S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーオーズ タトバコンボ & 初回特典 アンク レビュー |
■ 発売元:バンダイ ■ 価格:3,150円 (本体のみ税込) ■ サイズ:全高約14.0センチ(頭頂高) ■ 登場作品:仮面ライダーオーズ ■ シリーズ名:S.H.フィギュアーツ ■ 11年2月9日登録 |
仮面ライダーオーズの基本形態・タトバコンボがオンタイムでS.H.フィギュアーツ化! 初回特典として付属する 「アンク&台座」 と一緒にレビューします。 |
■ FRONT & REAR | |
「タカ」、「トラ」、「バッタ」の3枚のメダルで変身する仮面ライダーオーズの基本コンボ。 ボディ構造はこれまでのフィギュアーツを基本的に踏襲したもので、プロポーションは良好。 足首可動にボールジョイント式が採用されており、より実写スーツに近い造形。 黒いスーツ部分は成形色で、その上から各色が重ねられています。 | |
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S.H.フィギュアーツの仮面ライダーダブルと2ショット。 ダブルと比較すると、肩パッドの大きさ、上腕の長さなどが修正され、 より洗練されたプロポーションになったと思います。 |
■ BUST UP | |
頭部は複眼と額のシグナルがクリアパーツ製で美しい仕上がり。 複眼下に余計なクマどりの赤線が入っており、これは残念。 胸の円形(オーラングサークル)内も、黄色のムラが若干気になるものの、 丁寧に塗り分けられていると思います。 | |
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■ オーズドライバー | |
本体オーカテドラルはクリアパーツ製で着脱可能。 メダル部分が銀地のクリアレッド、クリアイエロー、クリアグリーン に塗り分けられており、リアルな仕上がり。 | |
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右サイドはコンボチェンジや技の発動に用いるオースキャナー、 左側はメダルを収納するオーメダルネストです。 どちらもこのサイズとしては充分な情報量を盛り込んだディテール。 | |
■ オースキャナー | |
オースキャナーはネストから取り外し、専用手首(右のみ)に持たせることができます。
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■ トラクロー | |
トラクローの展開状態を再現。
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手首を外し、腕の端に長尺のクローと差し替えます。 接続部分に凸が刻んであり、位置が固定されるようになっています。 | |
■ メダジャリバー | |
鴻上社長からのプレゼントであるメダジャリバーも付属。 レバーの可動などギミックはありませんが、細部造形から塗装まで詳細なディテール。 メダル投入口までしっかり作りこまれています。 |
■ OPTION HANDS <RIGHT> | ||
平手/拳骨(デフォ)/剣用握り手/スキャナー用握り手
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■ OPTION HANDS <LEFT> | ||
平手/拳骨(デフォ)/剣用握り手
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■ アンク | ||
初回限定特典として素晴らしいディテールのアンクが付属します。 手首のみボールジョイントで可動します。 | ||
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魂STAGE のアンク仕様。 「歌は気にするな!」のセリフがプリントされています。 |
ACTION | |
頭部は首が別パーツで、頭と首が球体関節、 首と胸がボールジョイント接続。 必要十分ですが、もう少し上を向けるとさらに 良かったように思います。 | |
肩プロテクターはヒンジ式で跳ね上げ可。 肩は地面と水平まで外に開きます。 肘は重関節で90度強、上腕付け根に回転軸あり。 | |
ボディは胸、腹、腰の3分割式でそれぞれがボールジョイント接続。 サークルが腹に干渉し、屈み方向の動きが阻害されています。 | |
股関節は引き出し式で回転軸を内蔵し、より可動域を広げています。 左右開脚は180度に足りません。 | |
膝は重関節で約130度程曲がります。 足首は単一のボールジョイント軸により接続されていますが、 可動域が狭く、接地性は今一つ。 また、つま先にも可動軸があります。 |
ギャラリー てれびくんのタトバキック |
■ パーツ一覧 | |
オプションハンド(右×4、左×3 デフォ拳含む)/ メダジャリバー / トラクロー左右
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【コメント】 小さなポイントですが、オーズドライバーのメダル部分にクリアパーツが使用され、メダルの色で各コンボの差別化が図られる(だろう)点は大きな前進。 これを含め、造形と彩色のクオリティは堅実にレベルアップしている印象です。 逆に不満を感じるのが可動面。 頭部可動について、顔との接続はプラプラなのに、胸の接続がタイトなので、首を残して顔だけが不自然に動いてしまう。 また、股関節が緩く、脚を開いたポーズが決まりにくい。 足首がヒンジの組み合わせではなくボールジョイント接続ですが、見てくれは良くなったものの、可動域が狭まり接地性も悪くなっています。 素材もダイキャストでなく樹脂製が採用されているのと併せて、安定性は退行したように思います。 できれはアクションを考慮した可動面にももう少し配慮し、ルックスと高い次元でまとめて欲しく思います。 あと、個人的に気になったのが、トラクローの接続方法。 腕にリングの向きを固定するようになっていますが、角度が限定されて使いにくい。 確かに実際のスーツから考証すると正しい構造かもしれませんが、グルグル回せとは言いませんが、適当な遊びを設け、微調節が効く仕様にして欲しかったです。 また、オーズドライバーやオースキャナーの取り付けが甘く、ポロリしがちな点も書き加えておきます。 製品トータルで見れば向上しているとは思いますが、オーズならではのチャレンジ ― 例えばバッタ脚への換装 ― などは見られず、ちょっと物足りない気がします。 取りあえず足首の形状は各コンボで違うようなので、今後に微かに期待してみようかと。 ということで、S.H. フィギュアーツ 仮面ライダーオーズ タトバコンボのレビュー、終了! |