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ROBOT魂 <SIDE MS> GNX-U02X マスラオ レビュー

2009年 7月購入
■発売元:バンダイ
■価格:3,360円 (本体のみ税込)
■サイズ:全高約13センチ


マスラオと言えば、『・・・若き血潮ほとばしり じっと手をみる』という句があまりにも有名ですが(笑)、このMSの登場時、そんな意味しか頭になかった私は、ずいぶん思い切ったネーミングをするものだな、と思っていました。

さあ、そんな熱い名を持つMr.ブシドーの搭乗機・マスラオがROBOT魂から発売されましたが、どんなアイテムに仕上がっているのでしょうか?


初回版は限定サービスとして『武士の箴言台座』が付属します!!







■ FRONTE


■ REAR


■ BUST UP



フラッグを甲冑で武装したかのようなマスラオの特徴的なフォルムが再現されています。

ともすれば貧弱になりそうなプロポーションですが、身体各部の造形にメリハリが効いており、むしろ強靭さすら感じます。

ディテールも、鎧兜の角を模したブレードアンテナや腰のバインダー、そして膝アーマーなど、硬質で鋭角的な仕上がりは秀逸に思います。

細身だが威圧感のある黒檀の木刀のようなボディ素材は、ポリカーボネート樹脂を採用。
和漆器を連想させる朱の塗装とあわせ、漆塗り風の穏やかだが力強い輝きが表現されているのではないでしょうか。



■ 噂のフラッグフェイスはございませんな


モニターのカバーはサングラス風のクリアパーツ。
裏側からシルバーで塗装されており、発色が良くしてあります。

実際のオーバーフラッグ(ダリル機)の頭部が埋め込まれているという設定らしいのですが、取り外してみてもそのディテールはないようです。



■ ユニオン・フラッグ


背部ユニットは、今は亡きユニオンの記章が象られているとか。

ところでトランザムが可能なマスラオの擬似GNドライヴは、両腰の二基、背中を合わせて三基、両肩のも入れて五基、とか諸説あったようですが、どうやら腰の二基のみということらしいです。

改修機であるスサノオの背部形状と比較すると、マスラオのはGNコンデンサーらしく、肩のは形状的に似ていた、ということなのでしょうね。



■ GNサーベル ハワード & ダリル


撃墜された部下、ハワードとダリルの名を冠した大小のビームサーベルが付属。
ビーム刃だけでなく、グリップにもわずかなサイズの違いがあります。





後頭部のエネルギーケーブルは長短2種類あり、長い方は、サキガケ同様、サーベルグリップに接続できます。






グリップは左右の腰バインダー裏にそれぞれマウント可能。



■ 武士の箴言台座


初回特典として専用スタンド、「武士の箴言(しんげん)台座」が付属します。

ミスターブシドーの珠玉の名言の違いにより四種類があり、一つの製品に付き、どれか一つが封入されています。

箴言一 :邪険にあしらわれるとは・・・
ならばキミの視線を釘付けにする!!

箴言二 :フラッグの面影が垣間見える。
見事な造形だ、カタギリ。

箴言三 :とくと見るがいい!
盟友が付くりし、我がマスラオの奥義を!

箴言四 :とんだ茶番だ。あのような温い戦い・・・
私の好敵手であることを拒むか、少年・・・。

ウチのは箴言三でした。


フィギュア本体との接続は背部ユニットに被せて取り付けるタイプで、後ろを見せたい場合はちょっと辛いですが、着脱性、保持力は良好です。







ACTION










可動はキツめの部分が多いものの、良く動く印象です。
特に腰の回転はかなり力を入れないと動きませんが、ポージングの保持という観点から見ればまあよいでしょうか。

肘膝など各部の角度も必要充分。
田下駄を履いたような足も慣れればあつかい易いと思います。

また、角飾りを模したブレードアンテナが前後に倒れますが、犬が疾走する時の耳を傾けるようなイメージで使えば、突進時の微妙な表情付けに役立つような気がします。







POSE




















■ パーツ一覧


交換用手首×6/GNビームサーベル ハワード/GNビームサーベル ダリル/エネルギーケーブル(長短)




【評】

気になったことは、腰バインダーのジョイントが今ひとつ使い勝手が良くない点、また、エネルギーケーブルを挿した時の頭部の可動がスポイルされる点くらいでしょうか。

総じて良くできていると思います。

あとは値段ですかねえ。
もう少し安いと、集め易いんですが・・・。











最終更新 08/04/09