TOP

figma テッカマンブレード レビュー
■ 発売元:マックスファクトリー
■ 価格: 3,800円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約 14センチ(頭頂高)

■ 登場作品:宇宙の騎士テッカマンブレード
■ シリーズ名:figma (フィグマ)

■ 13年1月18日登録

「貴様らラダムの野望は宇宙で叩き潰す。このオレが必ずッ!!」

連合地球歴192年、侵略者の手により変わり果てた地球に一人の男が落ちてきた。
彼こそが謎の宇宙生命体ラダムに唯一対抗できる人類最後の希望・・・。


『 宇宙の騎士テッカマンブレード 』より、 figma化 された天駆ける超人
「テッカマンブレード」のレビューです。





■ FRONT & REAR
宇宙生命体に寄生された武装体というと、もっとグロテスクなものを想像して
しまいますが、そんなイメージとは相反する清廉でモダンな白騎士の姿。

マッシブな劇中スタイルや設定稿などよりスマートなプロポーションに、
figma 独自のアレンジが為されています。

量感豊かなラウンディングフォルムと鋭利な直線によるツノを調和させた
テッカマン特有のデザインを巧みに立体化。


シャープなバイザーがメタリック塗装された 「 通常顔 」 と、
大きく開いたバイザー越しに目と表情が窺える状態 が付属。

黒いアンダーアーマーから外装に至るまでテカテカのグロス仕上げ。
胸部のボリュームが若干足りない印象です。

肩アーマー内のボルテッカを展開可能。

ワキテッカも展開可能。

背部のスラスターには特にギミックはありませんが、腰部の装甲は
取り外してシールドとして使うことができます。

背部ジョイントに figmaスタンドを接続できます。
黒いアンダーアーマー上に穴があるので目立ちません。



■ テックランサー
肩アーマーから精製される鋼鉄の槍。
剣とグリップは分割できますが、刃先のブーメランは外れません。

交換用のグリップが付属し、ニ刀流を再現可能。


■ テックシールド
腰のアーマーをシールドとして左腕に装着可。

腕のフィンを取り外して接続します。



■ OPTION HANDS <RIGHT>

拳骨(デフォ) / 握り手(ランサー用)/ 平手(軽く揃える)/ 平手(強く開く)

■ OPTION HANDS <LEFT>

拳骨(デフォ) / 握り手(ランサー用)/ 平手(軽く揃える)/ 平手(強く開く)




ACTION

首はボールジョイントに球体関節が付いた2連式ジョイントを本体に軸接続。


首の外周パーツを挟みますが、めり込むように下を向く動作が可能です。
肩もボールジョイント+球体関節。

肩アーマーは基部に関節があり上下にスイング可能ですが、干渉して思うようには振れません。

肘は単軸で90度程曲がります。
体幹は胸、腹、腰の三分割構造でそれぞれボールジョイント接続。


着色したパーツが軟質素材なので、ある程度、自由に動かすことができます。
股関節はボールジョイント接続。

腿の付け根に回転軸があります。

膝は単軸で90度以上曲がります。
足首は踵部がヒンジで調整でき、爪先をピンと伸ばした動作が可能です。


左右スイングが可能で、足裏も細いので接地の安定性は意外によいです。



ギャラリー



















■ パーツ一覧

オプションハンド(左右×4 デフォ拳含む)/ テックランサー一式 / 交換用頭部(激昂顔)
※この他にfigma専用台座、figma専用収納袋が付属します。



【コメント】

先にご紹介したテッカマンエビル同様、プロポーションがかなりスリム化されているので、やはり評価は分かれると思います。

また、エビルの時はほとんど感じなかったツノなど細かいパーツの歪みがちょっと気になりました。

可動は基本的には良く動くのですが、肩アーマーを筆頭としたデザイン上の都合で、これもエビル同様、慣れが必要なものとなっています。

あとシールドを取り付ける時に外す腕のフィンが非常に外れ易く、ストレスを感じたことも付け加えておきます。

オプションはワイヤーを使ったアクションも印象的だっただけに何とか付けて欲しかった。

さらにテックイントルーダー(強襲突撃形態)用の差し替えパーツなどあれば非常にありがたかったところですが、 テックランサーやボルテッカなどツボは抑えてあるので、このサイズとしては及第点とすべきなのでしょう。


さて、テッカマンブレードの2体が文字通り長い時を経て figma 化された訳ですが、素材的に難しかったでしょうか。

figma の売りとしては、まず、専用関節パーツによるしなやかな可動ということになるのでしょうが、 デザイン上、大きな障害となる肩アーマーを今一つ効果的に処理できておらず、動かして辛く感じることが少なからずありました。

また、もう一つのポイントである表情オプションもそれなりに頑張っている感じは伝わりますが、他の美少女系モデルで挙げられている「 フィギュア全体の雰囲気すら激変させるような成果 」には届いていないように思われます。

ブレードもエビルも、もっと感情を露わにするというか、大袈裟にデフォルメして良い気がしました。

これらの課題をクリアするのは困難なことかもしれませんが、ぜひ近いうちにブラスター化を果たして欲しく思います。

以上、figma テッカマンブレードのレビュー、終了!