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アクションワークス ゲルト ブラスレイター レビュー

2008年 10月購入

■発売元:メガハウス
■価格:3,990円 (本体のみ税込)
■サイズ:全高約14センチ



ブラスレイター序盤の主人公にして悩めるチャンプ、ゲルト・フィレンツェンさんがメガハウスのアクションフィギュアブランド、アクションワークスから登場!!

ダークヒーロー的なジョセフに比べ、白基調で正統派にすら見えるゲルトの雄姿が大胆に立体化されています。





1st.imp 【観る】


■ FRONTE & REAR


■ BUST UP


設定の差異もありますが、ジョセフの時に感じたプロポーションの微妙な違和感はありません。頭の大きさも肩の接続もより自然になっていると思います。

メカっぽく情報量の多い腹部、後頭部から背中にかけての有機的なディテールも細かく刻まれており、労を惜しんでいない印象。

ただ、PVC素材の工程管理がうまくいかなかったのか、表情がまるで苦悶するかのように歪んでいます。キャラ的にらしいと言えばらしくもありますが、できれば整えて欲しかったですね。

配色はパールホワイト状成型色素材の上に紫、朱などのポイント色が吹かれ、さらに丁寧なスミ入れも施されており、昨今の省塗装ロボットフィギュアを見慣れた目にはかなり魅力的。
特に血の海を彷徨い還ってきたような靴のグラデは抜群です!





バイザーを取ると、怒りに震えるゲルトさんの表情が拝めます。



■ 武器

背中の武器は、通常時(白)と発光時(緑)の二種類が付属しており、二刀小太刀、鎖分銅、ブーメランと様々な形態を再現できます。










足から突き出る剣もクリア素材で立体化。
刃が爪先方向に伸びるものと、足裏方向に垂直に伸びれるものの二種類が付属。どちらも足裏の穴に挿し込みます。








■ 台座


フェニックスの紋章をイメージしたディスプレイ用の台座。
ジョセフと同じかかとに小さなピンを挿すタイプです。




2nd.imp 【動かす】








肩の前後軸をはじめ、とりあえず動かせるところは全て可動を仕込んだという印象。
首、体幹にはボールジョイントが多用され、より人間的な動きを可能にしていますが、腿上のアーマー状の張り出しが干渉し、脚は思うように動かせません。
ジョセフより各関節の保持力は増し、ポーズはつけやすい感じです。





POSE














パーツ一覧



手首×3組/武器一式/台座


【評】

細部まで作り込まれたディテール、グラデーションやスミ入れがフルに使われ情感豊かな仕上がり。手の掛かった完成品フィギュアで、まさに作り手の情熱を感じさせる出来栄えとなっています。

ジョセフと同様、可動に目新しい仕組みはありませんが、普通にアクションポーズをきめることができます。

やはり価格的にはちょっと高めの設定ですが、作品に思い入れのある方、アクションフィギュアとして興味のある方にはぜひ抑えて欲しいアイテムに思います。

ちょっと気になるのが、各部の強度。
握りこぶしは小さなシャフトで親指以外の4本が開閉するタイプですが、誤って壊してしまいました。また、背中の武器ホルダーは付け根がかなり細った造形なのですが、ここも折ってしまいました。(号泣)

私は非常に不器用なのでアレなのかもしれませんが、皆様もお気をつけくださいませ。










最終更新 02/22/09