figma(フィグマ)関羽雲長 [一騎当千 Great Gardians] レビュー アクションフィギュア情報サイト ポーズ&ギミック
figma 関羽雲長 [一騎当千 Great Gardians] レビュー
2008年8月発売
■発売元:マックスファクトリー
■価格:2,800円 (税込価格)
■フィギュアサイズ:全高約13.5センチ(頭頂高)
吉川さんも横山さんも、超! ビックリ!
「一騎当千」は、美しき巨乳女子たちが「三国志」の英雄たちの魂を受け継ぐ闘士となって活躍するハイパーバトルアクション。
その中でも実力、人気ともに最強の呼び声も高い特Aランク闘士「関羽雲長」がアクションフィギュア“figuma” となって登場しました。
■ FRONT
■ SIDE
■ REAR
【スタイリングについて】
ただ立っているだけでも、堅苦しいまでに凛とした関羽の精悍なイメージが伝わってきます。
腹部や脚など素肌部分もアスリートのように力強く引き締まった筋肉質が再現。
等身も他の“figuma”キャラより上がっているようで、均整がとれています。
本体の材質は特徴的なロングヘアを含め、主にPVC。
もみ上げとセーラー服の襟、スカーフ、袖部分、そしてスカートなどが軟質素材となっています。
塗り分けは整然としており、セーラー服のピンストライプに至るまで丁寧に処理されています。
ただ、一点だけグローブの赤部分と肌の境界にちょっとハミ出しが見られますが、個体差もありましょう。
■ BUST UP
アホ毛は別パーツで接着。
表情もしっかり描き込んであり好印象ですが、本編より若干あどけない感じでしょうか。
バストはミクロマンで言うところのLLサイズ。
ハリがあるというより、爆裂という感じですが、素晴らしい躍動美!
【GIMMICK】
パーツの差し替えにより、3種類の表情と、衣服を裂かれたダメージ状態を再現できます。
前髪を取り外して顔パーツを交換します。
通常(左下)、睨み(右上)、叫び(右下)の各表情を演出できます。
下半身は、両脚、パンツ、スカートの順で取り外して交換します。
スカートは軟質素材ですが、爪などで傷つきやすいので注意。
■ 冷艶鋸(れいえんきょ)
関羽が常に携える青龍偃月刀。
切っ先や龍を象った飾りの造形も秀逸。
柄の下部を分割して握り手に通します。
長い後ろ髪に台座のアームが干渉しないよう、サイドから
回し込むためのジョイントが付属しています。
【可動について】
球体を扁平させたようなfigma用ジョイントにより、外観を極力自然に見せながら、さまざまなアクションポーズを実現しています。
足技を巧みに使う一騎当千キャラにあっては、もうちょっと膝の可動域があった方がよい気がしますが、全般的には必要充分。
首は髪と連動しているのでちょっと動かしにくいですが、後ろ髪がジョイントで可動するしくみになっており、ポージングの演出として使えます。
後ろ髪の付け根がジョイント可動、シルバーの留め具で軸回転させることができます。
ジョイントを少し引き気味にすれば、大胆に流せます。
胸側の受けがアレイ型のボールジョイントで接続され、上腕は軟質素材の袖で覆われています。肘は約120度、手首には折り返しの軸が設けられています。
手首の可動は、先っちょが丸まっていますが基本ピン接続なので若干窮屈。
上半身は胸部に内蔵されたアレイ型ボールジョイントにより捻転、上下可動。
太腿の付け根に回転軸があり、少し捻ると180度開脚できます。
膝は約135度曲がりますが、しなやかな足技を披露するにはもう少し角度が欲しかったですね。
【POSE】
【パーツ一覧】
青龍刀 / 表情パーツ(3種)/ 胸部ダメージパーツ / スカートダメージパーツ /
交換用手首(計5種)/ スタンド一式(新型ジョイント含む) / 袋
【評】
久々の女子キャラレビューだったんですが、ひたすら”figuma”のポテンシャルの高さに圧倒されました。
動くスタチュー、とは言い過ぎかもしれませんが、グニャグニャでハミ出しばっかしの某製品を見続けてきた身としては、この仕上がり品質はまさに眩しい限り。
(イヤ、いろんな意味で・・)
髪の毛にまで仕込まれている可動パーツのパフォーマンスもさることながら、表情を選択できるというのは、やはり通常のロボやヒーローのアクションフィギュアにはあまり見られないポイントです。
これだけでも表現力が飛躍的にアップすると実感できます。
問題として、今回、実際手にとって気になったのは、主に換装パーツの分割線。
確かに、正面からは見えないように工夫されているのですが、髪にしても服にしても、ちょっと強く捻るとスキマが広がり、ともすればポロリしてしまうのは興ざめです。
また、もみ上げは軟質パーツなのですが、動かしているうちに塗装がちょっと綻んできてしまいました。擦れるとテカってしまう肌などの処理とともに、「キレイ」が売りなだけに、さらなる改善を望みたいと思います。
それにしても、すごいシリーズが登場しました。
今後、ジョジョなど、漢系キャラもラインナップされるとのことで、目が離せませんね。