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S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリーム レビュー
■ 発売元:バンダイ
■ 価格:3,360円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約14.0センチ(頭頂高)

■ 10年8月18日登録

オンエアもいよいよ大団円を迎えようとしている“仮面ライダーW(ダブル)”より、地球の記憶と直結した仮面ライダーWの究極進化形態、仮面ライダーWサイクロンジョーカーエクストリームが登場。

体の中心に開いたクリスタルサーバにはクリアーパーツを使用した二重構造が採用され、最強の盾と剣、プリズムビッカーも付属し、まさに最終形態にふさわしい神々しさが演出されています。



■ FRONT & REAR



劇中スーツより、かなりスマートな印象。

基本構造はW各フォームからの発展型なので、プロポーションは概ね良く、また下半身のツライチ構造などの長所も受け継いでいます。

ただ、肘や膝などの関節部分が黒である欠点もそのままで、こちらは残念。

あと、個人的な印象ですが、両足首のX字型の装飾が上がりすぎているため、ツンツルテン気味。

可動を活かすためには仕方のない仕様と思われますが、もう少し下まで押し込めるとさらに良かったのではないでしょうか。



サイクロンジョーカーと2ショット。
エクストリーム使用前、使用後ですね。

並べてみるとやはり、目の大きさの違いが気になります。



■ BUST UP

中央のクリスタルサーバは走査線状のモールドが施された銀塗装の内部パーツにクリアパーツを被せて再現。 両眼も同じくクリアパーツを用いて独特の複眼紋様が再現されています。



各所で指摘されていますが、クリスタルサーバ外側のパーテーションラインの仕切りの1本が劇中スーツのように黒く塗られていないため(内側の断面のみに細く黒塗装)、イメージが変わっています。




背面や脚部にまで、同じ仕様が貫かれています。



■ エクストリームメモリ
ダブルをサイクロンジョーカーエクストリームに進化させる鳥型のガイアメモリ、エクストリームメモリは緻密なディテールと塗装により再現。

劇中のような開閉ギミックはありませんが、着脱が可能。


なぜか、ジョイントの形が異なっており、ダブルドライバーなどとの互換性はありません。



■ プリズムビッカー

クリスタルサーバより取り出す“光の剣と楯”。
もちろん、ソードとシールドは分離します。



造形的には割とイイ線いってるかと思います。
ソードの刃は、できれば、クリアパーツがよかったですね。

塗装はソード、シールドともに少々簡略化されています。



■ OPTION HANDS <RIGHT>

拳骨(デフォ)/握り手(プリズムビッカー用)/平手×2/平手/GJ指


■ OPTION HANDS <LEFT>

拳骨(デフォ)/握り手(プリズムビッカー用)/平手×2





ACTION

頭部は首が別パーツで、胸と首がボールジョイント、首と頭がアレイ状の球体関節接続となっています。

可動範囲は標準以上に良く動きます。

蛇足ですが、この首の部分だけクリアパーツが使用されていません。
肩は、フィギュアーツではお馴染みのヒンジ接続のカバー式で、より自然な動きが可能です。
腕の接続は大きな球体関節で、全方向にグリグリ動きます。

腕の振り上げはほぼ水平まで、上腕付け根に回転軸があります。





ギャラリー























■ パーツ一覧

オプションハンド(デフォ拳骨含む ×8)/ プリズムビッカー(プリズムソード&プリズムシールド) 



【コメント】

やはり欲しかったのはエクストリームメモリの変形、展開ギミック。
せめてエクストリームメモリのガイア鳥モードを別オプションで付けて欲しかった!

単に動かしたいというだけでなく印象的なシーンを再現するために、特にライダー系はなりきりツールに直結している関係があり、アクションフィギュアのパーツとしても必然的に必要に思います。

とはいえ、作月リリースされた仮面ライダーアクセルやウェブ限定のライジングイクサなど、そのようなギミックを備えたアイテムが増えていることも事実で、これは歓迎すべき傾向であります。

このCJXでもプリズムビッカーはソードとシールドの分離できるようになっていますしね。

あと、やはり沸騰したアノ問題ですが、もうこれは確信犯的に“似せてない”とか。(笑)

まあ、S.H.フィギュアーツだけでも、これだけ次から次にキャラクターの立体化が増えているわけですから、アレ出せコレ出せ的なフラストレーション値はある程度軽減されている訳で、ユーザー間に何らかの期待とか要望が残っていた方が商売としては発展的なのでしょうか?

とでも無理矢理思わない限り、なかなか納得のいかないところではあります。