳ね上げ可能なので、画像位置まで開くことができます。


甲冑と黒い上腕部分との境に回転軸があり、肘は約90度曲がります。


手首は基本固定ですが、(恐竜の足首が変化した)手甲部のロックを外せば回転のみ可能。
腰は固定。


股関節は軸の組み合わせで可動し、サイドアーマーが干渉して180度開脚は無理ですが、画像の位置まで 開きます。


腿の付根には回転軸あり。
フロントアーマーを前に開けば、脚を真っすぐ上げることができます。


膝は単軸で90度弱曲がります。


関節は全般的にタイトで、どの位置でもヘタってくるようなことは少ないと思います。
足首は変形機構を利用して90度ほどスイング。


また、ブーツのような見切りで内側に振れるため、見栄えは良くありませんが、接地性を高めています。



ギャラリー














【コメント】

同時発売された同じボイジャークラスのクラシックオプティマスに比べると、変形の楽しさで僅かに及ばない印象。

頭部が三つに分かれ、肩アーマーなどになるのは、驚きもあり、なかなかクールな演出に思いますが、 腕や脚への変形には、もう一つ新しいアイデアが欲しかったように感じます。

また、揉むと健康にいいと言われるふくらはぎがすっかり肉抜きになっているのは残念な部分。

この他の外観はほとんど破綻のない仕上がりだったので、ここの処理はあと一息頑張って欲しかったですね。

さらに付属武器はT-レックスモード時に半余剰パーツになってしまうのが惜しい。

せっかくグリップが分かれるようになっているので、ハンマー部をロボモードの拳に取り付けられるよう な工夫があれば、さらに楽しく遊べたような気がします。

可動については多少難しい印象もありますが、クセをつかめばそれなりに動かせるのではないでしょうか。

ただ、顔が上を向けず、腰が回らないのは、おそらくパワータイプであろうグリムロックにとって致命的。

手首の自由度が低く、武器を振り回しづらいのも辛い所です。

さて、ここまでネガティブな部分を論ってしまいましたが、このグリムロックにはこれらを跳ね返して 余りあるナイスなスタイリングがあります。

筋肉質で暴力の化身のような T-レックスモード!

逆に、輝く甲冑をまとった知性すら感じられるロボットモード!

トランスフォームによるこのギャップを楽しむだけでもこのグリムロックを購入した価値は充分に思われます!!

以上、トランスフォーマー/ロストエイジ AD03 グリムロック のレビュー終了!







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