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トランスフォーマー パワーコア コンバイナー
スカイハマー with エアリフト レビュー

■ 発売元:ハズブロ
■ 価格:2,400円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約20センチ(合体ロボットモード時頭頂高)

■ 11年1月15日登録

密かに増殖を続ける“トランスフォーマー パワーコアコンバイナー”
より2PKの“スカイハマー with エアリフト”をレビュー!

戦闘機とガンポッドから変形するディセプティコン側のパワーコアコンバイナーです!



スカイハマー ビークルモード



スカイハマーのビークルモードは Su-27に似た戦闘機。
ブルーグレーとネイビーのコントラストが鮮やかな洋上迷彩仕様です。

キャノピーはシルバー塗装で、左側のストレーキ上に小さくディセプティコン
マークがプリントしてあります。




前側の着陸脚は展開、格納が可能。
後側はこの状態で固定です。



スカイハマー トランスフォーム (ビークルモード ⇒ ロボットモード)


@ 主翼と水平尾翼を跳ね上げ、エアインテーク脇からロックを外し、脚を左右に展開します。
A 底面から肩腕になる部分を左右に開きます。
A 先端とキャノピー中央の2か所で、機首を内側に巻き込むように折り曲げ、腰部分にジョイント。

最後にキャノピー後ろから頭部を引き出してトランスフォーム完了。



スカイハマー ロボットモード


■ FRONT & REAR
パイロットにしてはメタボでガニ股なオサン体型。

一枚ものの背部パネルに肩腰の基部がジョイントされた、このクラス伝統的な構造で、
それゆえのプロポーションの崩れがありますが、見慣れると愛着の湧くデザインです。(笑)


爪先が小さく、直立させた時の安定感はよくないのですが、踵のコンバインジョイントがあるのでしっかりと立ちます。

頭部は集光ギミック内蔵で、面積的には小さいですが、オレンジの色と相まって目がギラギラ輝いて見えます。



ACTION


首はボールジョイント接続ですが、形状の都合で実質的に左右回転と見上げ方向のみの可動。

ただ、上方向への可動域は非常に広く、ほとんど真上を見上げることができます。
肩は付け根のヒンジとボールジョイント可動で、地面と水平近くまで腕が上がります。

肘は単軸とボールジョイントの二重関節で、不自然ですが、ほぼ180度曲がります。
股関節は軸の組み合わせで、V字開脚(笑)が可能です。

腿の中間に回転軸があり、膝は変形の二重軸でほぼ180度曲がります。




エアリフト

スカイハマーのパートナーミニコン・エアリフトはロボット、ビークルの武器、 ロボットの武器、
ロボットのパワーアップアーマーの4形態にトランスフォームします。



■ ROBOT MODE  FRONT & REAR

ミニコンとしては比較的オーソドックスなロボットモードで
高く覆ったカラーと両腕のガトリングガンが印象的。

頭と腰以下が軸でつながっており、腰を回すと連動して頭も回転します。
また、左右の腕は一体成型で肘は曲がりません。



■ VEHICLE WEAPON MODE

ビークルウェポンではフォールドブースターよろしく機体後部に取り付ける連装砲ユニットになります。



■ ROBOT WEAPON MODE

ロボットウェポンとしてツインブラスターに変形します。
左右の拳に持たせることができます。


■ POWER-UP ARMOR
ボリューム満点なパワーアップアーマーに変形します。
砲身を前に向ければバーストモード?






ハッファー トランスフォーム(ロボットモード ⇒ コマンダーパワーアップモード)


@ 膝関節を前に起こし、腿上にジョイントでロック。

爪先を上げ、踵のコンバインジョイントを下します。
A 主翼を真上に立て、コンバインジョイントを引き起こします。

肘をコの字型に曲げ、主翼のダボ穴にロックします。
B 頭部後ろから引き出したクリアパーツをメットオン!!


※一連の手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮はしておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。
 






スカイハマー 5体合体モード

スカイハマーは、5パックに同梱される4機のドローンを使用して、パワーアップモードに合体!



■ FRONT & REAR


オートボットの航空戦力・エアリアルボットのドローンをハイジャック合体!

色目も機能も合っており、小さなディセプティコンマークさえ気にしなければ、ほとんど違和感ありません。

まあ、オートボット側もそのうちリペイントで出るような気がしますが・・。

腕の左右、脚の左右はそれぞれ入れ替えOK。
腕と脚の入れ替えは接続ポイントの位置から不自然になります。


■ BUST UP
主翼のミサイルと肩口に連なる機銃がアグレッシブ!

ゴーグルの奥には通常ロボモードのスカイリフトの目がかすかに覗いています。
目は二重構造となっており、さすがに集光ギミックも機能しません。


パワーアップモードでもアーマー形態のミニコンを取り付けることができます。




ギャラリー




















【コメント】

あまりいい評判を聞かなかった スカイハマー with エアリフト ですが、取りあえず買っといて正解でした。

猿が抱きついているようだと酷評されたアーマーモードも、ブレストキャノン的に見ればボリュームがあってパワフル。

パワーアップモードの翼が切り立った肩のデザインもクールでカッコいい!

構造的な難点として、パワーアップ合体後の肩部で、主翼と本体腕のジョイントが弱く、腕を弄っているうちに外れてしまうことなどが挙げられます。

あと、個人的にはメットオン後の顔が没個性的でヒロイックに感じられず、もうちょっと捻って欲しかったかな。

このレビューを書いている時点で、パワーコアコンバイナーの正式な国内版シリーズ化の報はありませんが、国外ではリデコリカラーを含めてどんどん増殖しています。

コマンダーは当面この路線で問題なく思われますが、ドローンはロボットモードへのトランスフォーム、肘や足首の可動化、ちょっとしたギミックを付けたものなどが開発されると良いですね。

あと、ミニコンのエアリフトは、2010年末よりキャンペーン中のターゲットマスターマイクロン・リコイルと同型ですが、上々の出来で、こちらのカラーが気に入った方にもぜひ!!