MS IN ACTION!! ガンダムスローネドライ レビュー
2008年6月発売
■発売元:バンダイコレクターズ事業部
■価格:2,625円(税込・購入価格)
■フィギュアサイズ:全高約11センチ(頭頂高)


神々しい登場の割りに、以降の見せ場がほとんどなかったチーム・トリニティの3号機・ガンダムスローネドライ。

頭部の形状やら装備やらで、索敵に特化した司令塔的な働きをするのかと思いきや、そんなことは全くなく、赤いGN粒子を撒き散らす以外は、あくまでもサポート的な役回りで、つまらない機体だなと思っていました。

でも、手に取って遊んでみるとこれが一番楽しかったり。






■ FRONT


■ SIDE


■ REAR



【スタイリングについて】

スローネ3機は骨格からして、ガンダムと呼ぶにはかなり抵抗があるのですが、特にこのドライは、そのエイリアンヘッドやオーラコンバーターのようなバックパックなど、まるで他作品のメカのよう。

それが返って幸いしたのか、ヒロイックなライバル機としての性格を持つツヴァイよりは気負いなく見ることができました。

まあ、かんたんに言えば、「ガンダムじゃなければこんなもんでいいかな」と。

実際、プロポーションも同じですが顔のデカさも気にならないし、ファングを搭載した大きなサイドバインダーもないので腕も自然に垂らせます。

フレームの作り方、胸ブロックや肩アーマーの大きさなどツヴァイ同様の不満は残りますが、主観として、全体的にはそんなに悪くないかなと思います。

ただ、やはりMIA的なのですが、バックパックもシールドも本体と比べてかなり大振りサイズとなっており、少し違和感があります。
まあ見栄えはするんですけどね。

配色は、装甲のあずき色とフレームの赤み掛かったグレーは成型色。
頭部や腕、腿などのグレーは一部成型色、一部塗装なのですが、これがちょっと濃すぎるためかフレームとのメリハリが今ひとつないように見えます。


■ BUST UP

頭部の形状は大まかに言えばまあまあ。
ただよく見ると顔はグニャグニャ、アンテナもいい加減。
塗装の精度もやはりよくありません。

今後MIAがすべてロボ魂に統合されるのかわかりませんが、ここだけは同様に改善して欲しいポイントです。



■ 比較


MIAスローネツヴァイと。
・・・。



■ バックパック


GNステルスフィールド発生装置を搭載する大型バックパック。
基部の軸で上下に転回でき、上面のハッチをオープンさせ内部構造を覗くことができます。



ちなみに下面のフィンは固定。



また、画像のように軸で独立して角度を付けることができます。
空戦の躍動感を表現するにはありがたいですね。




■ GNシールド&GNシールドポッド


GNシールドは中央線から左右に開きステルスフィールド発生モードを再現。
GNシールドポッドは、戦術によって他の機体の武装まで格納できるという設定らしいですが、ギミックなどはありません。




【可動・装備について】

基本的にフレームは共通、装備も同じなので スローネツヴァイのレビュー をご参照ください。
ツヴァイとの違いは両腰のバインダーがないことから、ポージングがより自然にきまります。





【POSE】


















【パーツ一覧】


GNハンドガン/エネルギーチューブ/GNビームサーベル/オプションハンド(×3組)



【評】
ROBOT魂も始まるし、正直購入を見合わせようとも思ったんですけど、まあ、それほど悪くはないんじゃないでしょうか。

もっとも、ツヴァイが酷すぎたんで免疫がさらに強力になっているだけなのかもしれませんが。(笑)

GNステルスフィールド発生装置などギミック的にもけっこうがんばっていますが、劇中でも見たことがない(見落としている?)GNシールドポッドはどんなものかぜひ再現して欲しかったように思います。