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Function-X2 : Quadruple-U
( ザ☆ヘッドマスターズ ウィアードウルフ ) レビュー




■ 発売元 : FansProject
■ 価格 : 7,999 円 (本体のみ税込)
■ サイズ: 全高約15センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 登場作品 : トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ
■ シリーズ名 : -

■ 13年9月17日登録

『 トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ 』 の主人公?クロームドームの公式ライバルにして
デストロン側ヘッドマスターズのリーダー格 ウィアードウルフ!!

“ Function-X2 : Quadruple-U ” はサードパーティであるファンズ・プロジェクトにより製作された
ウィアードウルフのリスペクトアイテムです。



Function-X2 : Quadruple-U ビーストモード


トランステクターはメカ狼。

前足のミサイルポッド突起をはじめ、造形からカラーリングに至るまで、ヘッドマスターズで
活躍したウィアードウルフが堅実に再構築されている印象です。


名前の由来ですが、" Quadruple " が四重の、4倍のという意味の形容詞なので、単純なアナグラムではなく、何か四足獣に引っ掛けたネーミングかと考えていたのですが ・・・

どうやら WeirdWolf に含まれる2つの W ( WW )を 4U ( UUUU ) に見立てたことば遊びらしいです。

しなやかで俊敏そうな体躯とシャープに切れ上がった尻尾。
入り組んだ後ろ足の造形が秀逸です。

TFプライム RID サンダートロン(ボイジャー)と2ショット。
ボリュームでは譲りますが、並べてもそれほど違和感のないサイズ。

クロームドームのオマージュである X-1 と2ショット。
コンパクトにまとまったX-1と比べるとかなり大柄に見えます。

顎は大きく開閉します。

マスター戦士、モンゾ登場!!

ヘッドマスターズは、この小さなマスター戦士が頭部に、ビークルや
モンスターが身体(トランステクター)に変形して合体します。



ヘッドマスター モンゾ


頭部に変形する本体のモンゾ。
背中の思わせぶりなクリアパーツがナイスですね!

X-1 のクロームと2ショット。
日本アニメの主人公的なクロームに対し、ハリウッドSFの異星人のような趣。

顔もちょっとコワいです。

首の後ろに搭乗席があり、赤いクリアパーツ製の キャノピーがせり出しています。

ハッチは前後に開き、モンゾを乗せてもしっかり閉まります。



Function-X2 : Quadruple-U トランスフォーム


@ ハッチを開けて、モンゾを取り出します。
A 腰を上下に分割し、尻尾を取り外します。
B 後ろ足の付根を互い違いに閉じて、ロボモードの膝を形成します。
C ロボモードの脚を腿の付根から回して表裏を逆にします。




続いて獣の爪が内側を通るように膝から下の部分を反転させます。
D 胸部を下から見たところ。




胸のカバーを開いて、脇のパネルを左右に拡げます。
E 胸部をそのまま上に伸ばしながら脇パネルを窄めます。




続いて下半身を90度回転させ胴体を形成します。
F 狼の顔を傾けながら首を背中に収め、キャノピーを閉じます。
G 前足の一本爪を前方に展開し、三本爪を閉じて合わせ、腕として回転させます。
H モンゾをZ型に折りたたんで、背中のクリアパーツを大きく開きます。
I モンゾをヘッドオンさせ、バイザーを下してトランスフォーム完了!




※手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。



Function-X2 : Quadruple-U ロボットモード


■ FRONT & REAR
ゴツい上腕と鋭いクローにポイントが置かれたアグレッシブなボディ
撮影アングルのため目立たなくなってしまいましたが、腰に剣を佩いています。

TFプライムRID版、ジェネレーションズFOC版オプと3ショット!
最近のボイジャーとDXの中間サイズを、あざとく狙ってます。

X-1 と2ショット!
ウルフガンはオミットされた模様で残念。

クロスヘッドオンも可能です。
本編では多分、敵同士ではやっていなかったと思いますが・・。


■ BUST UP




集光ギミックはありませんが、クリアパーツがバイザーとして効果的に使われています。
胸の中央にデストロンのシールを貼ってやりたいですな。

狼の首もあまり違和感なくスッキリ収まっています。


■ テールサーベル
G1では青龍刀のような形状でしたが、こちらは蛇腹剣のような形状。

グリップは展開式で、肩などからハードポイントを起こして
取り付けることができます。

ハードポイントは両型、両腿外側の計4ヶ所にあります。









ACTION

首はX-1 同様、首を斜めに引き起こせるので、下方向を向く動作が可能。


このままの角度を保って左右に回転させることができます。
肩はボールジョイント接続ですが、水平方向に上げる動作は苦手です。


肘は単軸で90度弱曲がります。
腰は軸可動で360度回転可能。


股関節もボールジョイントですが、可動域は狭く左右開脚は苦手。


しかし前後開脚方向には良く動くので、腿の回転軸と併せて効果的に使えます。
腿の付け根に回転軸あり。


膝は単軸で90度ほど曲がります。


足首は、軸で爪先が変形機構で上下に動きますが、左右にも振れないので 接地性は今一つ。



ギャラリー




















【コメント】

本編スタート時は中核キャラだったにもかかわらず、同じオオカミ型のロボモードを持ち、 さらに6段変形をこなすシックスショットにポジションを奪われるという、散々な扱いを 受けていたウィアードウルフ。

しかし、なぜか惹かれるものがありましたね。

そのウィアードウルフのオマージュらしき Quadruple-U ですが、造形とカラーリングはほとんど文句なし。

ヘッドマスター特有のちょっと頭デッカチ体型ながら、腕と上半身にアクセントのついたロボモードのシルエットは絶妙にアグレッシブ!!

腰を反転させ、獣らしいしなやかさを追求したビーストモードもよくできていると思います。

そして妖しげな輝きを放つクリアパーツ製バイザー!

何やらメガザラックを彷彿とさせますが、こちらはトランステクター側ではなく、ヘッドマスター自身の仕掛け。

ヘッドマスターの変形特性を活かしながら、オリジナルが成し得なかったギミックをカッコよく盛り込んでいます。

トランスフォームについては、後ろ足の変形システムはもはや珍しいものではありませんが、まるでシャツを上げ下げ するようにパネルを移動させる上半身の変形機構は賞賛すべきアイデアに思います。

可動ですが、ビーストモードでは首や爪がヒンジ式で可動の方向が決まっているので、躍動感のあるポージングはちょっと難しいかもしれません。

ロボットモードでは前作のクロムドーム同様、肩と股関節が横に開かないというクセがありますが、少し慣れれば、思ったより豊富なアクションポーズを楽しめるのではないでしょうか。

オプション関連のギミックですが、肩と腰の都合4ヶ所に剣のハードポイントが設けられているのは素晴らしい!

こちらは玩具というより、なんとなく文具とかインテリア用品のように実用的な感触のする仕組みで 興味深く遊びました。

ただ、残念なのがオプションにブラスター(ウルフガン)が付いていないこと。

このシリーズは、正規の5oジョイントではなく、それより若干細い径となっているので、適切な武器の流用が難しいこともあり、現在の技術を駆使して、余剰パーツにならぬよう、どこかに組み込んで欲しかったですね。

さて、以前にも書いたように、サードパーティアイテムにもヘッドマスターの波が来ているようです。

FansProject からはこの後ブレインストームが、 Toyworld からはハードヘッドに続いて、こちらもブレインストームのリスペクトアイテムが発売される予定です。

当初メンバーの7体ももちろん欲しいのですが、個人的にはぜひ、ブラッシュアップされたホラートロン、エイプフェイスとスナップドラゴンで遊んでみたい気がします。

以上 Function-X2 : Quadruple-U のレビュー終了!




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