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ROBOT魂 <SIDE MS>
GN-009 セラフィムガンダム レビュー


2009年 1月購入


ヴァーチェにナドレがあったように、セラヴィーガンダムにももう一つの姿が隠されていました。

ロボット魂セラヴィーガンダムでは、バックパック形態からMS形態へ分離変形するこのセラフィムガンダムを、一部差し替えで再現しています。









変形シークエンス







ほぼ完全変形ですが、GNキャノンのレンズと手首が差し替え、膝アーマーは一度取り外して接続位置を上方にずらします。バックパックモードに戻す時に肩口のフレームを引き出すのですが、私のはここが外れやすくなっています。

やはり通常時にセラフィムのツノが隠しきれないのは残念。





1st.imp 【観る】


■ FRONTE & REAR


■ BUST UP



秘匿されていた機体というキャラクター通り、黒子のようなシルエットを持つセラフィムガンダム。そのスリムでシャープな肢体がしっかり立体化されています。
特に、頭部のバランス、腰から脚にかけてのラインは、メリハリが効いていてよいのではないでしょうか。

額のアンテナは軟質素材、身体はPVCとABSを併用、関節にはもちろんPOMが使われています。他のロボ魂同様に成型色が活かされ、少なく抑えられた塗装部分は丁寧な仕上がりです。
顔のクマドリが主張しすぎている感じこそしますが、全体的には整然と処理されていると思います。

造形面で惜しいのは腕が寸詰まりで、手首がちょっと大きめなこと。
配色面では背中のGNドライヴ周りの赤くなっていないこと。

前者はキャノン時の造形もあり、致し方ないのかもしれませんが、後者は工夫によっては再現できるポイントだっただけにこだわって欲しかったですね。





憑き物が落ちたセラヴィー。
太陽炉が接続されていた凹みにもしっかりモールドが入っています。





ダブルオーと比べても、セラヴィー、セラフィムのプロポーションに破綻はないようです。
セラヴィーの大きさも見劣りしませんね。





GNバズーカのグリップを握らせるのは無理ですが、ピンを使って接続できます。






2nd.imp 【動かす】


変形ギミック優先と考えればよく動く方なのですが、股関節が左右に開かず、肘の可動域がちょっと足りません。
セラフィムガンダムが持つ俊敏なイメージは表現しにくいように思われます。













POSE

















【評】

分離変形ギミックを、一部差し替えながら、ほぼ設定どおりに再現したのは見事!
細部までこだわったディテールかつ重量感あふれるボディを実現しており、高く評価できると思います。

セラフィムガンダムもこの手のアイテムにありがちな付属品の枠に収まらず、、別個のアクションフィギュアとしても立派に通用する印象です。

また、武装ギミックも多彩で、GNキャノン、GNバズーカは劇中でのバリエーションをほとんど再現でき、さらにこれらの大物を振り回せる関節強度も備え、かなりプレイバリューの豊富なアイテムに仕上がっているのではないでしょうか。

課題としては、外装が平板で単調なため、少し安っぽく見えること。
キャノンのレンズ、差し替え用のジョイントピンなど細かなパーツが多く、ちょっと扱いづらいこと位でしょうか。

価格も2体分+αとして考えれば、まあ納得できる範囲なので、迷っている方には胸を張ってお勧めしたいと思います。


さて、セラフィムの真の力が拝めるかもしれないと思い、レビューを先延ばしにしましたが(ごめんなさい言い訳です)、やはりヴェーダを奪還してから先の話のようですね。

個人的には2機で羽交い絞め状態 数的優位を作るだけでも、オリジナルの太陽炉を持つ機体として充分強いと思いますが、さて、どんな仕掛けが飛び出すのか、ホントに楽しみです。


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最終更新 02/18/09