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メガホビEXPO 冬祭2010 フォトレポート


■ 日時:2010年2月20日
■ 会場:東商センター3F(浅草橋)
■ 主催:株式会社メガハウス
■ 出展:有限会社アルター/株式会社ホビージャパン
■ 内容:展示、物販、トークショーなどのイベント

■ 10年2月22日登録

アクションフィギュアファンにはヴァリアブルアクション、アクションワークス等でおなじみのメガハウスが主催する展示会・メガホビEXPO 冬祭2010 が行われました。

今回は精巧なディテールで定評のあるアルター、そして模型誌の老舗・ホビージャパンも共同出展、会場を秋葉から浅草橋に移しての開催です。

トークイベントを中心に、最新アイテムの展示、カードゲームの対戦コーナー、物販など多彩なイベントで盛り上がっていました。



■ S.I.C.電王ウイングフォーム


巨大なウイングパーツが否が応にも目を惹いた「S.I.C.仮面ライダー電王 ウイングフォーム」!

「S.I.C.仮面ライダー電王 ウイングフォーム」は、ホビージャパンに連載中のビジュアルストーリー「S.I.C. HERO SAGA」より、「仮面ライダー電王」をフィーチャーしたスペシャルムック「S.I.C. HERO SAGA 仮面ライダー電王 SPECIAL」にセットされるオリジナルアイテム!

このウイングフォームのS.I.C.化により、劇中の電王のフォームがコンプリートするということで、S.I.C.ファンにとって、まさにマストアイテムということになりましょうか。

巨大なウイングパーツは、時計の針と歯車によるオブジェを想起させる出来栄えで、金と白でノーブルにあつらえられた電王本体と相まって、圧倒的な荘厳さを漂わせていました。

すでにフィギュアの枠を超え、ムーディーなインテリアとして通用する品質にすら思えます。



■ リボルテックヤマグチ 三段変形バルキリーVF1-J マックス機&ミリア機


赤青のコントラストが鮮やかなVF-1Jですが、ホビージャパン3・4月号にて誌上通販される限定品とのことです。

見たところ、リボルテックヤマグチの三段変形 VF-1J からの改修点等はなさそうです。
プレ値が付くかもしれませんし、バルキリーのコレクター様は押さえておいてよいかも。

尚、本体については近々に一条機とS型フォッカー機をレビューする予定にしておりまして、そちらもご覧いただければと思います。



■ アルメカ ラインバレル オーバーライド フルアクションモデル 宮沢模型流通限定品


(↑) ラインバレルのもう一人のファクター・城崎絵美が搭乗した時、色が変わり、オーバーライド(連続転送)を可能とした姿で、こちらは宮沢模型流通限定品とのことです。

重厚感と精密さを併せ持つ造形はまるで本物の金属加工品のようで、これがABS製かと思わせるような印象でした。

(↓) ビーム刃を最大出力で形成したエグゼキューターを構えるシーンが再現されており、圧倒的な迫力!

エネルギーがほとばしる様な造形で厚みともそれなりにあり、構えるには台座の支柱によるサポートが必要とのことです。






こちらは早瀬浩一搭乗時の通常モード(白)
各部を展開したオーバードライブ形態が再現され、後ろ向きで展示されていました。

腕部、テールスタビライザーは差し替え式ですが、肩はそのまま開くギミックのようです。
サポートアームとエネルギーチューブがリアル感を演出しています。



■ アルメカ ARX-7 アーバレスト & 緊急展開ブースター 


(↑) 昨年6月に発売されたアルメカ アーバレストに装着できる緊急展開ブースター。

主翼付け根でたたむことができ、フラップ、エルロン、エアブレーキなど各部が可動する模様。

こちらもかなりの長さで、台座のサポートが必要なようです。


(↓) いかにも航空機然としたディテール。

排気ノズルも実物と同じように動きそうな緻密さです!






■ アルメカ フルメタル・パニック!The Second Raid M9 ガーンズバック










■ アルメカ フルメタル・パニック!The Second Raid Rk-92 サベージ 










■ アルメカ XenosagaIII KOS-MOS Ver.4










■ ヴァリアブルアクション 覇王体系リューナイト ダークナイト・シュテル


リューナイト路線をひた走る「ヴァリアブルアクション」から暗黒のリューナイト・ダークナイト・シュテル。

ディフォルメ系にしてはメリハリの付いた造形で、ディテールも秀逸に思います。

この他にすでに発売済みの「リューナイト・ゼファー」や、もうすぐ発売される「リューニンジャ・爆裂丸」、撮影禁止となっていましたが」、「リューパラディン・ロードゼファー」の未塗装試作品も展示されていました。

中でも爆裂丸は可動も素晴らしく、躍動的なアクションもかなりこなせる印象です。
 



■ ACTION WORKS TOEI HERO THE LIVE 02 宇宙刑事ギャバン


約15センチにサイズアップされた「アクションワークス 東映ヒーロー THE LIVE シリーズ」より、第二弾となる「宇宙刑事ギャバン」。

以前のアクションワークス(約11cmサイズ)と比べ、展示品を見る限りは、造形、塗装精度ともにアップされており、全体のクオリティも上がっている模様です。

ただ、昨今の個性的なアクションフィギュアと比べ、「これだ」というインパクトに欠ける印象で、価格に見合ったものになるかどうか。

ここは一つ、オールメッキ仕様で蒸着イメージを打ち出すくらいのチャレンジが必要ではないでしょうか。
 



【評】

今回の“メガホビ EXPO 2010”はトークショーや三角くじなど参加型イベント中心の趣向、かつ、主催のメガハウスさんの新作は主としてスタチュー系固定フィギュアという陣容でした。

勢い、私のような燃え系アクションフィギュアファンは、ホビージャパン誌の限定アイテムやアルターさんのアルメカなど、協賛他社の出展に、より興味を惹かれてしまうということになりました。

率直な感想として、アクションワークスはギャバンのみ、ヴァリアブルアクションもリューナイト以降の展開が示されなかったのはちょっと物足りなかったです。

まず、アクションワークスですが、前作のメタルダーよりサイズをアップさせ、他社でヒット中のシリーズと近く揃えてきたのはコレクターとして歓迎していたところ。

しかし、ならばこそ、それらにはない個性を明確に表すべきではなかったでしょうか。

ギャバン=宇宙刑事はオーソドックスな選択に思われますが、すでに(以前の小サイズのアクションワークスとしても)実績があり、古くは装着変身化もされており、決してホットなコンテンツではないし、設定的にもプレイバリューの豊富さを打ち出すのは難しい素材に思われます。

東映ヒーローというコンテンツにこだわるのであれば、第一弾のメタルダーを活かして、クールギンやバルスキーなどライバルキャラを掘り下げるのも一つの手だったのではないでしょうか。

また、いっそのこと萌えキャラも含めた選択肢の中から、若い世代に訴求力のある別のキャラクターを選んでのチャレンジも面白かったように思われます。

ヴァリアブルアクションはラムネからリューナイトとデフォキャラが続いていますが、別路線として、正統派(?)メカ路線もつなげて欲しい希望はあります。

至れり尽くせりなアルメカの完成度を傍目で見るとビビっちゃいますが、ヴァリアブルアクションのラインバレルやヴァーダントもなかなかの力作でした。

あくまで個人的な希望ですが完全変形プリテンダーとか、ぜひ製品化して欲しいなあ。

とりあえず、諸事情から困難も多いのかと思われますが、ぜひ最大手には成し得ないわずかな間隙を突いたビッグヒットが生みだされんことを願っております。