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スーパーロボット超合金 ビッグボルフォッグ レビュー



■ 発売元:バンダイ
■ 価格:4,200円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約 12.5センチ(頭頂高)

■ 登場作品:勇者王ガオガイガー
■ シリーズ名:スーパーロボット超合金

■ 12年5月01日登録

最強勇者ロボ軍団の一角、GGG諜報部所属のボルフォッグが「 三身一体 」で強化合体
した姿・ビッグボルフォッグがスーパーロボット超合金より登場!

ハイパーツールをドッカンドッカン振り回す機動部隊のメンツと比べるといささか地味
ではありましたが、ここ一番で見せた活躍はまさにいぶし銀でした!!



■ FRONT & REAR
勇者系合体戦士としては統一感のある造形と色調を忠実に再現。

見た目は細身でコンパクトな印象ですが、手に取ってみればズッシリと
超合金らしい重量感を味わえます。

巨大なローターが目を惹く SIDE‐ガングルー。

これまでのスパ金ガオガイガーシリーズ同様、『 小顔 × ワイドな肩装甲 』
で、抜群のプロポーションがさらに強調されています。

鎖カタビラを象った胸元の意匠にもスミ入れが施されているなど、
細部の仕上げも抜かり無し!


4000マグナムが鈍い輝きを放つ SIDE‐ガンドーベル。

肩、胸、腰のパトライトはクリアパーツを使用して、質感が
高められています。


影の軍団イメージな頭部は起伏に富んだディテールが再現され
塗り分けも良好です。

額のGストーンはメタリック塗装ですが、ぜひ、クリアパーツ化して欲しい。
(あと、ちょっと色目が違う気がする。)


ガオガイガー、超竜神と3ショットで主役級ロボ揃い踏み!

設定通りに縮尺すると、ビッグボルフォッグはもっと小さく、10p 程になってしまうので、
個人的にはこの位のバランスでよいかなあと思っています。


■ ムラサメソード
左腕、ガングルーのローターブレードを高速回転させ、斬撃や防御に用いる。

差し替え式エフェクトはPET製でなくABS製クリアパーツで頑丈。
通常ローターともに基部ジョイントで回せますが、よくある惰力でクルクル回るしくみではありません。


■ 4000マグナム
右腕、ガンドーベルのマフラーから放つ、マグナムというよりはマシンガンな武装。

エフェクトは銃口にそのまま挿し込むだけなので着脱も比較的楽です。


■ ジェットワッパー
ボルフォッグ時にも使う巨大投げ手錠。
DX 激音合体では両端に付いていたんですが、実際どーでしたっけ?


安定翼やスラスターも造形。

手錠は開閉可能で、ワイヤーはリード線で自由に曲がります。


■ OPTION HANDS <RIGHT>

拳骨(デフォ)/握り手(ジェットワッパーなど用)/印を結ぶ風の手/手刀/平手

■ OPTION HANDS <LEFT>

拳骨(デフォ)/握り手(ジェットワッパーなど用)/印を結ぶ風の手/手刀/平手



■ 魂STAGE接続ジョイント

専用ジョイントで股間にガッチリ固定されます。
クリアパーツ製で腰アーマー内に隠れるので見栄えも悪くありません。



ACTION


頭部は顔と首、首と胸がボールジョイント接続。


必要充分ですが、もう少し上を向ければさらに良かったと思います。
肩は、本体との間に黒い関節パーツが咬まされており、それぞれボールジョイント接続。


さらに肩アーマーもスイング式のボールジョイントで接続されているので、広い可動域と複雑な動作を実現できます。


前後に大きくスイングでき、水平以上に腕を上げることも可能です。
肘はニ重関節。


腕の形状は異なりますが、左右とも90度以上の可動域を確保。
体幹は胸、腹(紫)、腹(銀)と腰の4分割構造。


胸と腹(紫)が二重ヒンジ、腹(紫)と腹(銀)がボールジョイント、腹(銀)と腰が軸接続になっているようです。


前屈方向にはよく曲がりますが、反らし方向にはほとんど曲がりません。
腰アーマーは内蔵軸で左右に引き出し、角度付けも可。


股関節は左右連動で引き降ろして可動域を拡げることができます。
左右開脚は180度をクリア。


前後開脚は、前には90度程振り上げ可能ですが、後ろ方向にあまり動かないので 実質90度+αくらい。


腰アーマーは軸で前後、上下に動くので、大きな動きでもシルエットを極端に崩すことなく追従します。
腿の付根に回転軸アリ。


大きく回すと前面上端部と関節が干渉して傷つきそうなのでご注意ください。


膝は二重関節でほぼ180度曲がります。



足首は軸で前後にスイングし、爪先部も独立可動します。


左右にも若干動きますが、あまり大きく振れないので接地性はイマイチ。






ギャラリー



























■ パーツ一覧

オプションハンド×10(デフォ拳含む)/ 4000マグナムエフェクト / ムラサメソードエフェクト / ジェットワッパー / 魂STAGE 補助パーツ



【コメント】

可動は、体幹や股関節にクセがあり、やや取っつきにくくなっていますが、スーパーロボット超合金として標準的な性能を備えているように思われます。

肩関節はシンプルな外観の中に、より洗練された動作を可能にするしくみが取り込まれており好印象。

また、腰アーマーの処理は好き嫌いが別れるポイントですが、扱いやすさ、より自然に見せるよう工夫されているという点で前作の超竜神より一歩前進していると思います。

私的にスパ金は可動にギミックを組み込んでいくものと捉えており、ROBOT魂や他社のアクションフィギュアとも一味違うアプローチで、これが今のところスーパーロボット超合金の一番の楽しみとなっています。

さらに各関節保持力は適度にタイトになっており、ガオガイガー(初版)の下半身や超竜神のクレーン・ラダーのようにズルズル崩れていくような部位はなく、改善の跡がうかがえます。

造形面は本文にも書いたとおり、さらにプロポーションが洗練されており、これまた好印象!

厚い胸板とくびれた腰はメリハリが効いておりスタイリッシュ!

変形や合体を棚上げにしたからこその出来栄えですが、これは評価すべきでしょう。

オプションも頑張っているとは思いますが、やはり機動部隊の2体と比べるといささかおとなしく感じます。

大回転魔弾は端から無理として、PET製のメルティングサイレンエフェクトくらいはいけたかも。

あとはノンスケールの護隊員フィギュアとか・・・使い出がありそう。(笑)


スパ金ビッグボルフォッグは本人?のキャラ通り、地味な秀作といった第一印象でしたが、動かせば動かすほど楽しさが深くなっていく実感があります。

ガオガイガーのファンのみならず、幅広くおススメできるアイテムではないでしょうか。




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