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アイアンマン マーク2 アクションフィギュア レビュー
(ハズブロ 6インチ)


2008年 10月購入

■発売元:米ハズブロ社
■価格:3,650円 (本体のみ税込)
■サイズ:全高約15センチ



公開中の映画「アイアンマン」より、アイアンマンの試作試験機ともいうべき「アイアンマン マーク2」のレビューです。

マーク3のレッド×ゴールドも洗練されていていいんですが、なぜか、この鈍く輝く無骨なボディに魅力を感じてしまったですよ。





1st.imp 【観る】


■ FRONTE & REAR




■ BUST UP


本編ではシルバー一色に輝いていたアーマーですが、このフィギュアでは部位によって微妙に塗り分けられています。

大まかに分けてマスク表面、上腕前面、大腿部がシルバー塗装、その他は成型色のグレーとなっています。

また、全身に黒でスミ入れともグラデーションともつかないウェザリングが施されていますが、飛行試験中に墜落したダメージ状態と思えばそれらしいかも。

プロポーションは分厚い胸部が目を惹くマッチョ体形。
ふくらはぎ部分はフラップやら推進ユニットやらが内蔵されている設定なので、もう一回りたくましくガッシリしていた方がいいように思われますが、バランスよくカッコよくまとまっているからまあいいか。

当初、このクラスの造形にはあまり期待していなかったのですが、SICに通じる凄み、いかにもアメリカンヒーローらしいアレンジも効いており、なかなか侮り難いものがあります。






手のひらのリパルサーレイ発射口、足裏のノズルも再現されています。



背中のディテールもよく作り込んであります!
これでフラップの開閉ギミックでも付けば言うこと無しですが、多くは望めませんね。






6インチなんで大きさ比較もどうかと思ったんですが、装着変身よりちょっと大きめです。
ちなみに 1 インチ = 2.54 センチメートル です。








2nd.imp 【動かす】








肘膝に二重関節を仕込むなど、一定の可動域は確保していますが、肩と股関節が古典的な二軸可動、腰も胸側だけの可動なためダイナミックなポージングは難しくなっています。

また、手首に可動が仕込んであるにもかかわらず、大きな手甲が干渉して、手のひらをかざしてリパルサーレイを撃つポーズができず、何とも残念。






GIMMICK



映画本編には登場しないミサイルランチャー同型二機が付属。
上面のスイッチで、クリアパーツ成型のリパルサーレイ風ミサイルを打ち出します。






POSE
















【評】

基本的な可動水準はクリアしていますが、縦横無尽にに動きまくる国内アクションフィギュアと比べれば、やはりストレスは感じます。

劇中のポージングを再現しようとすればいろんな意味で無理がありますね。

それでもまあ、国内フィギュアにはない微妙な存在感があり満足しています。


ところで映画の方ですが、「戦争とビジネス」という重いテーマを掲げながら、観終わった後にある種の爽快さを感じてしまいました。

冒頭のシーンも含め凄惨な描写が数多くあったにもかかわらずです。

アイアンマンになるトニー・スタークはトラウマで新製品のデモで訪れた中東で、人格が壊れても仕方のないような経験をしますが、帰還後、成すべきミッションを知り、自らの運命を切り開いていきます。

孤独に、頑ななまでに前向きに。

そして遂には周囲の人々の協力を得て、一つの勝利を達成するというアメリカンドリーム。

どっかであったなあと考えていたら、これ大筋「ロッキー」かなと思ったのですよ。

研究室にこもってアイアンマンの開発に取り組む社長は、精肉工場でぶらさがっている肉を殴るロッキーに重なり、そういやグウィネス・パルトローもエイドリアンのイメージがあったし。(主観です/笑)

そんなわけで帰りに寄った上野のヤマシロヤさんで、ゴージャスな「マーク3」の隣でひっそりしていた、トレーニング中に彼が着ていたパーカーシャツのような色の「マーク2」を買ったとさ。





映画版IRONMAN-1:アイアンマンMk3
映画版IRONMAN-1:アイアンマンMk3
映画版IRONMAN-1:アイアンマンMk3(プロトタイプ)
映画版IRONMAN-1:アイアンマンMk3(プロトタイプ)
映画版IRONMAN-2:アイアンモンガー/アンマスク
映画版IRONMAN-2:アイアンモンガー/アンマスク
映画版IRONMAN-2:チタニウムマン
映画版IRONMAN-2:チタニウムマン
映画版IRONMAN-1:アイアンマンMk2
映画版IRONMAN-1:アイアンマンMk2