TOP > トランスフォーマー レビュー 


トランスフォーマー/最後の騎士王
オートボット ハウンド:ボイジャークラス レビュー




■ 発売元:HASBRO
■ 価格:4,800円 (本体のみ税別)
■ サイズ:全高約16.5センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 登場作品:トランスフォーマー/最後の騎士王( 実写映画 )

■ シリーズ名:トランスフォーマー最後の騎士王シリーズ

■ 17年6月10日登録

映画「 トランスフォーマー/最後の騎士王 」より オートボット ハウンドのレビューです。

4作目「 トランスフォーマー/ロストエイジ 」に続いてボイジャークラスでの製品化となりますが
今回の仕上がりはいかに??




オートボット ハウンド ビークルモード



ビークルモードはメルセデス・ベンツのウニモグをベースとした軍用車両。

前面のブレード、ガードバーに埋め込まれた6連ランプ、そしてメルセデスのエンブレムと押し出しの強い意匠がブッ込まれています。


ランプ類、窓など全て塗装仕上げで、クリアパーツは使われていません。
四輪が独立回転し、転がし走行が可能です。

AD クラシックオプティマスと2ショット。
実物の車格はさておき、だいたい似通ったボリューム感。


ランチャー4つとジョイントパーツが1つ付属します。




5mmジョイントで組み合わせ、荷台などに取り付け可能。



■ FRONT & REAR

■ SIDE & BOTTOM






オートボット ハウンド トランスフォーム


@ ルーフ部を開き、ボンネットを前に引き出します。
A ブレードを起こしてボンネットに組み合わせ側面パネルに連なるルーフ部を左右に分割して開きます。


次にフロント部をボンネットから左右に開きます。
B 前輪を引き出して向きを変え、後方に伸ばします。

続いてフェンダーを展開して伸ばし、膝下の側面として補強します。

さらに前輪のホイール部を開いて爪先にします。


C リヤ部パネルを後輪ごと底面方向に回転させ、左右に開いて背中にします。


次にリヤエンドのパネルを開きます。
D サイドパネルを動かして、背中にしたパネルに組み付けます。
D 肩となるパーツを回転させ、先端部分から手首を展開します。


続いてルーフ部を閉じて腕にします。
E 上半身となるパーツを縮めるように下ろすと、オートモーフ的に頭部が現れ、トランスフォーム完了!


※手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。




オートボット ハウンド ロボットモード


■ FRONT & REAR
ロストエイジ版同様ミリタリー色全開な太マッチョ体型!
腕の弾帯や胸のボディアーマー風のモールドなど細かく抜群の造形です。

ADオプティマス、TLK-01バンブルビーとロボットモードで3ショット。
なんとなくではありますが、それらしい身長差に思います。


■ BUST UP 




ヘルメットは着脱式で、内部を覗くことができます。


■ 付属武器
小型ランチャーは左右の手に持たせることができます。


大型ランチャーも左右の手などに持たせることができます。


小型ランチャーは肩アーマーにマウントすることも可能。


組み合わせて背中の5mmジョイントに取り付け可能。
ちなみに取説ではこのように武器を取り付けたまま変形させています。




ACTION

頭部はボールジョイント接続で、わずかに上下に振ることができます。


左右回転も可能ですが、顔がボディアーマーにうずくまっているため角度が限定されます。
肩は単軸で水平まで上げることができます。


肩アーマーの側面がメタリックグレーで塗装されており、機械的きで、閉じても動いても違和感のない仕上がりになっているように思います。
上腕に回転軸があり、肘は二重関節で180度弱曲がります。


手首はうれしい回転式で、変形機構の恩恵で上方向に90度以上返すことができます。
腰は回転しますが、背部アーマーが干渉して360度は回りません。


股関節は軸の組み合わせで腰フロントアーマーを跳ね上げれば180度以上の開脚が可能です。
前後開脚は各アーマーが干渉しますが、180度近くまで振り上げることができます。


特殊な構造の足首は前後には触れませんが左右に調整が可能です。


足首は回転もしますが、接地性は微妙な印象。



ギャラリー
















【コメント】

プロポーションは前回モデルより頭が大きくなり、かなりズングリムックリした感じですが、クールな線からは外れていない印象。

左右非対称で精細に刻み込まれた各部のモールドと要所を押さえた塗装による貢献が大きいのだと感じます。

コストダウンの為か、クリアパーツや軟質素材などはカットされているようですが、緻密な努力でそれらを補っているような気構えが見え、好感が持てます。

可動は体型とかゴテゴテ装備の割に、意外と柔軟でよく動きます。

特に腰と手首が回転するのは高い評価が得られるように思いました。

迫力あるアクションから、面白かわいいポージングまで様々に楽しめるのではないでしょうか。

ただ、足首が前後に調節できないのが惜しいですね。

変形は易しすぎず、難しすぎず、そこそこ楽しめる内容となっています。

従来のTFの変形様式の域を出ず、革新的な技術は見当たりませんが、胴体を縮めて首が飛びだす仕組みは古典的ながらオートモーフ的要素が盛り込まれておりうれしく思いました。

ギミックは、ヘルメットが脱げるのは大変感慨深いチャレンジに思えます。

今回もそんなシーンが実際あるのか、注意深く映画を見るのも面白いのではないでしょうか。

残念なのは前回に比べて武器のボリュームが著しく劣っていることです。

いろいろな組み合わせが可能なのはよいのですが、大きさ的にも点数的にもやはり寂しい。

大型のガトリング砲とアーミーナイフさえあればパーフェクトなパッケージになっていたことでしょう。

とはいえ、総合的には従来のTFファンもご新規さんも充分満足できるアイテムで、自信を持っておススメできます!!

以上、トランスフォーマー/最後の騎士王 オートボット ハウンド のレビュー終了!







【関連レビュー】
- トランスフォーマー/最後の騎士王 ホットロッド (海外版):DXクラス レビュー
- トランスフォーマー/最後の騎士王 メガトロン (海外版):ボイジャークラス レビュー
- トランスフォーマー/最後の騎士王 TLK-03 ディセプティコン バーサーカー:DXクラス レビュー
- トランスフォーマー/最後の騎士王 TLK-02 バリケード:DXクラス レビュー



▲ ポーズ&ギミック トップページへ