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トランスフォーマー/最後の騎士王
TLK-03 ディセプティコン バーサーカー:DXクラス レビュー




■ 発売元:タカラトミー
■ 価格:2,300円 (本体のみ税別)
■ サイズ:全高約12.5センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 登場作品:トランスフォーマー/最後の騎士王( 実写映画 )

■ シリーズ名:トランスフォーマー最後の騎士王シリーズ

■ 17年5月31日登録

映画「 トランスフォーマー/最後の騎士王 」より ディセプティコン バーサーカーのレビューです。

3作目「 トランスフォーマー/ダークサイドムーン 」に登場したクランクケースによく似たドレッドヘアの
ロボットモードの容姿とビークルモードを持つトランスフォーマーです。




バーサーカー ビークルモード



ビークルモードは黒いシボレー・サバーバン。
適度にリフトアップされ、悪路への走破性が高められているようです。


ランプ類、窓、パトライトに至るまで塗装仕上げで、クリアパーツは全く使われていません。
四輪が独立回転し、転がし走行が可能です。

DD04 クランクケースと2ショット。
バーサーカーの方が一回りコンパクトで、様々な箇所にコストダウンの跡が見えてしまいますね。


TLK02 バリケードと2ショット。
やはりバーサーカーにもう少し大きさが欲しい。


付属武器は左右のリヤフェンダー上に取り付け可能。


DOTM劇中にて、アイアンハイドと衝突したドレッズがクラッシュしながら変形するような
イメージが再現できます。



■ FRONT & REAR

■ SIDE & BOTTOM


武器2本は底面のロボモード時の脹脛内側にマウント可能。



バーサーカー トランスフォーム


@ フロント部を引き出し、フロントドアを左右に開きます。


ボンネットを浮かせて、リヤ部からルーフに連なる部分を持ち上げます。
A まずリヤパネルをルーフ内側に折りたたみます。


さらにもう一段ルーフ後部を巻き込むようにルーフ前部に折りたたみます。
B 前面ガラス以下を持ち上げ、ボンネットを倒してルーフに密着させます。
C リヤサイドパネルより前の部分を持ち上げ、車体が一直線になるように展開します。
D 車体後部のフレームをそれぞれ内側に90度回し、タイヤが後ろを向くようにして、脚にします。


続いてグレーの部分を前に曲げ、先端から踵の爪を開きます。
E リヤ部を左右に分割し、捻りながら下ろして腕にします。
E 上腕裏側からツノを出し、先端から手首を展開します。

最後に下腕を覆うようにフェンダーを折り曲げてトランスフォーム完了!


※手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮しておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。




バーサーカー ロボットモード


■ FRONT & REAR
バリケードとは対照的にケダモノ方向に振られたバーサーカー!
ガワっぽくはありますが、できるだけ折りたたむなど工夫の跡も見えます。

DD04 クランクケースとロボットモードで2ショット。
ドレッドも背部のツノも控えめになりましたが、より生体的に実写DOTMのキャラに近づいた印象。


TLK02 バリケードとロボットモードで2ショット。
ロボモードではほとんど遜色ない体格になります。


■ BUST UP 




■ 付属武器
付属のメイスは左右の手に持たせることができます。


両腕の袖にもマウント可能。


背中のパネルに引っ掛けるように取り付けることもできます。


DDクランクケースに持たせることもできます。




ACTION

頭部はボールジョイントの付いた支柱を引き出すことができ、上下に振ることができます。


顔の中心あたりを軸に左右に回転させることも可能。
肩はボールジョイントで可動し、変形機構を用いて真上まで上げることができます。


上腕に回転軸があり、肘は90度弱曲がります。
腰は回転しませんが、変形機構を用いて前に大きく倒すことができます。


股関節はボールジョイントで少し捻れば180度以上の開脚が可能です。
後方はガワが干渉してほとんど動きませんが、前方には90度以上振り上げることができます。


脚には二か所の関節があり、90度動くというか、まっすぐに伸びます。


足首は踵が動きますが、基本的に固定で、接地性は良くありません。



ギャラリー














【コメント】

スタイリングですが、ビークルモードは他のDXクラスの車両モデルに比してサイズが小さい。

さらに、ウィンドウやライトまわりにクリアパーツが全く使われておらず、チープなイメージを助長している。

リヤサイドのパネルなどが特に合わせにくく、隙間が出てしまうのも残念。

一転、ロボットモードでは凶暴なクリーチャー感が前面に押し出されていて上々の出来栄え。

やはりガワが気になるものの、バリケードとは違って何層かに折りたたまれるような工夫の跡もあり、妥協できる範囲に思います。

また、クランクケースでは破損や劣化が心配だったドレッドヘアは形も素材も型崩れしにくい仕様に変更され、イメージを損なうことなく遊びやすさが増しています。

胸に十字紋様(キズ?)を入れるなど、従来のTFにはあまり見かけなかった手法も取り入れられており、こちらも好印象。

DDクランクケースの黒とグレーの中にメタルチックなドレッドヘアが映える配色も素敵ですが、DOTMドレッズにより近い雰囲気を醸し出しているのはこのバーサーカーの方ではないでしょうか。

武器はDOTM劇中にて投擲用に使っていたスパイク付きメイスが2本付属。

軟質パーツなので自分のはちょっと曲がっちゃってますが、それらしい武器なのでOKです。

変形は、比較的シンプルな部類で、一通り行程を踏めば構造が理解できる位なのですが、車体パネルを各々ロックしていく方式で、しっかりとしたビークルモードに組み上げるには少々ストレスを覚えます。

パッチリ決まらず、ビークルモードでの剛性感に欠けるのも惜しい。

しかし、狙ったものではないかもしれませんが、クラッシュモードを再現できるのは面白いアイデアかもしれません。

総合的には、ロボットモードでは一定の水準をクリアしていますが、ビークルモードの安っぽさと変形の煩わしさがそれを相殺している印象。

ラストナイトでの出番があるのか分かりませんが、露払いとしての選択にちょっと疑問が残ります。

新規顧客を狙うなら、しっかりした新作のオプティマスやバンブルビー、メガトロンなどを一体でも先にラインナップした方が良かったような気もします。

あと、ジョイントの件ですが、手首に通常5mmの武器が使えない、同時発売のバリケードの武器とも互換性がないなど、拡張的な要素がほとんど見出せません。

細かいことですが、サイズにしろジョイントにしろあまり統一感がなく、それぞれ個別に存在しているようで、集めるモチベーションが上がりにくいように思われました。 

最後にナンですが、フロントパネルのシボレーエンブレムが塗り忘れられていた模様。(泣)

まあ、TFではよくあることですので(笑)、珍品に当たったものとしてそのままにしておこうと思います。

以上、トランスフォーマー/最後の騎士王 TLK-03 ディセプティコン バーサーカー のレビュー終了!







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