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トランスフォーマー/最後の騎士王
メガトロン:ボイジャークラス レビュー




■ 発売元:HASBRO
■ 価格:4,800円 (本体のみ税別)
■ サイズ:全高約18センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 登場作品:トランスフォーマー/最後の騎士王( 実写映画 )

■ シリーズ名:トランスフォーマー最後の騎士王シリーズ

■ 17年6月17日登録

紆余曲折を経てジェット戦闘機に先祖返り?

映画「 トランスフォーマー/最後の騎士王 」より メガトロン(ボイジャークラス)のレビューです。




メガトロン ビークルモード



ビークルモードは直線と鋭角が多用されたジェット戦闘機。
地球製戦闘機のカッコいい部分を適当にスキャンして合成したかのような外観です。


小さなメインノズルとそれに比べると立派な前向きノズルが印象的です。
着陸脚やハッチ開閉ギミックは無しですが、基本エイリアンジェットなのでOK?

劇場版2作目リベンジに登場したフォールンと2ショット。
フォールンはこんな成りでも着陸脚あるのになあ。



付属の剣は機体後部上面にマウントできます。


















メガトロン トランスフォーム


@ 主翼の付け根にあるロックを外して、前向きノズルが連なるパネルを持ち上げます。
A ノズルのフレームを付け根から左右に広げ、中間の軸で180度回してたたみます。
B 主翼を左右に広げ、機体底面にある腰アーマーのロックを外してから、後部ユニットを持ち上げます。


続いて主翼が上を向くように付け根から回します。
C 翼下部分のロックを外して展開し、90度捻って足にします。
D 主翼をコの字型にたたんでフクラハギにします。
E 後部ユニット左右のアーマーを開きます。


、さらに全体を割るように展開してから倒し、機首パーツに密着させます。
F Eの最初で開いた左右アーマーを閉じてロックし胸部を形成します。


さらに機首を後方に倒して、露出した頭部を反転させます。
G 両手首を出し、右手のみフュージョンカノンを展開して、トランスフォーム完了!


※手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。




メガトロン ロボットモード


■ FRONT & REAR
まさに黒騎士なラスト・ナイト版メガトロン!
的確な造形とポイントを押さえた塗装でワンランク上の仕上がりを実感します。

ADクラシックオプティマスと2ショット。
中世の甲冑を着込んだような重厚で威圧感のあるスタイリングです。


DDメガトロンと2ショット。
身長自体はそんなに変わりませんが、ボディバランスは全く違いますね。


DXクラスのTLK バリケード、バーサーカーと3ショット。
デザイン的にバリケードが浮く感じです。


■ BUST UP 




■ フュージョンカノン 
少々小振りな印象ですが、造形やモールドは秀逸。
ギミックとかは特にありません。


■ 付属武器
斧のように切っ先が開いた大剣が一振り付属します。
左右の手に持たせることができます。


背中にも装着可能です。




ACTION

頭部はボールジョイント接続で、少しだけ上に振ることができます。


左右は360度回転も可能。
肩アーマーはスパイクの有り無しで左右形状が違いますが、両方とも側面が開いて 腕の可動域を広げています。
腕は肩アーマー内の軸で可動し、画像の位置くらいまで上げることができます。


上腕に回転軸があり、肘は二重関節で180度弱曲がります。


手首は変形機構の都合で内側に曲がりますが、回転はできません。
腰は残念ながら回転や前後屈はできません。


腰のフロントアーマーとサイドアーマーは脚の可動に干渉しないよう開きます。


股関節は軸の組み合わせで約180度の開脚が可能です。
脚は前方向には90度ほど上がりますが、背部デザインの関係で後方向にはほとんど動きません。


膝は単軸で約90度曲がります。
スネ部は変形の都合で前に若干動かすことができます。。


足首は前後には触れませんが変形の都合で左右に調整が可能です。


方向が限定されますが、意外に接地性は悪くありません。



ギャラリー


















【コメント】

ビークルモードはいつものごとく謎ジェットですが、低く鋭くクールなスタイリング。

変形の都合でありがちな妥協の造形はほとんど見られず、それなりに一貫したデザインに好感が持てます。

ただ、謎ジェットだからコクピットハッチの開閉ギミックは要らないものの、ランディングギアくらいはあっても良かったかも。

また、主翼下に5mmジョイントなどを設け、武器が懸架できるようにしても面白かったと思います。

似た様式の変形用ジョイントがあるので、剣のと統一して付けれるようにしてもよかったのでは・・・。

ロボットモードは黒騎士の威圧感漂う佇まいが再現されており文句なし。

プロポーションから細部のモールドまで素晴らしい出来栄えです。

表情も緻密で抜群なのですが、せっかく集光ギミックが活かせる構造なので、御一考いただければありがたかったかなと。

漆黒のボディに赤い目だけがギラギラ光っているのも迫力が増してよいと想像されます。

可動はほとんどすべての関節が渋く、プラプラな部分が一か所もないTFには珍しい完成度。

手首と腰の回転がないのは惜しいですが、保持力が強めでポージングがしっかり極まります。

トランスフォームはシンプルな部類ですが、切り裂くようなジェット機がいつの間にかタフな甲冑騎士へと鮮やかな変貌を見せます。

各箇所もガッチリロックされこちらも強度も高い。


単体で完結している感があり、ギミックに乏しく、遊びの幅は広がりにくいですが、総じて出来が良くコレクターからTF初心者まですべての方におススメできます。

日本国内では「トイザらス」限定商品とのことですが、興味を惹かれた方はこの海外版黒騎士メガ様も検討してみてはいかがでしょうか。

以上、トランスフォーマー/最後の騎士王 メガトロン のレビュー終了!







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