ROBOT魂 アリオスガンダム レビュー [機動戦士ガンダム00(ダブルオー)] GN-007 ARIOS GUNDAM review アクションフィギュア情報サイト ポーズ&ギミック
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ROBOT魂 <SIDE MS> GN-007 アリオスガンダム レビュー
2008年 10月購入
■発売元:バンダイ
■価格:2,650円 (本体のみ税込)
■サイズ:全高約12センチ
いよいよ始動したバンダイのロボットアクションフィギュアの新機軸「ROBOT魂」!!
当サイトのレビュー第一弾は完全変形がウリのアリオスガンダムとさせていただきました。
さて、その進化の程や如何に?
1st.imp 【観る】
■ FRONTE & REAR
■ BUST UP
プロポーションは、ちょっと小顔すぎる感もありますが、抜群で、素立ちさせるだけでもなかなかの雰囲気。
顔も「への字」口までしっかりと描かれ、上出来の部類に思われます。
素材は外装のほとんどがABSで占められており、今までのMIAでは為しえなかったエッジの効いたシルエットと硬質感が再現されています。
アンテナも、MIAではほとんどなかったオールABS製ですが強度的にも余程力をかけなければ破損はしないレベルではないでしょうか。
配色は、白と、発色のよいオレンジの成型色が極力活かされており、塗装は頭部や胴体などをメインに、最小限の範囲に抑えられています。また、EMIAのようなスミ入れやグラデーション塗装は確認できません。
変形時主翼となる脚部の翼はきれいな直線で塗り分けられており好印象。
しかし、胴体の赤と手首がテカテカに厚ぼったく吹かれており、ちょっともったいない気がします。
変形時に機首となるバインダーはABS素材で、途中から軸で折れ曲がります。
キュリオスのシールドのように、何かの武器として使用されるのでしょうか?
なんとこの股間の一物が太陽炉??
股関節がある関係で内側はスカスカです。
肘のコンデンサーは地味にクリアパーツが使われています。
ファーストシーズンのガンダムが胸に内蔵して文字通り死守していたのとは対照的に、セカンドシーズンの機体は、あえて着脱しやすいポジション取りになっているような気もします。
コンデンサー技術が発達して、切り離しても一定時間通常稼動できるとか。
■ 変形シークエンス
キュリオス同様、飛行形態に変形します。
機首の左右合わせ、背中と腰のスタビライザー、肩口などにロック機構があり、確実に変形させるられます。
主翼がピッタリ合わさっているのもよくできていると思います。
足がブラブラするのがちょっと難ですが、総じてOKではないでしょうか。
設定的なことですが、このタイプで腰が回転しない変形は好きです。
■ 飛行形態
鋭敏なナイフを思わせる飛行形態。
ツインビームライフルは手に握っているだけです。
機首を開いて強襲形態を再現
■ 比較
MIAキュリオスと並べると、カッチリしたアリオスのフォルムが際立ちます。
なぜか他のガンダムより一回り大きかったキュリオスなので、大きさ的な違和感はあまりないですね。
■ GNツインビームライフル
ABS製でカチッとした仕上がり。
上部バレルは根元から角度を調節することができます。
握り手との相性は今ひとつで、しっかり固定できません。
■ サブマシンガン
腕部カバーが展開し、サブマシンガンの射撃体勢を再現。
銃身がもう少しよく見えると見栄が効いたように思います。
■ GNビームサーベル
ビームサーベルは一組のみ付属。
グリップは、設定では前垂れ内側から引き抜くようですが、マウントギミックはオミット。
デザイン優先ということでしょうか。
MIAキュリオスでは2本しっかりスカート裏にマウントできただけに残念。
2nd.imp 【動かす】
ググッと動いて思い通り極まる、POM関節の採用でタッチは抜群。
首はコクピットブロックである中央部分ごと連動して可動するよう工夫されており、大きく見上げる動作が可能です。
しかし、スタイリングと変形機構を優先させたためか、可動域は全般的に制限されており、ポージングを楽しむにはちょっと難があります。
特に腕は、肩アーマーがボディと干渉して、前方90度で止まってしまいます。
POSE
■ パーツ一覧
手首×4/GNビームサーベル(×1)/GNツインビームライフル
【評】
「歪みは糾された、しかしこれがお前の望んだ世界なのか?」
MIA継続組の実感から言えば、こんな感じでしょうか。(笑)
MIAキュリオスを比較に引っ張り出しましたが、つくづく遊び易くなったなあと思います。
何より、造形の歪みとユルユルがないのが嬉しい!!
やっと普通に通販で買えるレベルになったかなあと。
しかし、それはあくまでMIAと比較しての話。
変形とスタイリング重視のコンセプトは理解できますが、ポージングが大きく制限されるのはアクションフィギュアとして大きなマイナス要因。
たぶん、キュリオスを含め、今までのTMSの変形後が動きすぎて収まりが悪すぎたことへの対策なのかと思われますが、ちょっと強化しすぎてしまったような気がします。
肩の前後軸は、機首部分のロック機構がしっかりしているので、特に犠牲にする必要がないと思うのですが、いかがでしょうか?
脚も、腿外の黒いスラスターユニットが干渉し、思い切り開くことができませんが、何かしらの工夫があればより楽しめたと思います。
また、外観的にはロック部分のボッチが大きく目立ちます。
とはいえ、進化の方向はこれで概ねOKに思います。
この先のラインナップと、アリオスにも追加仕様がありそうなので、期待して待ちましょう。