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トランスフォーマー パワーコア コンバイナー サーチライト with バックウィンド
■ 発売元:ハズブロ
■ 価格:2,520円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約20センチ(合体ロボットモード時頭頂高)

■ 10年6月19日登録

トランスフォーマー パワーコアコンバイナー のレビュー第二弾 は、ヘリコプターから変形するスカウトクラスのコマンダーに、猿型ミニコンのバックウィンドがセットされた、2パックシリーズのサーチライト!

もちろんスカイバーストに付属していたエアリアルボッツとのスクランブル合体も可能です!







2パックのサーチライトは他のトランスフォーマーでもおなじみのブリスターパックですが、5パックと同じく、針金ではなく紐で固定されています。

前後のローターは取り外して梱包されています。

取説では破損を回避するためか、変形させる際、このローターを取り外して行うように指示されていますが、慎重に行えば、付けたままでもトランスフォーム可能です。


イラストは表面にビークルモード時のものがあるのみで、ロボットモードの顔アップとかもなく、裏面にいつもの全身写真があるだけです。

2パックアイテムはミニコンとの合体遊びがメイン、というメッセージとも窺えます。



サーチライト ビークルモード



ビークルモードは CH-46 に似たタンデムローターのレスキューヘリ。
前後のローターブレードが手動で回転しますが、着陸脚等のギミックなどはありません。


サーチライト トランスフォーム (ビークルモード ⇒ ロボットモード)


@ コクピットとテール部分をそれぞれ左右に分割し、前後のローターを上方に引き上げながら、左右に倒し、腕とします。

両拳ともコクピットの方に向けておきます。
A ボディの左右に分割した腕付きのコクピットとスポンソン部分を、それぞれ上下に反転させます。
A テールのジョイントを反転させ、膝アーマー部分に変形し、爪先を前に向けてトランスフォーム完了。



サーチライト ロボットモード


■ FRONT & REAR


両腕に装備されたローターブレードが印象的なサーチライトのロボットモード。
合体ジョイントがキャノン砲やニーアーマーのように処理されており、巧いと思います!


元がヘリとは思えないほどスクエアなラインで囲まれています。
腕のローターがなければ、列車モチーフと言う方がピンと来てしまいますね。

でも、バランスが良くカッコいいです!



ACTION


首はボールジョイント接続。

形状的にアゴを引くのは無理ですが、後ろ側がほぼ露出しているので、真上を見上げることができます。
肩はボールジョイントで、地面と水平まで腕を開くことができます。

肘は単軸とボールジョイントの組み合わせで、ほぼ180度曲がります。
股関節は軸の組み合わせで、ほぼ180度開脚が可能です。

腿の中間に回転軸があり、膝は変形の都合でほぼ180度曲がります。




バックウィンド

2パックに同梱される“ミニコン” はビークルの武器、ロボット、ロボットの武器モード、ロボットのパワーアップアーマーの4形態にトランスフォームするパートナーロボ。

1,2ウェーブにラインナップされる6体のボディはクリアパーツ製です。



■ ROBOT MODE

見ての通り、お猿です。
食玩のオマケっぽくも見えますが、何となく神々しい。


■ VEHICLE WEAPON MODE

脚を折りたたんでビークルモードのライト&マニピュレーターに変形します。
・・ミニコンがサーチライトで、コマンダーがバックウィンドという名前の方がシックリくるような・・・


■ ROBOT WEAPON MODE



バックウインドはガトリングガンタイプの武器に変形します。

上が取り説に乗っていたやり方、下がパケ裏の方式で変形させたものです。
まあ、適当にやれよ、ってなところでしょうか。


■ POWER-UP ARMOR

胸のプロテクタータイプのパワーアップアーマーに変形します。
サーチライトの胸のジョイントを引き出して取り付けます。

コマンダー側のジョイントの形状によってはシールドなんかとしても使えそうですね。




サーチライト トランスフォーム(ロボットモード ⇒ コマンダーパワーアップモード)


@ 膝下の装甲を前に展開しながら、腿の回転軸を外に回します。
A 肘を後ろに90度曲げて背部に収め、肩口から突き出たジョイント部を90度下に下げます。

B 胸部ユニットを前に倒し、装甲を左右に開きます。

内部に収納されていたパワーアップモード用の首を回転させて入れ替えて、胸部ユニットを元に戻します。


※一連の手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮はしておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。
 






サーチライト 5体合体モード

サーチライトは、5パックに同梱される4機のエアリアルボッツ(別売り)を使用して、パワーアップモードに合体することができます。



■ FRONT & REAR


両脇に移動したローターブレードがクールにキマッたサーチライトのパワーアップモード。

スカイバーストより身長は若干小さくなりますが、等身的にはむしろコッチの方が合っているかも。

股間と膝の関節はかなり硬くなっており、保持力は抜群。

やや前傾になりますが、しっかり直立します。

腕の左右、脚の左右はそれぞれ入れ替えOKです。
腕と脚の入れ替えは接続ポイントの位置から不自然になります。


■ BUST UP

あくまでもメカニカルな方向に振られたサーチライトのパワーアップモード。

スカイバーストが実写ムービーテイストだったのに対し、ユニバースとかクラシックにありそうなディテールに思えます。

頭部に集光ギミックはありません。



パワーアップモードでもアーマー形態のミニコンを取り付けることができます。





ギャラリー
















【コメント】

2010年の新機軸、パワーコアコンバイナーは盛沢山で面白いチャレンジだと思います。

特に、ただの合体にとどまらず、拡張プレイに彩りを添えるミニコンの存在は面白い。

実写ムービーから本格化されたオートモーフィングが、ドローン各機にフィードバックされている点も興味深いです。


とりあえず、2パック、5パック、1商品ずつ手に取ってみた感想としては、合体後に課題があるように思われます。

手(のドローン)に関しては、肘に当たる関節がなく、ポージングに難があります。

脚(のドローン)に関しては接地ポイントがしっかりした形を持たず不安定で、直立させることも難しい。

手は手同士、脚は脚同士にしか互換性がなく、それらがロボットモードには変形できないことにも、若干の不満が残ります。

上記の項目とオートモーフィングを両立することは確かに無理があるのでしょうが、今後の改良が期待されます。

以降の展開に期待するのは、プレダキングやコンピューティコンなどのオールドネームの復活、バンブルやスタースクリームなどの人気のレギュラーキャラをコマンダーに起用してのパワーアップ合体なども一興と思います。

ぜひ、長く続くシリーズになって欲しいですね。