S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーウィザード フレイムスタイル レビュー |
■ 発売元:バンダイ ■ 価格:3,675円 (本体のみ税込) ■ サイズ:全高約14.0センチ(頭頂高) ■ 登場作品:仮面ライダーウィザード ■ シリーズ名:S.H.フィギュアーツ ■ 13年2月16日登録 | |
「さあ、ショータイムだ!」 人々を絶望の淵から救う最後の希望「 仮面ライダーウィザード 」 より、その S.H.フィギュアーツ化第一弾となる基本形態・フレイムスタイルのレビューです! | ||
■ FRONT & REAR | ||
煌びやかな赤い宝石を象ったマスクと胸部を、黒いロングコート引き締める ウィザード・フレイムスタイルを S.H.フィギュアーツのコンセプトで立体化。 顔が大きく、胴体が寸詰まりになっているイメージ。 | ||
完成度の高さで定評のある S.H.フィギュアーツ 龍騎 と 2ショット。 プロポーションの違いは、残念ながら一目瞭然。 | ||
■ BUST UP | ||
マスクと胸部はクリア素材製で美しい仕上がり。 スーツ部の黒は半光沢よりやや艶消しに近い印象。 顔が大きいためか、顎を引くと首がすくんで窮屈そうです。 | ||
面長で顎も角張りすぎているように見えます。
とは言え、クリアパーツ部は輝いているように見え、耳の 紋様などディテールも細かく、質感は高いと思います。 | ||
両肩にはドラゴンの紋章が刻まれています。
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■ ウィザードライバー | ||
ハンドオーサー(手の形をしたバックル)はクリアパーツ製 で内部が透けて見えます。 差し替えで魔法リング使用時(画像左側)を再現。 | ||
力強くもスマートな後姿。 腕部の皺まで、しっかり刻まれています。 | ||
■ ウィザードリングホルダー | ||
別成形のリングホルダーはフレイムの変身リングが抜けた状態。 魔法リングは装填されていますが黄色でベタ塗りされています。 | ||
■ ウィザードローブ | ||
デフォルトのローブ。 素立ちなど穏やかなポージングに適しますが、軟質パーツ製かつ スリットが入っているので、ある程度のアクションには対応します。 | ||
付属のアクション用ローブ。 裾が広がっており、激しいアクションに対応。 尚、リングホルダーは付属する専用のものに交換します。 | ||
初回特典のストライクウィザード用ローブ。 裾がめくれ上がっており、いわゆるライダーキックに使います。 リングホルダーは本体付属のアクションローブ用を使用。 | ||
■ ウィザードリング | ||
指輪の魔法使いの本領発揮! 交換用手首の全てに指輪が造形されています。 | ||
■ OPTION HANDS <RIGHT> | ||
拳骨(デフォ)/ソードガン用握り手×2/平手×3
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■ OPTION HANDS <LEFT> | ||
拳骨(デフォ)/ソードガン用握り手×2/平手×3
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■ ウィザーソードガン | ||
ガンモードとソードモードの2種類が付属。
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■ ウィザーソードガン ガンモード | ||
銃身とグリップのクリスタルにはクリア素材が活かされています。 ハンドオーサーは親指と他の4本指ブロックがそれぞれ開閉。 | ||
必殺技使用時のシェイクハンズも再現可能。
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■ ウィザーソードガン ソードモード | ||
仕様、ハンドオーサーギミックはガンモードと同じ。
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シェイクハンズもOK!
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■ フレイムスタイル専用 魂STAGE | ||
劇中でも印象的な魔方陣を配した専用台座。 グラデーションがキレイです。 | ||
一体式の支柱と円弧状のアタッチメントのセットです。
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ACTION | ||
顔と首がアレイ型の球体関節、首と胸がボールジョイントで接続。 上方向はある程度動きますが、顔が大きい上に襟や喉元の造形が迫っており、顎はほとんど引けません。 左右を向くのも襟が干渉するため、少し上を向ける必要があります。 | ||
肩はボディ奥の大きな球体関節と軸により水平付近まで上がります。 肩アーマーは伝統のヒンジで展開するカバー式。 肘は二重軸で90度以上曲がり、手首は小型の球体関節により動かすことができます。 | ||
体幹は胸、腹、腰の3分割構造でそれぞれボールジョイント接続。 胸と腹は一般的なフィギュアーツ同様の可動域です。 腹と腰の可動は、ローブを挟んで隙間が無くなった上にベルトも大きく、ほぼ回転のみ。 | ||
股関節はボールジョイントで下方向に引き出し可。 腿内に回転軸あり。 左右開脚は通常ローブでも180度近くまで開きます。 | ||
前後開脚もほぼ問題なしですが、壊れたり、クセが付いたりしそうなので
できるだけアクション用に交換した方が良いと思います。 膝は二重軸で90度以上曲がります。 | ||
足首は球体関節で広い可動域を実現。 爪先にも可動軸ありますが、ダイキャストは使用されていません。 保持力、接地性も適切ですが、裾の開いたローブなどを使うこともあり、できればダイキャストの安定感が欲しかった。 |
ギャラリー |
■ パーツ一覧 | |
オプションハンド(右×6、左×6 デフォ拳含む)/ アクション用ローブ / アクション用リングホルダー / ウィザーソードガン一式(ガンモード、ソードモード) / 交換用ウィザードライバー
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【コメント】 ロングコート状スタイルのアクションフィギュアということで、ハードルが高かったのか、プロポーションを捉え切れていない感じ。 多くの方がおっしゃるように、顔が大きく、胴が寸詰まりに見えてしまいます。 この点の修正は左程難しくないように思われますので、ウォーター、ハリケーン、ランドには間に合わないかもしれませんが、 できればフレイムドラゴンからは直して欲しいなあ。 ローブはこれがベストではないのでしょうが、適切な選択の一つに思います。 シルエットが崩れますが、個人的には、例えば一枚ずつ交換可能ヒンジなどを付けて開くようにした方が自由度が高くて楽しいような気がしました。 明確には分かりませんが、他の三態も同じ形のリペイントだとしたら、ちょっと厳しい。 せめて、一つでもエフェクトパーツを用意するなり、魔法リングに変化を付けるなりしてもらえればありがたいのですが・・。 いろいろ言いましたが、クリアパーツを適所に配した造形、塗装の仕上がりはサイコーです。 可動も熟成され、オプション武器も充実しており、基本性能はチョーイイと思われますので、 あとは後発アイテムにどれだけ反映させてもらえるか、とりあえず、フレイムドラゴンに注目というところでしょうか。 以上、S.H. フィギュアーツ 仮面ライダーウィザード フレイムスタイルのレビュー、終了! |