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フロイラインリボルテック 式波・アスカ・ラングレー レビュー
■ 企画制作:海洋堂
■ 販売元:ホビーストック
■ 価格:2,900円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約15センチ(頭頂高)

■ 10年6月9日登録

『見えすぎじゃない?』 のセリフが衝撃的な、あの悩ましのスケスケオレンジ!!

エヴァ3号機の機動実験に使用されたテスト用プラグスーツ姿の式波・アスカ・ラングレー が、フロイラインリボルテックのエヴァ新劇場版・第二弾として登場です。



■ FRONT & REAR

素体の基本構造は前作の真紀波を踏襲していますが、造形は手首を除いてほぼすべて新規造形のようです。

プロポーションは、頭がやや大き目な印象ですが、元々ボリュームのある髪型なので、じっくり見て少し気になる程度です。



カラーリングは、リボルテックでは定番のテカテカ光沢仕上げですが、焦点のシースルー部分は普通にグロスオレンジで塗り分けた風。

特にスケスケ感を想起させるほどのものでなく、ちょっと肩透かしの感もあり。(笑)


■ BUST UP

アスカというと、勝ち誇ったワガママ顔とか、横目で睨むイジワル顔とかが思い浮かびますが、
今回のフロイラインのデフォは、優しさを称えた微笑み顔。

ストレートに“似ている”とは言えませんが、こういうのもイイかなと素直に思える可愛さです。



フェイス部は交換により、戦闘シーンなどに使える叫び顔、
“見えすぎじゃない”の恥じらい顔 が再現できます。


 

実験用らしく配線類などが露出した独特のディテールを、モールドにより再現。
質感は充分ではありませんが、サイズ的には頑張っていると思います。

小振りだが、弾けるような元気バストもイキイキと造形されています!




テスト用スーツの見せ場といってもよいハンケツ状態のヒップも大胆に再現!
脚のラインも特に変わったところはありませんが、無難な仕上がり。



髪の結び目は、バックがリボルバージョイント、両サイドが軸接続で髪をなびかせるなど表情を演出できます。



各ジョイントは取り外し可能なので、なんちゃってショートヘアなど、少々遊べます。
どっかで見た髪型も・・っていうかアンタ誰?(笑)


■ センサーパーツ

センサーパーツは着脱式で右側の襟もとにセットできます。
上から押し込むだけで、ちょっとポロリ気味。


■ 携帯電話

劇中で使用した携帯電話が付属し、手に持たせる事ができます。
NERV公式だそうですが、カメラの付いたシェルも内側のパネルもよく作り込まれています。


■ ハンドパペット

新劇場版でも印象的に使われていたパペット人形。
手首にリボルバージョイントで取り付けることができます。


■ OPTION HANDS <RIGHT>
握り手(折り返し軸可動・デフォ)/拳骨/握り手/平手(脱力)/手刀/平手(開)/握り手(携帯電話用)/指さし手


■ OPTION HANDS <LEFT>
握り手(折り返し軸可動・デフォ)/拳骨/握り手/平手(脱力)/手刀/平手(開)

※ 造形は左右は対象で、指さし手、携帯電話用は右手のみ



■ 専用スタンド

以前のフロイライン同様、キャラクターの名前がプリントされた専用スタンドが付属します。
(セット内容は真希波と同じ)






ギャラリー


















■ パーツ一覧

オプションハンド×14(デフォ握り手含む)/オプションフェイス×3(デフォ笑顔含む)/センサーパーツ/NERV携帯電話/ハンドパペット
※この他にディスプレイスタンド/リボコンテナ/リボチップが付属します。


【コメント】

課題から言うとまず、シースルー部分。

上にも書きましたが、単なる塗り分けにとどまっており、やはり残念。

軟質素材を使うなど工夫はあるのですが、塗装などにもう一捻りあれば、といった所でしょうか。

もう一点は髪の可動です。

後ろはリボルバージョイントを用いているのに、サイドは単なる軸接続に過ぎないため、前後への動きしか再現できません。

できればリボルバージョイントやリストジョイントなどを用いて横方向への動きも再現できるようにして欲しかった。

ただ、前回のフロイラインから比べれば大きな前進です。

他の項目についてはほぼ予想通りで、概ね満足です。

アスカにしては優しすぎる顔も、個人的にはOKですね!