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トランスフォーマー/最後の騎士王
TLK-02 バリケード:DXクラス レビュー




■ 発売元:タカラトミー
■ 価格:3,024円 (本体のみ税別)
■ サイズ:全高約12.5センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 登場作品:トランスフォーマー/最後の騎士王( 実写映画 )

■ シリーズ名:トランスフォーマー最後の騎士王シリーズ

■ 17年5月17日登録

いよいよ公開が迫った映画「 トランスフォーマー/最後の騎士王 」より ディセプティコンの悪徳警官
バリケードをレビューします。

実写版ではオプティマスやバンブルビーらと並んで最初期からの登場メンバーではありますが、今回
いかなる進化を遂げているのでしょうか?




バリケード ビークルモード



ビークルモードはフォード・マスタング風クーペのポリスカー仕様。
ボディカラーは以前の黒から濃紺に変更されました。


ランプ類は塗装仕上げ、窓とパトライトにはクリアパーツが使われています。
四輪が独立回転し、転がし走行が可能です。

AD26 ロックダウンと2ショット。
ビークルモードでは若干大きめになっているようです。


付属武器は警棒、拳銃、多連装ランチャーの3種類。


ランチャーはリヤハッチに取り付け可能。
2つのスリットに固定する方式で、仰角調整や旋回はできません。


過去のバリケード同様、左右のリヤフェンダーには彼のパーソナリティ が記されています。



■ FRONT & REAR

■ SIDE & BOTTOM


警棒と拳銃は底面のロボモード時の腕、脚部の計4か所にマウント可能。
どこに付けても地面と接触することはありません。



バリケード トランスフォーム


@ ルーフからドアに連なるパーツを持ち上げ、ドアを折りたたみます。
A テール部を左右に分割し、それぞれタイヤが上を向くように90度捻ります。
B テールエンド部をヒールのように展開して足にします。
C 左右のフェンダーパネルを展開し、接続フレーム持ち上げて肩に固定。

露出した腕を捻って下ろし、パネルを上に向けます。

フロント部を胸に下ろしてトランスフォーム完了!


※手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。




バリケード ロボットモード


■ FRONT & REAR
十年に渡る擬態生活の果て、クリーチャー然としていたその姿は人型にかなり近づいたようです。
背中のガワはムービーシリーズでも屈指の存在感!!

ADロックダウンとロボットモードで2ショット。
ロボモードではほぼ同等の体格となりますね。


■ BUST UP 

肩に突き出たホイール以外にバリケードを示す記号は見出せません。
胸部装甲は車両のフロント部をそのまま用いたもので、文字通りヒネリがないですね。


カギ爪に変わる暴力の象徴としてメリケンサックがあしらわれています。


画像を反転させると分かりやすいですが、" SERVE "、 " PROTECT " と刻んであります。 SERVE(奉仕する)、PROTECT(保護する)と逆の物をお見舞いするぜ的な感じでしょうか?


拳銃は両手に持たせることができます。


警棒も両手に持たせることができます。


トンファーのように逆手に構えることも可能。


拳銃と警棒は両脚にマウントできます。


ランチャーは両腕に巻くように装着できます。
流星ミサイルマイトですね。


背中に取り付けることも可能。


ガワを跳ね上げればジョイントを使うことができます。




ACTION

頭部はボールジョイント接続ですが、上下にはほとんど振れません。


背中のボードが干渉するので左右回転も制限されます。
肩は軸の組み合わせで画像位置まで上がります。


上腕に回転軸があり、肘は90度弱曲がります。


また、手首が軸回転します。
股関節はボールジョイントで左右開脚は180度OK。


後方はガワが干渉してほとんど動きませんが、前方には90度振り上げることができます。
膝は単軸で約90度曲がります。


足首は前方には曲がりますが、左右に振れないので、接地性は良くありません。



ギャラリー














【コメント】

実写映画5作目「トランスフォーマー/最後の騎士王 」の公開も迫り、アゲていきたいところですが、正直微妙な仕上がりですかね。

スタイリングは本文にも書いた通り、異形さが抑えられ、ザックリ言うと平凡なロボになっちゃった感じです。

個人的にはもっとトゲトゲしてた前作の方が好みですが、これは趣向の問題で好き嫌いが分かれることでしょう。

あとムービーシリーズはその傾向が顕著ですが、やっぱり背中のガワは大きすぎますね。

トランスフォームはビークルモードの底面を眺めていると手順が想像できるくらいシンプル。

しかし、フロント部にパーツが集中して圧迫されており、見た目より変形させにくいなと感じました。

特に肩の収納と前腕の角度調整は、しっかり位置決めしないとビークルモードでボンネットやフロントフェンダーの継ぎ目に隙間ができてしまい、モヤッとします。

いきおいロボットモードで肩アーマーとなるフロントフェンダーのピンに負担が掛るのか、ユルユルになってきたような気がします。

ギミック的には以前のムービーアイテムにあった、オートモーフ、メックアライブやメックテックウェポンなどシリーズを通しての特徴や連携性に欠け、新らしい意欲的なチャレンジ等もうかがえません。

オプションも3.75インチフィギュアに付属するような類で、TFの武器としては少々物足りない印象です。

本体を簡略化せざるを得ないのならば、せめて武器自体に簡単な変形機構を盛り込んだり、武器同士が合体するとか工夫が欲しく思いました。

とはいえ、それなりに一定の品質は確保されており、特徴をつかめば変形も楽しく行えます。

この製品からTFに入るにはあまりおススメできませんが、何となく気になった方はぜひ、この悪徳警官と格闘なさってください!!

TLKは今の時点で軽々には判断できませんが、今後の製品展開に期待したいですね。

以上、トランスフォーマー/最後の騎士王 TLK-02 バリケード のレビュー終了!







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