ROBOT魂 ケルディムガンダム レビュー [機動戦士ガンダム00(ダブルオー)] GN-006 CHERUDIM GUNDAM review アクションフィギュア情報サイト ポーズ&ギミック
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ROBOT魂 <SIDE MS>
GN-006 ケルディムガンダム レビュー
2008年 11月購入
■発売元:バンダイ
■価格:2,940円 (本体のみ税込)
■サイズ:全高約12センチ
ロボ魂の新作より、2台目狙い撃つガンダム『ケルディムガンダム』のレビューです。
セカンドシーズンのガンダムには装備や拡張機能などいろいろ秘密が隠されているようですが、このロボ魂ケルディムにも(シールド)ビットや各種センサーなど、本編では未使用のギミックもしっかり仕込まれています。
劇中でどんな活躍をするのか期待はつのりますが、一足先にこのロボ魂ケルディムで妄想の世界を楽しんでみたいと思います!
1st.imp 【観る】
■ FRONTE & REAR
■ BUST UP
セカンドシーズンの4体を初めて見た時、フレーム単位から斬新な提案がなされたファーストシーズンのガンダムに比べ、デザイン的にはかなり保守的になったと感じました。
中でも最も平凡に見えたこのケルディムですが、立体物を手に取ってみると、より兵器的に、鈍重な方向に振られたという印象です。
ロボ魂ケルディムは表面を覆うABSパーツの割合が同ダブルオーより多くなり、ブロックを積み重ねたような無骨とも言える重量感あふれるシルエットが再現されています。
まるで防弾チョッキで着膨れたような外観ですが、そんなイメージを胸元のボリュームから堂々と再現。がっしり安定感のあるプロポーションも悪くないと思います。
配色は、最近の傾向通りほとんど成型色が活かされており塗装部分はわずか。
塗り分けも標準的な品質で大きな破綻は感じませんが、やはりアッサリしていて物足りない感じもします。
グリーンの色目は画稿やパッケージ画像などと比べて深くなり、ややチープですがミリタリー色は強調された印象です。(個人的にはもうちょっと浅い方が好みです)
顔は黒のクマドリが強調され、なにやらアライグマとか小動物的な愛らしさがうかがえてしまいます。(笑) 造形自体はイケメンのようなので、腕に自身のある方はリペイントにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
頭部のアンテナは両方とも軟質素材、側頭部のブレードアンテナは大きく主張が強すぎるので、もう一回り小さ目の方がよかったように思われます。
胸部カバーは開閉式で、ガンダム的な記号の一つであるダクトが覗きます。
いやあ、ここが開くとは思わんかったですよ、ホント。
特徴的なシッポはビットに覆われた太陽炉でした。
前にも書きましたが、GNドライヴは今回、いい加減なところにぶら下がっている印象です。
さて、セラヴィーはどこについてるんでしょうかね。(笑)
■ ガンカメラアイ
精密射撃時に露出するガンカメラアイを、頭丁カバーをそっくり差し替えルことにより再現。
ディテールが内部に入れられたのなら、開閉ハッチ対応にできたのでは?
■ フォロスクリーン
トランザム起動時に展開し、命中精度を高めるフォロスクリーンをクリアパーツで再現。
背部ラックの中央部分を引き起こして取り付けます。
■ GNスナイパーライフルII
バレルを折り込むことによって、3連バルカンモードにも変形。
ジョイントパーツがスライドして伸びるので、バルカンのマズルにも干渉しません。
フォアグリップは可倒式。
■ GNピストルII
MIAではオミットされ大きな失望を買ったGNピストルもしっかり付属。
グリップが可動し、戦斧状の格闘装備に変形します。
■ GNシールドビット
狙撃タイプにビット兵器というミスマッチな組合わせに、個人的には一番のサプライズ。
本体各所にマウントされた9機のビットを取り外し、専用パレットやジョイントに取り付けることにより、いくつかのディスプレイパターンを演出できます。
ただ、隙間を空けると成型色の黒が目立ってしまい、密集させて大型のシールドを作る以外は今ひとつ使いにくいですかねえ。
肩のシールドジョイント(左右対称)が2つ付いているので、劇中では未見ですがこのような装備も可能です。
ていうか、やはりライフル用のジョイントが欲しかったです。
2nd.imp 【動かす】
基本的にはダブルオーに順ずる構造ですが、装甲パーツが多いため可動域は狭まっている印象があります。
干渉を避けるため跳ね上げが多用されるなど、工夫もされているのですが、やはりちょっと動かしにくいですかね。
肩はアレイ型のボールジョイント接続、上面が露出しているタイプなので、肩ブロックごと大きく振り上げることができます。
肩アーマーの吊り下げ部分、腰のフロント、サイドアーマーなど可動に携わる部分はほとんどボールジョイントで跳ね上げ可能になっています。
また、バックパック、太陽炉のバインダーはスイング可動。
踵のツメは可動式で、狙撃時の固定モードを再現できます。
POSE
■ パーツ一覧
手首×4/GNスナイパーライフルII/GNピストルII(×2組)/GNシールドビット(一式)/ガンカメラアイ展開パーツ/フォロスクリーン/ディスプレイスタンド&パレット(一式)
【評】
ビットがポロ落ちしがちなことなど、ちょっと遊びにくい点もありますが、トータルで見れば割りとよい出来ではないでしょうか。
中でもオプションのスナイパーライフルとピストルはABS素材によりシャープなディテールが再現され、特に質感が高く思われます。
逆に、ダブルオーガンダムの時にも書きましたが、本体の仕上がりがアッサリしすぎで、ちょっと物足りなく感じます。
やりすぎると初期EMIAのように非難されてしまうのですが(笑)、個人的には主張しすぎない程度にスミ入れ等を施し、よりリアルな質感を目指してほしく思います。
さしあたっての希望としては、ライフルの肩へのマウントパーツ、表情のある平手、HGやハイコンプロのような透明で目立たないビットスタンドはぜひとも欲しいですね。