輸入版トランスフォーマー アニメイテッド サウンドウェーブ レビュー
2008年8月購入
■発売元:ハズブロ
■価格:2,500円(税込)
■サイズ:全高約14センチ(ロボットモード)



ちょっとキャラ、変わってない?


無機質なまでにクールだったG1サウンドウェーブとは打って変わり、アニメイテッド版サウンドウェーブは、エレキギターをルーフに積んだミニバンからトランスフォームする超ファンキー仕様!!

気になるそのギターがコンドルにトランスフォームしちゃいます!






サウンドウェーブ ビークルモード


■ FRONT


■ REAR


■ SIDE



ビークルモードはUSトヨタの若者向けチャンネル「サイオン」のコンセプトカー HAKOCOUPE がモチーフとされているようですが、ドアの枚数、フェンダーの形状、Aピラーの傾斜具合などから、むしろ国内向け「bB(初代)」のエアロ仕様と言った方がしっくりきます。

向かってボンネット左側にデストロンマーク、フロントバンパーにはオーディオ機器の操作ボタン、全身にもラジカセを意識したストライプなどがあしらわれています。

パッケージ裏の写真ではゴールドに塗装されていたホイールは、なぜかブラックになっていますが、こちらの方が引き締まって見えてよいかも。

キャビンのグラスエリアにはスモーククリアのパーツが使用されており、もちろん、転がし走行が可能です。







ギブソン・フライングV を模したエレキギターはルーフトップに着脱可。







■ TOP & BOTTOM


複雑な変形はせず、整然としており、どこに何があるのかというのは想像しにくいです。






サウンドウェーブ トランスフォーム


フロントデッキが脚、サイドのドアパネルが腕、とシンプルな変形パターンを採用しています。 胸パネルをたたんで上に持ち上げるのが、ちょっと判りにくいかも。











サウンドウェーブ ロボットモード


■ FRONT


■ SIDE&REAR



トレードマークの赤いサングラスはそのままだけど、心なしか、そのお顔もおバカっぽく・・。
シルバーだったアクセントカラーも豪華なゴールドに変わって、ちょっと成金チック。

本編では決してそんな風ではなかったのですが、どうしてもコミカルなキャラクターに見えてしまいますね。

胸にはスモーククリアパーツが使われ、カセットテープのホルダー部分らしき雰囲気を演出しています。

全体にうまくまとまっているとは思いますが、背面のスピーカーが、いかにも顔が入っていましたよ、といった具合にくり貫かれたままなのがちょっと残念。


■ BUST UP





■ 比較


ヴォイジャークラスのメガ様と。
クラスが違うので仕方ないのですが、もうちょっとタッパが欲しかったですね。



【GIMMICK】

■ レーザービーク(コンドル)






諜報員のコンドルはギターからトランスフォーム!
どちらの形態でもサウンドウェーブと絡めて遊べます。




【可動について】

肘膝や股関節にボールジョイントが配されフレキシブルに可動。
ギター・アクションなどもこなします。
ただ、各ボールジョイントが緩めで、ポーズによっては保持が困難な場合もあります。




首はボールジョイントですが実質左右軸回転のみ。
見てくれが悪いですが、トランスフォーム用のヒンジを使って上を向かすことができます。



肩はアーチ状のアームで接続されていますが、構造から上下動は困難で、
実質前後旋回のみ。 肘はヒンジとボールジョイントの組み合わせで、意外と自由に動きます。



開脚は捻りを加えて約180度近く、膝は90度ほど曲がります。






【POSE】
















【評】

いやあ、これは面白いですよ!!

動かしていて、本当に面白い。

オートモーフィングもなく、特に変わった変形をする訳ではないですが、積んだギターがコンドルにしちゃうというコンセプトは何より遊び心にあふれていて楽しい。

これは日本人からは出てくるはずのない、アメリカ人ならではの発想に思います。

惜しむらくは、サイズが小さめなこと。

サウンドウェーブはやはり堂々とメガ様と肩を並べるくらいの大きさがよいし、できればリーダークラスでライト&サウンドギミックを搭載するくらいであって欲しいですね。

もちろんジャガーとフレンジーも忘れずに!