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S.H.フィギュアーツ 仮面ライダードライブ タイプスピード レビュー
■ 発売元:バンダイ
■ 価格:,4,320 円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約14.5センチ(頭頂高)

■ 登場作品:仮面ライダードライブ
■ シリーズ名:S.H.フィギュアーツ

■ 15年5月13日登録

史上初ではないけれど、バイクではなく車に乗って戦う仮面ライダー、ドライブ!!

主人公の警察官、泊進ノ介が変身する仮面ライダードライブの基本スタイル、ドライブ タイプスピードが
S.H.フィギュアーツ化されました。



■ FRONT & REAR
俊敏で扇情的な赤いスポーツカーを思わせるタイプスピード。
斜めに打ち込まれたタイヤも全体のシルエットを損なうことなく処理されています。

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー鎧武 オレンジアームズ と 2ショット。
基本構造は多くの部分で流用されているように思われます。

タイヤ交換りシーズ TK01 仮面ライダードライブ タイプスピード と 2ショット。
プロポーションも似通っているので、DXトライドロンとかにもすんなり乗せることができそうです。


■ BUST UP


装甲はしっかりワックスの効いた光沢仕様。

ヘッドライトをイメージした複眼や肩のウィンカー風の意匠にはクリアパーツが、
胸のタイヤにはゴム風の軟質素材が使われ、素材感への配慮が為されています。

後頭部のストップランプにやはりクリアパーツ。
背面には自動車の底部を連想させるディテールが刻まれています。


■ シフトブレス
ベルトと連動してタイプチェンジや必殺技を操作するブレスレット型デバイス。
ブレス本体はこの位置、この向きで固定されています。

シフトカーの着脱が可能。
(ただし、シフトカーはこの形で固定)


■ ドライブドライバー(ベルトさん)
ドライブへ変身するための、「意志を持った」ベルト。

本体はシリンダブロックのようなシルバー仕上げで、細かい部分の作り込みも
できるだけ設定に忠実にという配慮がうかがえます。

本体を取り外して、円形ディスプレイ(セントラルフェイス)を交換することができます。


■ シフトカーホルダー
上からミッドナイトシャドー、マックスフレア、ファンキースパイクの順に
クリアパーツ成形されたシフトカーが収まっています。

シフトカーはそれぞれ着脱が可能です。


■ タイヤ交換
タイヤを前後に分割することによりタイヤ交換に対応します。
前部分はゴムの弾性を利用してたわませるように外します。

TKシリーズのようにブンブン回転させるのは無理。



■ OPTION HANDS <RIGHT>
拳骨(デフォ)/平手(緩)/平手(締)


■ OPTION HANDS <LEFT>
拳骨(デフォ)/平手(緩)/平手(締)





ACTION

顔と首、首と胸がそれぞれボールジョイントで接続。


可動域は必要充分ですが、真横左向きの時、若干タイヤが干渉します。
肩アーマーは肩にヒンジ接続された球体関節付きの軸でボールジョイント接続されています。


気持ち的にもうちょっとだけ上がって欲しいかなという感じ。


肘は二重軸で90度以上曲がり、手首は小型の球体関節により広く動かすことができます。
体幹は胸、腹、腰の三分割構造。


胸装甲の形状もありますが、全体的に少し可動域が狭い印象。
股関節は二軸の組み合わせ式で腿の付け根に回転軸があります。


左右開脚は180度には少し足りないように思います。
前方へは90度くらい振り上げ可能。


膝は二重軸で90度以上曲がります。
足首は3重軸式プラス爪先の軸で広い可動域。


ダイキャスト製ではありませんが、保持力も安定性も適切です。




ギャラリー

















■ パーツ一覧

オプションハンド(右×3、左×3 )


【コメント】

造形と塗装は極上の部類。

ワックスがかかったような光沢仕上げボディ、それらしいゴム素材を用いたタイヤ部分、ランプやシグナル部には クリアパーツを用いるなど素材感が活かされており、自動車をモチーフにしたライダーとして絶妙の仕上がりです。

細かいプロップにまで極小の作り込みや塗装が為されており見事です。

プロポーションもヘンなアレンジなど無く、顔もしっかり似ており、ほとんど非の打ちどころがありません。

敢えて課題を挙げれば、体幹の可動が若干狭いこと。

また、肘あてや膝あてなどの小さなパーツが、決して取り付けが緩い訳ではないのですが、弾けて外れてしまったことが あり、少し慎重な扱いが必要なことくらいでしょうか。


さて、ちょっと引っ掛かっている販売手法について。


仮面ライダードライブの肝となるタイヤ交換システムですが、初回特典を含め、以降の他のライダーやバイクまで買い揃えていかないと交換タイヤが集まりません。

剣や銃も然り。

この是非については個々のユーザーが判断すべきですが、懐事情はたいへんキツい。(笑)

個人的にはフィギュアはフィギュア、オプションはある程度まとめて発売していただくのが、選択肢も増えベストだったように思います。

いずれにしてもこのサイズのアクションフィギュアとしては非常に完成度が高く、単体でも充分遊べるアイテムであることは間違いありませんが・・・。

以上、S.H. フィギュアーツ 仮面ライダードライブ タイプスピードのレビュー終了!






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