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トランスフォーマー ビーストウォーズ ホワイトクロー レビュー

1997年 購入
■発売元:タカラトミー
■価格:2,280円(本体のみ税込)
■サイズ:全高約17センチ(ロボットモード時)


正統派(?)ロボット路線からクリーチャー系キワモノ路線への転進を図り、見事なヒット作となったトランスフォーマー・ビーストウォーズより、幻の副官・ホワイトクローのレビューです。

ホワイトクローは、海外ではポーラークロー(POLAR CRAW)と表記されるマクシマルズの歩兵指揮官。

現在のボイジャークラスにあたるメガビーストクラスでありながら、CGアニメ本編には登場しなかった不遇のキャラではありますが、いろいろ妄想して遊ぶのは楽しかったり。

ちょっと黄ばんでいてスミマセン。






ホワイトクロー ビーストモード


■ FRONTE


■ REAR


モチーフは、シッポがチャームポイントな白クマ。

マッチョ体形というかぶ厚いですが、けっこうカワイイ。

脳改造手術されたような頭部、傷跡が刻まれたような右前足と、それらしく走った分割線がステキです。





お尻を下に押し込んでやると、後ろ足付け根の軸に連動して顎が開き、牙をむきます。




アイドルは歯が命!


■ シークレットウェポン


BW初期のアイテムには「シークレットウェポン」と呼ばれる暗器的趣向のギミックが付いていました。

で、まず、このホワイトクローの左前足は、ボタンを押すとスプリングで勢いよく飛び出すホネホネクローが仕込まれています。
ゾンビ映画にでも出てきそうな悪趣味ギミックですが、当時はいたく感銘を受けました。







さらに、右前足はボタンを押すと射出され、空中でロボティック・バットに瞬間変形!!

「北極の対決」としてセット発売もされた同格のプレダコン・スコルポスにもハサミが蜂になる同様のギミックがありますが、とにかく楽しいです。






ホワイトクロー ヘンシン


立ち上がり系のシンプル変形ですが、前足をガンキャノン的に処理するのはありそでなかったアイデアですね。














ホワイトクロー ロボットモード


■ FRONTE & REAR


■ BUST UP


たくましく割れた腹筋とガッシリ広い肩幅がレスラーを彷彿させるロボットモード。
毛皮や筋肉など有機的な意匠を残しつつ、回路やチューブなどメカ的なデザインとの融合を図るデザインは現在のムービー系トランスフォーマーの先駆的なイメージです。

もちろんロボットモードでもシークレットウェポンは生きています。





初期のビーストウォーズアイテムにはミュータントヘッドと呼ばれる別の顔(右)が付いています。

ホワイトクローの場合は表裏を反転させますが、確かにミュータントヘッドの方がしっくりくるような・・。



■ 可動について



首は左右軸回転、肩・肘・前足(キャノン)基部がボールジョイント、股関節は多少アソビのある前後軸、膝が前後軸となっています。

躍動感の伴うアクションはちょっと無理がありますが、各部それなりに動きます。







POSE
















【評】

下半身があまり動かないのでポージングも単調になりがちですが、それを補って余りあるシークレットウェポン・ギミックの楽しさが魅力です。

可動を中心に改修し、【変形!ヘンケイ!シリーズ】等でリメイクして欲しいキャラクターに思います。

シュールなミュータントヘッドは、ぜひ、復活の方向で!







最終更新 04/17/09