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S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーディケイド レビュー

2009年 8月購入
■発売元:株式会社バンダイ
■価格:2,940円 (本体のみ税込)
■サイズ:全高約14.5センチ


毎年、驚かされっ放しの平成ライダーデザインですが、その極めつけ、頭にカードが刺さった「通りすがり」の仮面ライダー・ディケイド。

これは流石にどーなんだ!? と思っておりましたところ、やはり例年のように違和感なく、結構カッコいい と受け容れている自分が居ます。

そんな訳で待ちに待ってたやっと出た、ピンクのスーツが眩しい S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーディケイドのレビューです!!





パッケージもボディ同様、ド派手な蛍光ピンク!!
こういうセンスは、ハッキリいって大好きです!




■ FRONTE & REAR





■ BUST UP


スーツというよりはアーマー感が強調されたディケイドのマッシブなプロポーションが巧みに再現されています。

もちろんフィギュアーツ素体準拠ですが、思っていたより上半身と肩にボリュームがあり、これまでのライダー系フィギュアーツ共通となる、貧弱さを伴うスマートさは感じられません。

平行直線のモールドがあしらわれた各アーマーも、大胆に、力強く造形されており好印象。

Cアイとベルト中央部のディメンションヴィジョンにはクリアパーツが使用されています。

ピンク部分の塗装は蛍光、艶消し調の処理がされていますが、個人的にちょっと違和感があり、グロスで、もうちょっとくすんだピンクの方が適当だったのではないでしょうか。


さて、問題のマスクですが、やはり、左右のCアイ間の分割線は気になります。 また、各プレート(前から見て黒い部分)が細いためか、正面から見ると、ちょっとヘルレイザーが入った感じに見えてしまいます。

とはいえ、OシグナルやCアイ内部の階層まで再現した造形は、このサイズとしては充分立派なもので、個人としては、出来不出来は別として、その努力を讃えたいと思います。





■ ライドブッカー ブックモード


ブックモードは開閉可能。
ピンでベルトから着脱できます。


■ ライドブッカー ガンモード


■ ライドブッカー ソードモード


※ライドブッカーはブックモード、ガンモード、ソードモードの3形態はそれぞれ別体で付属します。



■ ライダーカード



厚紙を切り抜いて使う「仮面ライダーカード」が11種類、各2枚ずつ付属。 裏面は残念ながら印刷なし。



■ オプションハンド


手首は、拳骨、カード用握り手、ライドブッカー用握り手、平手の4種類から差し替え可能です。







ACTION





アクションもライダー系フィギュアーツ準拠です。
肩アーマーは装着変身より定評のある上端ヒンジによる開閉式で、胸部アーマーとの隙間が多めに取ってあるのでグリグリと大きくローリングします。

足はダイキャスト製で安定感あり。

腹部パーツの噛み合わせが若干ユルイのか、もう少し硬めなセッティングの方が適切だったように思われます。






POSE



















■ パーツ一覧


交換用手首(×4組)/ライドブッカー(ブックモード/ソードモード/ガンモード各1)/仮面ライダーカード(全11種類×2))



【評】

ベルトは着脱式にしてくれたらよかった、とか

カードは少なくてもいいので、やはり装着電王のようにプラ製のものがよかった、とか

もちろん顔の造形と、要望はそれなりにありますが、総じて満足できる仕上がりです。

プロポーションと可動性能はこのクラスのアクションフィギュアとしてはトップクラスですし、3態をしっかり再現したライドブッカーなどオプションも豊富でプレイバリューが拡がっています。

このディケイドやディエンドは、他のフィギュアーツに留まらず、FFRシリーズや過去の装着変身などとも、様々なコラボレーションを楽しめそうなことも大きなポイントですね。

補足ですが、白い部分に何ヶ所か、ピンク塗料の写り跡があり、細かく見ていくと、わずかな塗りムラ、ハミダシなどが散見されます。
個体差だと思われますが、店頭で選ばれる場合は軽くチェックされることをお薦めします。



※この画像は Photoshop Elements で加工してあります。







最終更新 08/15/09