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S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーフォーゼ ベースステイツ レビュー
■ 発売元:バンダイ
■ 価格:2,940円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約14.0センチ(頭頂高)

■ 登場作品:仮面ライダーフォーゼ
■ シリーズ名:S.H.フィギュアーツ

■ 12年2月10日登録

S.H.フィギュアーツに フォーゼ、キターッ!!

宇宙と友情がテーマの仮面ライダーフォーゼより、フォーゼの基本形態・ベースステイツをレビュー!



■ FRONT & REAR
ロケットと宇宙服をモチーフとしたフォーゼ・ベースステイツを S.H.フィギュアーツのコンポーネンツを用いて巧みに立体化。

肩が従来の被せ式ではなくシンプルな一体構造のためか、流線型の頭部デザインがより引き立っているように見えます。


S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーオーズ タトバコンボと 2ショット。
オーズと比べるとボディ寸はほとんど変わりませんが、頭がデカく、腕と膝から先が短い印象。



複眼はクリアパーツ製でいつもの煌びやかな仕上がり。
触覚や耳の銀色のパーツももこのサイズにしてはシャープで合格点。

マスクの黒部分がなぜか艶消し塗装になっているのと、目が少し離れているのが気になるところですが、 それでもアーツの初弾としては違和感のない方?

スーツの格子ラインは薄いグレーでスミ入れされており、上質な仕上がり。
胸の分割ラインも大きな破綻を感じさせません。

背中のロケットノズル状のバックパックもカッチリとした造形。

うまく撮れませんでしたが、腿はかなり筋肉質。
この両脚、そして両腕の特異な図形(モジュールベイスメント)も丁寧に処理されています。


■ フォーゼドライバー
本体は淡いブルーが爽やかなクリア成形。


各アストロスイッチはプリンターのカートリッジのように周辺ユニットごとに着脱式。
それぞれダボの形が変えてあり、定位置にしか取り付けられないようになっています。


ドリルスイッチ・オン状態の差し替えパーツが付属。
左がオフ(デフォ)で右が交換したところです。


エンターレバーは前後にスイング。



■ フォーゼモジュール・システム
特徴であるモジュールチェンジには肘、膝関節から先を着脱式にして対応。


■ ロケットモジュール

No.1 ロケットスイッチにより右腕に現われる推進・加速用モジュール。

ハッキリした黒でスミ入れが施されており、適度な使用感が演出されています。
ギミックは特にありません。


■ ドリルモジュール

No.3 ドリススイッチにより左足に装備される対象物粉砕用モジュール。

こちらも本体にスミ入れが施されていますが、ちょっと雑かなあ。
ドリル部分は手動で回転可能。



■ OPTION HANDS <RIGHT>

拳骨(デフォ)/平手/平手(人差し指立ち気味)


■ OPTION HANDS <LEFT>

拳骨(デフォ)/平手/平手(人差し指立ち気味)





ACTION

顔と首がアレイ型の球体関節、首と胸がボールジョイントで接続。


可動域は特に上方向に広く取ってあり、顎を引く動作は苦手。
肩はボディ奥に伸びたボールジョイント軸により全方向にスイング。


内側に白いスぺーサーが噛ませてあるので内部が露出しないようになっています。
肩内部の軸により腕を水平まで上げることができます。


肘は二重軸で90度以上曲がり、手首は小型の球体関節により動かすことができます。
体幹は胸、腹、腰の3分割構造でそれぞれボールジョイント接続。

前後左右に適切に振ることができます。

ベルトは意外に干渉しません。
股関節はボールジョイントで下方向に引き出し可。

腿内に回転軸あり。

膝は二重軸で90度以上曲がります。
足首は前後軸と左右軸の組み合わせで広い可動域を実現。

爪先にも可動軸あり。

ダイキャストこそ使われていませんが、保持力、接地性も適切です。



ギャラリー































■ パーツ一覧

オプションハンド(右×3、左×3 デフォ拳含む)/ ドリルスイッチ(ON) / ドリルモジュール / ロケットモジュール   


【コメント】

まず、関節から先を差し替え対応にし、造形と可動性能を両立させてモジュールチェンジを実現したことを評価!

また、ベルトのスイッチを、ものによってはオン・オフまで交換式にして追及している姿勢にも熱いこだわりを感じます。

この勢いなら、40番まであるとされるアストロスイッチをフルに駆使したフォーゼのアクションシーンの完全再現すら可能かもしれません。

造形、塗装については本文にも書いたように細かいディテールに不満のある部分もありますが、概ね昨今のアクションフィギュアの基準は超えています。

さらに複眼だけでなくベルト本体にもクリアパーツを奢ったことも、1クラス上のクオリティを感じさせます。

ただ一つだけ難があるとすればプロポーション。

大きなロケット頭のせいか、肩の高さが他のフィギュアーツと比べて小さくなってしまっています。

MOVIE大戦などで他ライダーと共演することが珍しくない現状において、この違いはちょっと気になります。

幸いにも、ほとんど腕と脚の長さの違いのようなので、モジュールチェンジシステムを活かした修正ならば比較的容易に行えるのではないでしょうか。

同時発売された「スタンド&エフェクトセット」、「モジュールセット 01 」は追々レビューします。

以上、S.H. フィギュアーツ 仮面ライダーフォーゼ ベースステイツのレビュー、終了!





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