ROBOT魂 <SIDE MS> GNW-20000 アルケ―ガンダム レビュー |
■ 発売元:バンダイ ■ 価格:2,940円 (本体のみ税込) ■ サイズ:全高約14センチ(頭頂高)/17.5センチ(コアファイター先端を含む)) ■ 09年12月18日登録 |
ROBOT魂、09年12月の新作はダブルオー、1st、2nd両シーズンを通しての敵役、アリーアルサーシェスが駆るアルケ―ガンダム! 残虐な殺人マシーンに特化したという点では最右翼とも言えるMSですが、さて、どんなアイテムに仕上がっているのでしょうか? |
■ FRONT & REAR | |
スローネシリーズをベースに開発された機体とのことですが、伸長された四肢、極小の頭部に収まった4眼のメインカメラ、両脚にも組み込まれた擬似GNドライヴなど、使い手であるサーシェスの<最も非人間的な人間とも言うべき>特異な存在をそのまま具現化したように思えます。 ボディは一見、ABS素材が多めになっているような印象を受けますが、最近のロボ魂同様、芯となる部分にはしっかりPVCが使われており、重量感、威圧感が備わっています。 最も特徴的な長く鋭い手足による航空機的なシルエットも忠実に再現。 肩の安定翼は硬質軟質パーツの差し替え式。(このレビューではほとんど硬質を使っています。) やはり、成形色のエンジがほとんど活かされておりますが、肩アーマーのダクトのようなポイントは、目立たなくともしっかり塗装されており好印象。 各所のモールドやスジ彫りなど、スミ入れは施されていないものの、丁寧に造形されています。 |
■ BUST UP | |
はたしてガンダムを冠するべきなのか、禍々しくも無機質な面構え! 軟質素材のアンテナ、額のセンサー(?)、4眼カメラアイに至るまで小さな部位もしっかり塗装されています。 太陽炉はパール系の塗装のみですが、充分な質感を放っています。 | |
■ OPTION HANDS | |
手首はゲンコツ、開き手、握り手(剣モード用)、握り手(銃モード用)の4種。 親指おっ立ててるのはいろいろ使えそうですね。 | |
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いろんな人と因縁のありましたが、やはり刹那機と2ショット。 20m超の機体ですが、その大きさが引き立ちます。 |
■ EQUIPMENT STYLE | |
右手にバスターソード、左手にシールドの標準装備。
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■ GNバスターソード <ライフルモード> | |
切っ先からグリップエンドまで17.5pもあり圧巻! 銃身のスライドギミックがあり、射撃形態の内部造形が見られます。 設定通り右腕にマウントしていますが、シールドとジョイントが共通なので左右を入れ替え可能。 | |
■ GNバスターソード <ソードモード> | |
刀身部のグリップを取り外しソードモードに。 (刀身部に張り出したジョイントは外れる構造らしいのですが、ウチのはかなり外れにくいようなのでそのままにしてあります。) | |
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グリップからジョイントを引き出して、腕に固定できます。 保持力は若干上がりますが、逆にポージングにおける柔軟性は失われます。 | |
■ GNファング | |
遠隔攻撃用兵器であるファングは収束モード(画像上)が4つ、展開モード(下)が2つ付属。 展開モードは裏側にビームサーベルの光刃を接続できます。 魂ステージに接続可能なジョイントが2つ付属しており、劇中の攻撃シーンを再現できます。 収束モードのものは、左右の腰バインダーへの格納ギミックあり。 さらにコンテナ内中央には取り外しできないモールドのみのファングが覗けます。 | |
■ GNビームサーベル | |
両足爪先に固定装備されるビームサーベル。 光刃部を爪先のダボにはめ込むだけです。 | |
■ GNシールド | |
左腕に装備される専用シールド。 ビームシールド展開用のフレームを引き出せます。 | |
脱出シークエンス | |
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コアファイターを胸部ごと後ろに引き抜き、胸上部装甲と下方に伸びたスタビライザーを分離!
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首をスライドさせつつ、クローとともに後方に折り込み、主翼を展開します。 | |
■ コアファイター | |
“ガ”シリーズのものとよく似た構造ですが、より航空機らしいイメージですね。 顔がそのまま機体下についています。 |
■ サーシェス戦場の戯言台座 |
ACTION
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首は球体関節一つですが、可動域は充分確保されています。
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肩フレームの付け根に前後軸があり、胸を開く動作が可能です。 また肩アーマーは上に上げることができ、可動範囲が広がっています。 | |
腕は画像のあたりまで上がります。 肘は一見単軸ですが、ぐ〜っと曲げていくと、内部からフレームが伸び、最終的には180度近くまで曲がります。 | |
腰は太陽炉の付け根が軸×(たぶん)ボールジョイントでフレキシブルに動きます。 左右に360度回転もOKです。 | |
股関節はかなり硬く、左右開脚は90度も曲がりません。 フロントアーマーが左右独立でボールジョイント可動しますので、前後への振り上げ角はある程度とれます。 膝も単軸ですが、軸関節自体が大きく、充分な可動範囲を持っています。 | |
足は付け根がボールジョイント、あとは爪先を上げる軸があるくらいでシンプルな構造。 もともとの足が細いこともあるので、接地性は良い方だと思います。 |
POSE | |
■ パーツ一覧 | |
オプションハンド×8/GNファング(収束モード×4、展開モード×2、魂STAGE用ジョイント×2)/GNビームサーベル/肩部安定翼(軟質×2、硬質×2)/GNバスターソード/GNシールド
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【評】 スタイルOK、ギミック面でも盛り込めるものはおおよそ盛り込んだと、上々の仕上がりに思います。 特にファング攻撃を再現して遊びの幅を広げたことは、素晴らしいことと思います。 可動面で股関節がちょっと自由に動かない印象ですが、ここもまあ及第点です。 ただ、ほとんどが宙に浮かんでいた機体ともあって、台座を使う機会が多かったのですが、機体側にジョイントを確実に噛ませられるポイントが非常に少ない。 加えて、魂STAGEは支柱のジョイントを挿す部分の強度があまり強くなく、アルケ―のような大柄の機体をセットすると外れてしまいがちになり、かなりフラストレーションが溜まりました。 股間下にちょうどよいビス穴が開いていたのですが、径が違うのでハマりません。 いっそこのあたりとかにガッチリ接続できるハードポイントを探るべきなのではないでしょうか。 本体のポテンシャルはかなり上昇していますが、それを最大限に活かすため、次のステージへの課題が浮き彫りになってきたように思われます。 | |
■ フルコンプ | |
こんなもんホントは無いッスよ!
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